こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
昨日の出張レッスンで、小学1年生のHちゃんから、とてもよい質問を受けました。
❤︎Hちゃん
「先生、ファにフラットはないの?」
❤︎則子先生
「ファにも、フラットがあるよ。」
「でもね。黒い鍵盤じゃないよ」
❤︎Hちゃん
「え、それでもフラットなの?」
❤︎則子先生
「そうだよ」
以下省略。
みなさんご存知の通り、ファのフラットは、「ミの鍵盤」を弾きます。
ドも同じ。
ドのフラットは「シの鍵盤」を弾きます」
説明を聞いたあと
「へぇー」
「そーなんだー」
と大きくうなづき、鍵盤に指を置いて、再確認をしていたHちゃんです。
この学びは、今後も深くHちゃんの頭と心に刻まれて、ずっと記憶に残ることでしょう。
疑問に思うことは学びのはじまりです。
昨今、誰でも情報が得られる時代になり、教育現場では「大人が一方的に子どもに知識を授ける」というモデルが終焉を迎えつつあります。
学校のあり方もこれからますます変わっていくことでしょう。
実際に、国によってはもう「ティーチャー」という肩書きはなくなり、「ファシリテーター」や「コーチ」という呼び名に変わっているほど。
日本国内でも、さまざまな教育改革が、まさに今、始まろうとしています。
「令和の日本型学校教育」で求められるファシリテーターとしての教員の在り方
学校やお稽古ごとの先生には、今まで重要とされていたティーチングというスキルから脱却し、ファシリテーションやコーチングといったアプローチが求められています。
なんだかカタカナばかりで、とっつきにくいイメージですが
簡単にいってしまえば、指導者には、一方的に知識を植え付けるのではなく、相手の思考力・判断力・表現力を引き出すコミニュケーション能力が求められており、それができてこそプロ。すなわち
先生たちも新しい指導技術を学び、進化していかないと、知らず知らずのうちに時代に取り残されてしまうというわけです。
音楽の世界に目を向けても状況は同じ。専門の楽器の専門知識とスキルが「とりあえずあれば」それで「なんとか一生しのげた」時代はとっくに終わっています。
見えないところでの努力が反映される、実に面白い世の中になってきました。
先生は、今後、子どもたちの活動をファシリテートしていく役割を担うようになります。
ファシリテーションとは、ものごとを活性化したり促進したり、サポートしていくこと。
教育の現場では、子どもたちのふりかえりをうながすことも、先生の大きな役割となります。
子どもたちが自主的に学習を進めるばかりだと、とかく体験だけになりがちなもの。そこで、最後にふりかえりの時間を設けて言葉にしたり文字にして形に残し、考えるきっかけを与えるのです。
ただ単に『頑張りました!』『おもしろかったです』といった感想でなく、内容的にわかったことや自分たちの学び方をきちんと自分で考え、整理させることで次の成長につなげる。
その場限りのムードで終わらせず、系統立てて思考していくことで、学びの質は何倍にもランクアップするのです。
せっかく我が子にピアノを習わせるのですから、そこから、音楽以外のことも含めて、できるだけたくさんの学びを得て、できるだけいろいろな力をつけ、できるだけ大きな喜びを実感して、生きる糧に繋げてほしいと思いませんか?
夢を実現するために欲張っていいのです。いいえ、むしろ
✨欲張って欲しい✨
まだ幼いから?
期間限定のシンガポール暮らしだから?
海外だから?
いいえ、妥協する必要など、どこにもないのです。
「いい質問だよ」と褒められて、すっかりテンションが上がったHちゃんは、流れに乗って見事宿題の課題を合格しました。
さて、次の曲はどんな曲かな?
かわいいイラストに釘付け♡
近々、タイへの旅行を控えていると聞いたので、早速リラックマの「ボンボヤージュシリーズ」のご褒美シールを進呈です♬楽しんできてね。
ドバイ、バンコク、ベトナム、プーケット、バリ、モルディブ、パース…..
この春は、一時帰国の生徒さんに混じり、春休みに近隣諸国を旅行する生徒さんが、とても多いです。
みなさんの周りはいかがですか?
ようやく世の中が明るさを取り戻し、世界が再び動き始めたという実感がする2023年の春です。
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。