こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の⑧
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
今日は、当ピアノ教室の生徒さんのママ達からいただいたご質問に答えるシリーズです。
【ママからのご質問②】ピアノをやめたいと思ったことありますか?
【ママからのご質問③】電子ピアノをリビングに置く時に気をつけるポイントは?
【ママからのご質問④】ピアノの先生は普段どんな曲を聴いていますか?
【ママからのご質問⑤】音楽アプリを使うことはピアノの練習にプラスになりますか?
【ママからのご質問⑦】楽しくいろいろな歌や曲に触れる方法としておすすめはありますか?
1日どれくらい練習したらいいですか?
このようなご質問を、保護者の方からいただくことがよくあります。練習時間は年齢や性格、目標や曲によって大きく異なりますが
この方は例外中の例外。毎日7、8時間の練習はザラだそうです。まさに執念ですね!!
シンガポールでも注目!佐賀の海苔漁師のピアニストの「ラ・カンパネラ」52歳で始めたピアノで奇跡が?!
ピアノを習い始めてすぐのお子さんは、まず、毎日練習する習慣をつけることから始めましょう。
練習しない→弾けるようにならない→楽しくない
というループに陥ってしまうことを避けるためです。
何でもそうですが、上達を実感できれば楽しくなって、もっと続けたくなりますよね?
とはいっても堅苦しく構える必要はありません。「練習する」というよりも「ピアノに慣れ親しむ」イメージで、ピアノに向かうことが「日課」になることを目指しましょう。
時間の長さにはこだわらず「毎日継続できる」ことが第1目標です。ピアノは息の長いお稽古です。焦りは禁物。コツコツと練習を積み重ねていくうちに、徐々に上達に必要な持久力や根気が養われていきます。
習い始めの段階では、練習時間は短い方が、むしろ効果的。たとえぱ週末にまとめて1時間練習するよりも、1日数回、5〜10分程度、こまめに練習をした方が上達速度が上がりますよ。
時間の長さを意識せず、練習を毎日のルーティーンに定着させることを最優先にしましょう。何日か練習をサボると、せっかく向上したスキルも簡単に失われてしまいますからね。
手の動き、パターンの基礎練習を毎日繰り返して身体に覚え込ませていくことは、熟練したピアニストにとっても欠かせないことなのです。
毎日の練習が定着するには、ある程度の期間が必要です。一概には言えませんが、ピアノを始めて半年から1年ほどでしょうか。成功の鍵は、何と言っても常に精神的なサポートを欠かさないことです。
たとえ短い練習時間でも、その日に出来たことを大きく取り上げ「がんばったね」と声に出して褒めて、認めてあげることを根気よく続けてくださいね。
子どもにピアノを弾く楽しさを実感してほしい。
そう思うのは、どの親も同じです。そのためには〈つい、毎日練習がしたくなってしまうような環境〉を、さりげなく整えてあげる工夫も必要です。ピアノの音に集中できる静かな時間を確保することもその一つ。
シンガポールの出張ピアノ教室/「聴き上手さん」は「ピアノ上手さん」♬
シンガポールのピアノレッスン/あなたの耳、大切にしていますか?
新しい楽器を習い始める時は、何もかもが新しくて刺激的なので、練習のモチベーションは最高潮に達します。
特にピアノでは、ちょっとした曲であれば、最初のうちはすぐに弾けるようになりますが、難しいのは、このモチベーションをずっと維持することです。
上達すると、より難しい曲が登場し、弾けるようになるにはもっと努力しなければなりません。
多くの子供たちがそこでピアノをやめてしまいたくなったり、挫折感を味わったりします。
これを克服するための魔法のような特効薬は残念ながら存在しませんが、ハードルを超えるための大きな助けとなるのは何と言ってもご家族の応援や励ましです。
シンガポールの出張ピアノ教室/ピアノ導入期終了のサインとは?
シンガポールの出張ピアノ教室/習い始めた子どものピアノを長続きさせるための方法♬
どの生徒さんも、ピアノを弾くことでお家の人の注目を浴びたり、褒めてもらうことが何よりも大好きなのですよ。
子どものピアノの練習に耳を傾けてあげてください。
当ピアノ教室では、生徒さんの音楽的自立を教育方針の一つに掲げているため、宿題は復習がメインです。ピアノ経験者の保護者の方も、お子さんの横について「先生」になって教えていただく必要はありません。
シンガポールの出張ピアノ教室Q&A ⑨/〜親はピアノ未経験者で、子どもに教えられませんが大丈夫ですか?
レッスンまでに「完璧」にさせようと、ハッパをかける必要もありません。何をもって、その曲が「合格」かは生徒さん一人一人の年齢や技量によってそれぞれ異なるからです。
時に「余力」を感じた時は、効率を重視して、これから出てくるスキルを「先取り」して指導してしまうこともあります。そんな時は、すぐに「合格」にせずに、じっくりと、深く取り組み、上達のチャンスを活かします。
できないから次の曲に進まないのではなく、とてもよくできているから次に進む前に、ここで一気に難しいテクニックも同時に習得してしまおう!というわけです。
テキストの進度と実力は必ずしもイコールではありません。ピアノは、完璧にできた=合格=次に進む=上達した、という単純な図式ではないですからね。
どこまで踏み込んだ音楽的指導をいつ、どのタイミングで、どれくらいの濃さで行うかは、指導者自身にも事前にわからないこともあります。子どもはいきなり、想定外の成長をポンとすることが多々あるからです。
そのため、レッスンでは指導のテクニックや専門的な内容の詳細説明なしに、生徒さんの状況を見極めながら、優先順位を判断して進めることもあります。
限られたレッスンの時間内で、特に幼い生徒さんの場合は、深く集中できる貴重な「ゴールデンタイム」を有効に使うことに気持ちを集中しているため
しばらくして音の違いを聴いて、ようやく「ああ、だから先生は、あのとき〇〇をしていたのですね」と保護者の方から「納得!」とのお言葉をいただくこともありますが(言葉足らずでごめんなさい!)
言葉よりも先に音で感じて欲しいと思うのは、音の世界に生きるがゆえなのだと、どうかお許しを。(汗)
シンガポールの出張ピアノ教室/則子先生の日常【あるある】?!
指導は全てプロにお任せくださいね!!ご家庭ではピアノを教えていただく必要はありませんが
何を弾いているのか、お子さんのピアノの練習には常に関心を払い、鳴っている音に耳を傾けていただくことをお願いいたします。
そして、お子さんの様子やピアノの練習に疑問や変化を感じた時は、いつでもお気軽にご相談くださいね。
お子さんのピアノの上達のために一丸となり
一緒に考え、一緒に育てて
お互いに協力し合いながら最強、かつ最高のチームを作り上げていきましょう♬
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代に必要な「人間力」を育みます。