こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
今朝、次のレッスン先に徒歩で向かいながら、道に迷い、時間に遅れそうなのでメッセージを送ろうとしているのに、送信がなかなかうまくいかずに焦っているところで目が覚めた則子先生です。夢でよかった!
7月は、お引越しの生徒さんが2軒あったり、本帰国された生徒さんのレッスン時間に新しい生徒さんをお迎えしたり、夜に大人レッスンを開始する予定があったりと、いくつかの変更が控えているため、準備の段取りを考えながら眠りについたことが影響したのかもしれません。。。(汗)
シンガポール日本人小学生クレメンティ校では、オンライン授業実施中のときの足りない分を補うために、7月は授業数を増やすことが決定し、曜日によっては
普段レッスンを実施している時間帯に、生徒さんがまだ帰宅していない
という事態が発生してしまうため、当ピアノ教室でも、急遽、フレキシブルな対応をする必要性が出て来ました。
あらかじめ予定していたこととは別に、予期せぬことも突発的に次々と起こるコロナ禍ですが、慌てずに落ち着いて、その都度、最善を尽くして、一つ一つ、問題を解決していくしかないですね。
学校、幼稚園などの教育の現場での先生方、スタッフの方々のご苦労を思うと、いつも頭が下がります。
昨日、今日は5週目で、当ピアノ教室の出張レッスンはお休みです。私は、来月からのスケジュールの再確認をしたり、連絡事項を済ませたり、自分の練習をしたりと、いつもの日曜日と同じ様に過ごしています。
シンガポールの出張ピアノ教室Q&A ⑫/日曜日のレッスンはありますか?
普段と変わりなく、練習の成果を披露する動画が届いたり、生徒さんが登校する時の朝の空のお写真が届いたりしていますよ。
写真はウエスト地区の生徒さんのママからのシェア。昨日の朝、キレイな虹が見えたそうです♬
さて今日は、出張ピアノレッスンハプニング編①と題して、レッスン時間のコンドミニアムで、リフトに閉じ込められた時のエピソードをお話します。
リフトの扉が開かない!電波が届かない!
ある日のレッスン先でのこと。ご兄弟のレッスンを終えて、別の棟の次のレッスン先に地下を通って向かおうとリフトに乗ったところ、地下に着いても
ドアが開きません!
階数ボタンを押しても全く無反応です。
緊急ボタンを押すと、すぐにコンドミニアムのセキュリティスタッフからの応答があり「今、どの階にいますか?」と聞かれたので「地下です」と答えて状況を説明すると
「修理の会社にすぐに連絡するから5分だけ待ってください」
との返事。
その時点で、「あ、これは、シンガポール〈あるある〉だ!」とピーンときて
お家にアップライトピアノがやってきた!シンガポール「あるある」お引っ越しドキュメント。
5分は絶対にあり得ないでしょ・・・と思ったので、すぐさまiPhoneの連絡先のデータを見ながら、次のレッスンの生徒さんのお母さんの携帯番号を伝えて
「ここに今すぐ電話をして、ピアノティーチャーがリフトの中に閉じ込められていますと伝えて下さい」
とお願いすると
「OK」
と、快諾してくれたので、ひとまず安心しました。リフトの中は電波が届かないのでメッセージも送れず、直接連絡を取る手段がないのです。。。
修理の人を呼ぶとなれば、これは長丁場になりそうだなと私は覚悟を決め、立ったまま、なるべく体力を使わないようにリラックスすることに意識を向けるようにしました。その間も、時々、リフトに備え付けのスピーカーから
「落ち着いてね」
「大丈夫だからね」
と声がしたり、外からリフトのドアをノックして
「扉の外で待ってるから心配ないからね」
と励ましてくれていたので、閉じ込められているとはいえ、さほど恐怖を感じることはありませんでしたが、結局
30分閉じ込められたまま
だったので、次の生徒さんのお母さんの心配は極限に達していたようで、私の姿を確認するなり
「先生!!!!!!大丈夫ですか?」
「歩けますか?」
「レッスンよりも先に、まずお水飲んで下さい!」
と、一目散に駆け寄ってきて、涙声で矢継ぎ早に話しかけてこられたので、申し訳なさでいっぱいになってしまいました。。。そんなお母さんの様子に圧倒され「固まっている」6歳ちゃんのことも気になり
「お待たせしてごめんね。先生は平気だよ」
とゆっくり話しかけると、やっと少しだけ笑顔を見せてくれたのでホッとしました。
シンガポールでは、外国人を含めて高層住宅に住んでいる住民が大多数なので、リフトは生活をしていく上で欠かせません。
高層階に住んでいるのに、私のアクシデントをきっかけにして、万が一、生徒さんがリフトに対して怖いイメージを持ってしまったりしたら一大事。日常に直接差し障りが出ますので、それだけは何としても避けなくてはいけません。
どんなことがあっても、取り乱した姿を生徒さんに見せては、指導者としてプロ失格です。
次のレッスンはセントーサ島で、15分ほど遅れてしまいましたが、本当の理由を告げることなく普段通りレッスンをしたので、当時7歳だった生徒さんは、このエピソードを全く知らないまま本帰国されましたよ。
さすがに帰宅してからは、張り詰めていた気持ちが一気に緩み、ドッと疲れが押し寄せてきて、身体中の力が抜けてしまいましたが、怪我をしたわけでも何かを失ったわけでもないので結果オーライです♬
もともと私は、自分の身に何か予期せぬことが起こった時、その直後に大騒ぎして誰かに伝えようとしたり、話を盛って気を引くことを好まない「構わないでちゃん」タイプです。
【シンガポール歴29年】ピアノの先生が実践している、最強のメンタルマネージメント
シンガポール⇄日本空でつながっているANA格納庫演奏〜葉加瀬氏とチーム羽田オーケストラによる「Anorher Sky」②
シンガポールに住んでいると日本では想定できないような、びっくりハプニングは日常茶飯事ですから、そのたびに過剰に反応して気持ちをアップダウンさせていたら、それだけで消耗してしまって「生きてるだけで精一杯」の余裕のない状態に陥り、良いレッスンをすることは到底できなくなってしまいますからね。
これまで30年の間、シンガポールのあちこちを周り、出張ピアノレッスンをしてきた経験を通していま、私が痛感しているのは
シンガポールで出張ピアノのレッスンを継続していくには、心と身体の両方の健康を常に「良好」に整えることが重要であり、心と身体、そのどちらが欠けていても、うまく成立しないということ。
私は、ピアノ指導者として、メンタルマネージメントを意識する時、いつも
いいピアノの音が出せるかどうか
を、心のバロメーターにしています。音はその人の性格や感情を、そのまま現すからです。
キレイな音を出したかったらキレイな心でいればいい
優しい音を出したかったら優しい心を持てばいい
そう。楽器って、実はとっても正直なのですよ♡
コロナ禍において、人類は未知なるウイルス感染症に直面し、
しかし、
コロナ禍をはじめとして、
音楽は、どんな人の気持ちにも寄り添ってくれる、穏やかな作用の、いわば「心の万能薬」です。もちろん、副作用の心配もありませんから(笑) どんどん利用しちゃいましょう♬
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代に必要な「人間力」を育てます。
シンガポールのピアノ教室/新時代に必要な「ライフスキル」を育成するピアノレッスンとは。
シンガポールの出張ピアノ教室/体験レッスンへのお問い合わせの最近の傾向についてお話しします。