こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
いよいよ今年最後の1日となりました。2021年12月31日、大晦日の今日の投稿では、今年1年を振り返ってみたいと思います。
当ピアノ教室の2021年は、弾き初めチャレンジからスタートしました。
年明け早々に、各ご家庭で1年最初の、お子さんのピアノ練習の様子を動画撮影していただき、生徒さんに新しい年の抱負を宣言してもらいました。みんな元気いっぱいでしたね!
シンガポールの出張ピアノ教室/弾き初めチャレンジ2021第1日目(6歳女の子)
シンガポールの出張ピアノ教室/弾き初めチャレンジ2021第2日目(6歳と9歳の兄妹)
シンガポールの出張ピアノ教室/弾き初めチャレンジ2021第3日目(10歳の女の子)
シンガポールの出張ピアノ教室/弾き初めチャレンジ2021第4日目(11歳の「紅蓮華)
シンガポールの出張ピアノ教室/弾き初めチャレンジ2021第5日目(レッスン開始3か月5歳の女の子)
シンガポールの出張ピアノ教室/弾き初めチャレンジ2021第6日目(ピアノ歴1年7歳の女の子)
規制強化、再強化に心が折れそうなときもオンライン対応でレッスンを続行しました!
どんな状況になろうとも、ピアノを奏でたい気持ちに必ず応える
これは当ピアノ教室の指導方針であり、音楽の力を伝える役割を担う、指導者としての私の使命です。
規制が強化されたからといって、出張レッスンが禁止になったからといって、レッスンを休む理由にはなりませんよね?
シンガポールの出張ピアノ教室/まさか!規制再強化のニュースを受けて。
fairy wish creationは、コロナに屈したりしません♬
シンガポールの出張ピアノ教室/則子先生、ハイブリッドレッスンで限界に挑む?!
当ピアノ教室は、規制が強化されて、出張レッスンが禁止の措置が講じられている期間も、全てのレッスンをオンラインレッスンに切り替えてレッスンを継続し
2021年も、2020年に続き、新型コロナ肺炎によって教室を休講をすることは一度もありませんでした。
オンラインレッスンは画面越しのレッスンなので、よりわかりやすい指導をするには、対面レッスンとは別のスキルが求められ、指導者もそれらを学び続ける必要があります。
当ピアノ教室ではデバイスの使い方にも一工夫。出張レッスンとは違う指導のアプローチもするので、普段と異なる視点から生徒さんの成長が見えて、新鮮な発見もたくさんありました。
画面越しのコミニュケーションは大人には「足かせ」に見えても、子どもにとっては冒険の宝庫。可能性は無限大です!
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シンガポールの出張ピアノ教室/【規制再強化Day1】祝!オンラインレッスンデビュー5歳ちゃん♬
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シンガポールの出張ピアノ教室/オンラインレッスン2021「にぎわい♬写真展」。
2021年は、新型コロナ肺炎の市中感染者の増加に伴い、規制強化、緩和、再強化と、めまぐるしく変化する対応についていくのに必死の1年でした。
学校の対応も、その都度変わり、急な知らせに振り回され、保護者の方々は、日々緊張の連続で、ご苦労も多かったことと思います。
出張ピアノの先生としては、飲食店での店内飲食の禁止措置は、状況を考えると致し方ないと頭で理解できても、実際こんな「あおり」も受けました。
レッスンが突然お休みのとき、ファストフード店やカフェの利用が一切できないため、どこにも行けず。。。
適当な場所がなくて困り果て、人混みと直射日光を避けつつ、結局バス停のベンチが最適と、1時間じっと座って時間を調整したことが数回。。。
これも今だから笑って話せる「コロナ禍の出張ピアノレッスンエピソード」の一つと言えるかもしれません。
コロナ禍で改めて実感した、シンガポールでのピアノ指導にかける執念。
みなさんご存知のように、シンガポールでは日本と違って、先生の自宅でピアノの個人教室を開講することは法律で一律禁止されており、これらは全て違法です。これはシンガポール人も、私たちPRも同じです。
シンガポールで個人のピアノ教室を経営する方法は、ショッピングセンターなどのスペースを借りて教室を開くか、生徒さんのお宅に出向いて出張ピアノレッスンをするかの、2種類の選択しかありません。
出張ピアノレッスンは、移動に体力を必要とし、思いのほか大変ハードですから、おのずと「やる気」が問われますが
だからこそ私は今までこの30年の間、どんな状況でもレッスンを継続できたのだと思っています。これは大変ありがたいこと。なぜかというと
もし、シンガポールでも自宅でピアノ教室の開講が可能だと仮定して。。。
もちろん、家で教えることがラクだとは決して言うつもりはありませんが
家にいて生徒さんを待つ立場でいたならば、出張だからこそ直面する、いわば【試練】の数々を体験はおろか、想像すらできないことは事実です。
それは一見得をしているように見えても実は、指導に対する【覚悟】や【自覚】を自分自身に問うチャンスを失っていることになるのではないか?
私はそのように感じるのです。
♣︎スコールの直撃を受けて身体中びしょ濡れになった
♣︎水たまりの上を猛スピードで走った車に、顔に水をかけられた
♣︎炎天下でサンダルのヒールが溶けて裸足で歩いた
♣︎タクシーで道を間違われた挙句、罵声を浴びた
♣︎エレベーターに30分閉じ込められられた
これらは、日常リアルに体験しているエピソードばかりですが、ほんの一部でしかありません。想定外のアクシデントに見舞われるたびに
イヤイヤ我慢して
仕事だからしょうがない
と諦めの境地のような気分で出張レッスン先に向かっていたら、それは必ずレッスンに響きます。
集中力を欠き、指導にも身が入らないでしょうから「それなり」の内容にしかならず、続けられてもせいぜい10年が限界でしょう。
それでは、せっかくのレッスンなのに生徒さん、指導者双方とも低い満足度しか得られませんよね。とても不幸なことです。
かろうじて継続できていたとしても、このコロナ禍です。想定外の事態に対する耐性が育ってなければ、的確なアイデアも浮かばず、迅速に対応することもままなりません。
心の余裕を失い、精神的打撃をまともに受けて、前に進む気力すら失っていたかも知れません。
オンラインなんて準備も大変だし、機材も買い揃えないといけない。考えただけで面倒くさいし、もともとオンラインは好きじゃないからやらない
いろいろ理由を並べて現実から逃げ、事態が落ち着くのをひたすら待ちながらお茶を濁すような結果を招いていたかもしれません。。。
コロナが私に教えてくれたことがあります。それは
シンガポールで1番長い指導歴の日本人のピアノの先生としてのプライドを持つこと。
目指していた訳ではないけれど、気がついたら「1番」の場所に立っていました。注目されることも増えました。大変名誉なことです。しかし同時に責任の重さも実感しています。
どんな状況でも諦めずにコツコツ毎日レッスンを続けてきた、ただそれだけで今があるわけですが
この結果は自分1人でいくら努力をしても、決して得られたわけではありません。
多くの方々の支えや、お力添えをいただいてきた歴史の積み重ねがあってこそ、今の私があるのです。
今年2年ぶりに開催が実現した日本人会での定期発表会は、私にとって大切な節目の会でした。
【会場開催決定】第25回発表会!2021年もシンガポールのピアノ教室最多開催数の記録を更新します。
シンガポールの出張ピアノ教室/本日、第25回発表会を開催します!
今までのシンガポールでのピアノ指導の30年を振り返る時、そこには必ず生徒さんの笑顔、そして保護者の方々の温かいご協力や励ましがあります。感謝の念は常に絶えることがありません。
2021年の発表会は、生徒さんの保護者の方々にスタッフさんとして多くのご尽力をいただき、一丸となって取り組んだ、まさに音楽の力を結集した、当ピアノ教室のチームワークの結晶です。
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part1
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part2
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part3《司会スタッフ編》
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part4《祝!パパステージデビュー》
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part5《レセプションスタッフ編》
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part6《小さなふれあい編》
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part7《総集編》
シンガポールの出張ピアノ教室/【第25回発表会】保護者の方々のご感想Part8《ゲスト編》
当ピアノ教室は、ピアノが弾けるようになること、ピアノを弾くことの喜びを知ってもらうこと「だけ」を目指している音楽教室ではありません。
ピアノを学ぶことを通して音楽の力の恩恵を受け、ピアノを奏でることで豊かで幸せな人生を送るための心を育てるお教室です。
新しいことを学ぶことは、決して楽しいことばかりではありません。時には挫折も味わいます。だから
当ピアノ教室では楽しいレッスンをしますとは一切謳ってはいません。
それでは耳あたりの良い言葉を使って、子どもたちの純真な心をあざむくことになってしまうからです。
「楽しい」はずなのに「頑張って」と言われる・・・
それでは子どもの心に矛盾が生じると感じませんか?
レッスンと遊びとは違います。その違いはズバリ、自らの成長を、子ども自身が実感できるかどうかです。
成長の手応えを自分自身でつかめたとき、子どもは満たされた気持ちになり、幸福感を感じます。
俄然やる気が出ます。
やる気が出ればもっと成長できます。
成長できれば面白くなります。
面白くなればピアノを弾くことが楽しくなります。
楽しくなればもっと練習します。
もっと練習すれば上手になります。
上手になれば周りの大人からほめてもらいます。
ほめてもらえば嬉しくなります。
嬉しくなれば、もっともっと練習したくなります。
もっともっと練習すれば、もっともっともっと上手になるのです。
当ピアノ教室は、頑張ること、努力することを楽しめる子どもを育てます。
ピアノを通して未来をたくましく生きる子どもたちの生きる力を育みます。
当ブログをいつも応援してくださっている
みなさん!2021年もありがとうございました!
新しい年も、すこやかな毎日をお過ごしくださいね。
音楽の恵みが皆さんにたくさん降り注ぐ心豊かな毎日となるように、新しい年も音楽の力を全力で届けてまいります。
どうぞ良いお年をお迎えください。
fairy wish creation代表
塚越 則子
♬おまけ♬
年越しそばは「出雲そば」。
島根生まれの私は、出雲のおそばに思い入れがあります。
本来割子で食べるのが本式ですが、今日はワンディッシュで手軽な納豆そばにしました。