こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器演奏のエキスパートです。
今日は、先週金曜日、2021年5/14にシンガポール保健省から発表された「新型コロナ肺炎感染拡大防止策の強化」を受けての、当ピアノ教室のレッスン対応についてのご説明です。
これまで新型コロナウイルス感染症(COVID19)封じ込めに成功してきたシンガポールですが、最近になって、新規感染者が市中で増加傾向に転じたことで、政府は緊急に対策を強化し、私たちの生活は、再び1年前の「都市封鎖」の状態に戻ることになりました。。。
当ピアノ教室は、全ての出張レッスンをオンラインレッスンに切り替えて休まず継続します。
5/14に、シンガポール保健省より発表されました新型コロナ肺炎の市中感染者増加に伴う感染拡大防止措置の強化を受け、当ピアノ教室は、5/17-6/13の期間、全ての出張レッスンを、オンラインレッスン(zoom使用)に切り替えて実施します。
シンガポール保健省からの発表を受けて、シンガポール内に衝撃が走ったのは、5/14金曜日の午後。
発表によると、その時点では「家庭での1日の訪問者の受け入れは2名まで」との説明だけだったので、強行に出張レッスンを続行しようとしていたお教室もあったようです。
たまたまレッスンを終えて、エレベーターで一階に降りてロビーに向かう途中、日本語で
「ピアノは大丈夫だって!! 2名までだから」
と、娘さんに早口で話しかけている、甲高いお母さんの声が、フロア中に鳴り響いていました。(気の毒に、軽いパニックになっておられたようです。。。)出張のピアノの先生とのやりとりだったのでしょうか。
このあたりの見極め、というか、決断というのは、リーダーとしての立場上、ホントに難しいですよね。。。
保健省の会見は英語ですので、文章の裏を読む、と言うか、会話の中に含まれる真理を読み取って「意訳」し、即座に「空気を察する」のは翻訳家でない限り至難のわざとも言えます。
私は、決して語学にたけている訳ではありませんが、シンガポール在住30年ともなると、ある種の「勘」のようなものが働くようになり、海外で異文化に囲まれた暮らしの中では、想定外のハプニングも起こりがちなので、日頃から自然と危機管理能力が高くなっています。
今回の措置に関して私は、シンガポール政府は人の流れと接触を最小限に抑制することを最大の目的としており
国民の健康と命を守るために本気で必死に闘っていて、私たち外国人を含む、全ての住民に対し、不要不急の外出を、しばらくの間、できる限り控えることを強く求めていると、会見の緊迫した雰囲気から、すでに感じ取っていました。
「2名なら大丈夫」なのではありません!
2名とは、やむを得ない状況下においての、あくまでも上限の目安にしか過ぎず(実際、安全の保証など、どこにもありませんよね?)
シンガポール政府は、迅速な対策を講じ、住民に注意喚起を促し、「当面の生活上の決まり」を伝える一方で
すでにもっと「深いところ」での準備も着々と進めており、この最初の発表は、混乱を最小限に抑えるために、人々の反応を見ながら「小出し」にしている、一部分に過ぎない
と、はっきりと理解できたのです。
反射的に決断を急いではいけない!
しかし迅速に、事態の変化に対応しなくてはいけない!
今回、感染予防策強化の会見後、学校関係者の保護者の方々への対応は慎重、かつ冷静でした。
しかし、レッスンに行く先々では、学校から休校やオンライン授業への移行の発表こそないものの
いつオンラインに移行しても対応できるように準備を進めて下さい
とのお達しが届いたり、幼稚園では、いつもは持ち帰ってこない「お道具」を持ち帰ってきたりと、普段と違う様子が多々見られ、徐々に緊張感が高まっていました。(レッスン先での保護者の方々へのインタビューより)
陽が落ちる頃になると、次第に街の様子にも変化が見られるようになり、極端に車の数が減り、街からは人がすっかり消えていました。
そうこうしているうちに刻々と事態は変化し、遂に昨日5/18には、翌19日から学期末の28日まで公立学校の対面授業をやめて自宅学習とすることが正式に発表されたのです。。。
それに合わせるように、シンガポール日本人小学校や各インターナショナルスクールも、5/19水曜日からオンライン授業に移行することが決まりました。
こうなったらもう、当然ですが、出張ピアノレッスンの実施など、完全に不可能です。。。
たった3日の間に急展開。。。
週末を挟んで、事態は一気に、厳しい状況へと変化してしまいました。。。これが、まさにシンガポール。日本とは全く異なる点なのです。
先手を打って、早め早めの対策を講じていて正解でした。安易にとらえ、呑気に構えていたら今頃どうなっていたことか。。。(汗)
当ピアノ教室では、昨日5/16日曜日の午後の時点で、生徒さんお一人お一人の保護者の方に対して、今週から実施するオンラインレッスンについてのお知らせと詳細のメールの配布を、全て完了しています。
私のもとには、すでに、今日からのオンラインレッスンに対して、期待のこもった、たくさんのメッセージが届いていますよ!
心温まるお言葉、大変嬉しいです。中には力強い決意表明もあります。準備の甲斐がありますよ、頼もしいですね♡
では早速その一部をご紹介しましょう♬
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♬則子先生、
ご連絡ありがとうございます😊
お互い体に気をつけて、この時期を乗り越えましょう。こちらこそ、よろしくお願い致します。
♬則子先生
こんにちは。
子どもたちの安全を第一に考えて下さり、ありがとうございます。
こういった状況下でも、毎週楽しみにしているピアノレッスンをしていただけることを、大変ありがたく思っております。
オンラインレッスンについての準備やお約束ごとなど、承知致しました。
幼稚園のオンラインレッスンを受けたことがあるからか、息子は、オンラインに抵抗はないようで、頑張ると言っています✨
デバイスの調整など上手くできるかわかりませんが、できる限り準備をしておきます。
レッスン、よろしくお願い致します🌸
♬塚越先生
ご連絡ありがとうございます。
上記の件、承知いたしました!
細かくご指示いただき助かります。
ありがとうございます。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
♬則子先生
こんにちは。
一昨日の発表でオンラインレッスンへ切り替わりかなとは思っていましたが、未経験のため心配な気持ちでいました。
ですが、ご連絡内容を拝見して安心、楽しみな気持ちへと変わりました。
迅速なご対応、ご連絡、このような状況下で大変ありがたいです🙏
娘が引き続きピアノを楽しく頑張っていけるよう、状況が変わっても変わらずフォローしていきたいと思います😃
レッスン楽しみにしております♪
♬則子先生
ご連絡ありがとうございます。
塾の方も学年によってはオンラインに切り替わるなど連絡が来ておりましたので、ピアノはどうなるのだろうかと思っておりました。
こんな時に迅速に対応して下さり、感謝です。ありがとうございます。
お互いが思いやり、気をつけて、この困難を共に乗り越えたいですね。
♬ 則子先生
ご連絡ありがとうございます✨
初めてのオンラインレッスン、娘より私の方がデバイスの設置など慌ててしまいそうですが
このような状況下でも最善の方法でレッスンを継続してくださること、大変ありがたく思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
♬塚越先生
こんにちは。再び、厳しい状況となってしまいましたね。。
オンラインレッスンへの迅速なご対応ありがとうございます。承知致しました。
今、娘に、オンラインレッスンへの切り替えを伝えたところ「えー、悲しい。。。」との反応でしたが
これを乗り越えて、また先生と直接お会いした時に成長したねーと言ってもらえるよう私もサポートして参ります。
引き続きよろしくお願いします。
♬ 則子先生
ご連絡ありがとうございます。
オンラインレッスンでもまた別の良さがまたあることを実感しています。
色々チャレンジできることを願い、そして1日でも早くまた通常レッスンに戻れることを祈っています。
学校もどうやら水曜日からオンライン授業になるようで、現在ママ達がパニック状態です。
どんな事態にも迅速にレッスンの対応をご連絡くださり、本当にありがとうございます。
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当ピアノ教室は、どんな状況においても、全ての生徒さん、保護者の方々の安全確保を第1に考え、責任を持って、安心して心地良くレッスンを受講することができる環境を整えることを最優先とすることが使命と考えております。
多くのシンガポールの日本人講師のピアノ教室が休講となった、昨年のサーキットブレイカー期間中の3ヶ月間も、当ピアノ教室はレッスンを休まずに継続し、全てのレッスンをオンラインレッスンに切り替え、一人一人の成長を見届けた数々の実績があります。
激動の3ヶ月を経て兄妹が奏でるBeautiful Harmony
しかし、7月以降にシンガポールに来られたご家族にとっては、今回が初めてのオンラインピアノレッスンの体験となります
どうやら保護者の方々には、「ソフト面」ではなく「ハード面」での不安があるようですね?
デバイスの設置や接続など、デジタル機器の扱いは、とかく緊張感が伴うものです。だけど大丈夫、緊張は私も同じですよ(笑)
通信状況によって接続が不安定なことなどもありますので、臨機応変に進めていき、少しずつ慣れていきましょう♬
お子さん達は普段からゲームなどを通して、デジタルの世界に親しんでおり、頭も柔軟なので、大人があたふたしている間にも、すぐに慣れて、やり方をサッと覚えてしまいます。
当ピアノ教室のレッスンは、音楽の力の恩恵を受けながら、未来をたくましく生きる人間力を養う、心と音楽のレッスンです。
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かつて経験したことのない未曾有の出来事が続く昨今ですが、どのような状況でも、私のピアノに賭ける思いは決して変わることはありません。
ピアノを奏でる喜びを実感していただけるよう、ピアノが健やかな毎日に貢献できるよう、これからも指導者として日々研鑽を続け、最善を尽くしてまいります。