こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子（つかごし のりこ）です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR（永住権）保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子（つかごし のりこ）は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
今日は、ピアノを習い始めたばかりの保護者の方からよくいただくご質問にお答えしたいと思います。
『習い始めた子どものピアノを長続きさせる為に、親は何をしたらいいのか』
５分、10分の練習の習慣づくりから始めましょう。
当ピアノ教室のお子さんの生徒さんは「習い事はピアノだけ」という方は、ごくわずかです。
他にスイミングや 英語、公文、バレエ、サッカー、チア、と、お稽古のかけ持ちで、1週間のスケジュールは埋められています。
小学校に上がれば学校の宿題も加わって、より一層忙しくなりますが
当ピアノ教室では、たとえ５分、10分でも良いので、できるだけ毎日、ピアノを弾くように心がけることを習慣づけるようにお願いをしています。
せっかくレッスンで覚えたことを忘れてしまってはもったいないからです。
当ピアノ教室では、生徒さんの将来的な音楽的自立を目指すことを指導方針の一つとしており、宿題は復習がメインです。
わからないところはわかるまで繰り返し指導をしますので、ご家庭でピアノを教えていただいたり、予習をする必要はありません。
シンガポールの出張ピアノ教室Q&A〜⑨親はピアノ未経験者で、子どもに教えられませんが大丈夫ですか?
子ども達の日常は、日々 新しいことの連続で、刺激に満ちています。つい何かに夢中になって、ピアノのことを忘れてしまう事があるかもしれません。
なので「今日、ピアノの練習は終わったの？」という お声かけは、多分 どこのご家庭でもされていらっしゃることでしょう。
出来ることならお家の方がそう仰る言る前に お子さんがピアノの前に自主的に座り、1人で練習を始めるようになれば理想的ですが、子どもの気分は移ろいやすいもの。
気分の波に影響されることなく軌道に乗せるには、年月を要し、根気も必要になります。
ピアノの練習をしないと、歯磨き習慣のように、何か大切なコトを忘れたような感覚になる
このように、ピアノ練習が「ルーティーン化」されて、日々の生活に組み込まれていく過程では、真のピアノの面白さや楽しさに目覚めるために必要な「苦い」経験もするでしょう。思うようにいかず、挫けてしまいそうになることがあるかも知れません。
ピアノに限らず、子どもは、単に楽しいだけのことに対しては目的意識を見出せないため、最初のうちは、周りがビックリする程の興味や集中力を発揮しても、やがて鮮度が落ちると、ウソのように飽きてしまいます。
しかし一方で、子どもの脳は本来、学ぶことに強い喜びを感じるようにできており、できないことができるようになった時に味わう達成感は、大人の比ではありません。ピアノの難しさを子どもなりに理解して、それでもなお
もっと上手になりたい!
弾けるようになるためには、もっと練習をしないといけないんだ…
と自覚してからが、本格的なピアノレッスンの始まりです。その頃には、お稽古ごとに必要な「ケジメ」も身に付き始めているはずです。
シンガポールの出張ピアノ教室/私がピアノ指導者として「ごあいさつ」を大切にする理由。
そこまで到達すれば あとはお子さん任せで大丈夫！
周りの大人は、ピアノに集中して取り組める環境を整えてあげた後は、頑張る姿を心から称賛し、応援し、静かに見守ってあげましょう。
特にピアノを習い始めの園児さんから小学低学年のお子さんにとって、保護者の方の心からの励ましや応援の効果は絶大です。
だって お子さんは、みんな お母さんやお父さんが大好きなんですもの！
どのお子さんも、間違いなく出来ることなら お母さん お父さんに「ずっと注目されていたい！褒めてもらいたい！」と、いつも思っています。
その証拠に、レッスンで生徒さんを褒めると、その瞬間、どの生徒さんも同じ部屋にいるお母さん、お父さんに対して、得意気に熱い視線を送っていて
その瞳は、「則子先生に褒められたワタシ(ボク)に、ちゃんと気付いてる?」と訴えています。
なので「ピアノ練習したの？」と問い詰めるばかりでは、お子さんも、白けてしまって、次第にやる気を削がれてしまうかもしれませんよね? しかし、だからと言って黙って放置しておくわけにもいきません。
そこでご提案です。たまにはコミカルに、ちょっとお芝居をしてみませんか？
♡「お母さん 〇〇ちゃんの弾くピアノ大～好き♬ ちょっと聴きたいなぁ」
♡ 「あれ、なんだっけ？今弾いてる曲…思い出せないー(涙) ねえ 弾いてみせてくれる?」
♡「〇〇ちゃん、最近凄くピアノ上手になったよね！ おじいちゃん、おばあちゃんに聞かせてあげたら きっと喜ぶよ、そうだ、動画送ってみない?」
♡「あぁ今日ママ、もうヘトヘト…。でも 〇〇ちゃんのピアノ聞いたらご飯の支度頑張れるかも…お願い！一曲弾いて聞かせて～」
♡「〇〇くん(弟ちゃん)、お兄ちゃんのピアノ聞くとスヤスヤよく眠るよね♪ そろそろ お昼寝の時間だから 弾いてくれる？」
♡「今日は家族みんな揃っているから、〇〇くんのピアノリサイタルやってみない？」
えっ？「そんな子供にお願い事のお芝居なんて、わたし出来ないわ～」と思っているお母さん。どうぞ思い出して下さい！
お子さんがまだお腹の中にいらっしゃる時に 「どうか元気に産まれてきてね」って、お子さんにお願いをされませんでしたか？
考えてみたら、あれから まだたった数年しか経っていないんですよ～
『お子さんにお願い事 全然OKです！』
それでお子さんに、習い始めたピアノの練習の習慣づけのきっかけが掴めて、ご家族もお子さんのピアノ演奏が楽しめる、そしてお子さんのピアノの腕が上がって、意欲が増すのならば、お願いする価値は 充分あると思いませんか?
もちろん、めでたくお願い事が叶ったら、ダメ出しをしたりせずに「ピアノを弾いてくれてありがとう♡〇〇ちゃん(〇〇くん)のピアノとってもステキだったよ」のお芝居の〆の一言も どうか お忘れなく、どうぞよろしくお願い致します♬
お子さんが習い始めたピアノが長続きする、しないの分かれ目は、案外 意外なところにヒントがあるのではないかと、私は長年の指導を通じて実感しています。
お子さんがピアノを習う環境にあることをご家族が全員が心から喜び、幸せに感じているムードが、常にご家庭に満ち溢れていれば、お子さんも、その輪の中に入って、自然とピアノに向かいたくなりますよね?
お家の方は、レッスンをしているんだから、きっちり練習をさせなくちゃ!と堅苦しく考えていただく必要など全くありません。
ピアノのお稽古は持久戦。深刻に構えたりせず、ややこしいことはプロに任せるのが正解。肩の力を抜いて、楽しんだもの勝ちですよ♡
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シンガポールの出張ピアノ教室/1年半のブランクを経てレッスン再開♬お母さんの手記(小3女の子レッスン6ヶ月目)
未だ外出制限下にあって、自由にお出かけが出来ないシンガポールの週末ですが、お子さんのピアノを聴いて楽しく過ごしてみませんか？
ピアノを中心にして、ご家族の笑顔が溢れることを願っています♬
