こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、昨日の続編です。
昨日の記事はこちら。
現在、Rちゃんが、ハリーポッターのテーマ曲の練習に併せてレッスンに取り入れているのは、日本のピアノ教室で、いま主流となっている、子どもの音感トレーニングです。
今日は最後に、動画もご覧いただきますね。
これらをマスターしていると、曲を弾くときに大変有利です。なぜなら
✅音の仕組みがサッと理解できて
✅曲の上達が早くなり
✅自由自在に音を操ることができる力が身につく
から。
最先端の教育事情に敏感な国内のピアノ教室が、注目しているのも納得です。
リトルピアニストの皆さんたちと同じように、則子先生も、先鋭のピアノの先生たちと切磋琢磨し、より良いレッスンのために日々さまざまな研究を重ねています。
早く上手になって
たくさん楽しんでもらいたいですからね!
ピアノ経験者の保護者の方々は特によくご存じのように、ピアノレッスンは時代とともに改善され、どんどん進化しています。その好例がこちら。
最近あまり聞かなくなった「絶対音感」教育。その理由とは。
一昔前、「絶対音感をつけてあげますよ」
という謳い文句が、ピアノ教室のキャッチコピーとして流行った時期がありましたが、最近は影を潜めていることに、みなさんお気づきでしょうか?
先日参加した、ピアノの先生が参加するオンラインミーティングで、たまたまその話題が出たのですが、かつては
指導者の側が、絶対音感と相対音感をきちんと理解できておらず、混同していたのではないか…
ということで、先生方の意見が一致しました。
ミーティングに参加しておられたのは、第一線で国内で活躍するピアノ指導のプロ中のプロ。指導キャリアも長く、お教室は常に満席を誇る《つわもの》ばかりですので、信憑性は《推して知るべし》です。
そもそも
音当てクイズでドレミや和音を当てるトレーニングで、絶対音感は身につきません
身につくのは相対音感です。
絶対音感と相対音感の違いについては以前にも何度か触れていますので、ここでは割愛しますね。
絶対音感と相対音感の双方からお答えします。鉄道マニアで話題になった京急vvvfインバータのド、レ、ミ①
絶対音感と相対音感の双方からお答えします。鉄道マニアで話題になった京急vvvfインバータのド、レ、ミ②
絶対音感と相対音感の双方からお答えします。鉄道マニアで話題になった京急vvvfインバータのド、レ、ミ③
絶対音感があると、音を、ドレミといった「ザックリ」ではなく、ヘルツの一の位の単位で聞き分けることができるため、バイオリンやギターなどピッチの調整が必要な楽器を演奏する時に役立ちます。
ただし、ここが重要なポイントなので、特に強調しておきたいのですが「音楽家になるには絶対音感が必須」というわけでは決してありません。あくまでも「有利である」ぐらいです。
音楽の仕事現場では「絶対音感」について言及する人は誰もいません。その理由は
特に必要としないから
え?
と驚いている方に、改めてお伝えしますね。
日本音響学会の学会誌では、絶対音感はひとつの能力に過ぎず、音楽的才能とは別のものだと明記しています。
音楽教室に限らず、幼児向けの教育プログラムでは、魅力的な教育効果を強調する機関が多い一方で、プロの視点から見ると?????な内容も多く存在し、とにかく情報が氾濫しており、真実を見極めるのが年々難しくなっているなぁというのが現状です。
「今だけ」「小さいうちに」などのキーワードに踊らされたり、煽られて、すぐに飛びつかないよう、くれぐれも気をつけてくださいね。
さて、本日最後にご紹介する動画は、音階とカデンツの抜き打ちテストを決行した時のRちゃんの様子です。
ドキドキ感を醸し出す口調で盛り上げてみました(笑)
全てノーミスで弾けて、またまたニヤリ♬
音階とカデンツを理解していると合唱でも一歩リードできますよ。
Rちゃんは”シンガポール・シンフォニー・オーケストラ、通称SSO”のジュニアクワイアのメンバーとしても活躍中です。
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。