こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
今日は、5月6日に発売された、ピアノ教育に関する書籍のご紹介です。
『AI時代最強の子育て戦略 「ピアノ習ってます」は武器になる』(音楽之友社)は、発売以来、子育て世代を中心に話題となっている一冊です。
巻頭の「プロローグ」から引用すると
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「『ピアノには一体どんな力があるのだろう?』
との疑問が生じ、それを解明したい思いに駆られるようになりました(中略)
ピアノの学びに、音楽以外のメリットが多くあることがわかってきました」
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とあります。
著者は、みずほ銀行にて支店長などを歴任後、武蔵野音楽大学を経て、2020年より名古屋芸術大学芸術学部音楽領域教授。(巻末のプロフィールから引用)
「『音大卒』は武器になる」や「そうだ!音楽教室に行こう」など、音楽教育にまつわる著書も多数おありの方です。
本書の副題、そして帯に、「AI時代最強の子育て戦略」「才能不問!!AIネイティブだからこそ ピアノを習うべき理由」とあるように
この書では、主に子育て世代の親に向けて、AIネイティブの子どもたちに、”生きる力”を授ける最強の習い事であるピアノを習うメリットを、各方面に取材・検証し、教室の探し方、習い方のコツなどと共に紹介しています。
ピアノを習うメリットを、様々な視点からのアプローチで説明しています。
「ピアノは脳にいい」という言葉を、否定するピアノ指導者は、おそらくいないでしょう。
ピアノを習うメリットを誰よりも実感しているのが、私たち、ピアノ指導者です。
ただ、なぜピアノが子どもたちにとってメリットが多いのか…という部分を、相手にわかりやすく体系化して、具体的に説明するのは、なかなかたいへんなことでもあります。
そこで本書の出番です。
この本では、ピアノを習うメリットについて、さまざまな視点から深掘りしています。
◉私立進学校で音楽授業を重視していること
◉音楽やピアノと脳に関する研究結果
◉話題の非認知能力について
◉ピアノのレッスンを通して得られる「生きる力」について
◉教室の選び方や、将来の進路
など、ピアノにまつわる幅広い話題を展開し、ピアノを習うことで得られる恩恵を、細かく説明しています。
全体を読んでみた感想ですが、これだけ多角的に、ピアノを習うメリットを紹介している書籍は、なかなかないな、というのが率直な意見です。
私が常日頃、ピアノレッスンを通して感じていることが、そのまま言葉にしてあるなと、著者に共感する部分も多く、大きく頷けることばかりで胸が熱くなりました。
本書は、子育て世代の親御さん向けの本。
読んでみて、改めて、ピアノレッスンの魅力を再確認し、「うちの子にもピアノを習わせたい!」と思われる方も、きっと少なくないでしょう。
そういう意味で、この書は、私たちピアノ指導者にとって、追い風となることは間違いありません。
ただ、本書で一貫して伝えているのは
『何で』習うかより、『どのような先生に』『どう』習うかの方が重要
であるということ。
「習っていれば、それでいい」わけでは決してないんですね。子どもたちに、ピアノでたくさんの宝物を与えられるか否かは、ひとえにピアノの先生の「力量」にかかっているのです。
私たちの責任は、新しい時代の幕開けとともに、ますます重大になってきました。本書は
子どもにピアノを習わせようかと迷っている人
だけではなく
すでに習わせているけど、どうも教室が合わないみたい……
という親御さんにも、是非読んでほしい内容だと強く感じました。
「ピアノ習ってます」は武器になる AI時代の最強の子育て戦略
当ピアノ教室の公式テキスト「ぴあののアトリエメソッドシリーズ」の著者でおられる「山本英子」先生と私が、ピアノ教育に関してお互いに共通を想いを抱いて語り合っている内容とも重なる部分がありましたよ。
「山本英子」先生は、ヤマハ音楽院時代の同窓です。現在もピアノ指導者同士、情報交換をしたりと交流があります。
【特別企画】本帰国前必見!プロの視点/良いピアノの先生の見極め方2つ
当ピアノ教室は、1番長い歴史を持つ日本人講師のピアノ教室として、シンガポールのピアノ教室界を、常にリードしています。
シンガポールの出張ピアノ教室fairy wish creationを主宰する講師、塚越 則子(つかごし のりこ)は、今年、シンガポールでのピアノ指導歴が30年目を迎えました。
シンガポールでは現在、5月14日に、シンガポール保健省より発表されました新型コロナ肺炎の市中感染者増加に伴う感染拡大防止措置の強化措置により、出張ピアノレッスンを実施することができません。しかし
当ピアノ教室では、講師のシンガポールでの豊富な指導経験を活かし、事態に迅速に対応した結果、全ての出張レッスンを、オンラインレッスン(zoom使用)に切り替え
現在、生徒さん達は、普段と変わりなくピアノレッスンを継続し、ピアノと共にある生活をエンジョイしながら充実した日々を過ごしています。
シンガポールの出張ピアノ教室/本日からオンラインでレッスンを継続します!
シンガポールの出張ピアノ教室/都市封鎖再び(涙)オンラインレッスン初日の様子より。
シンガポールの出張ピアノ教室/初オンラインレッスン、果たしてその結果は?(小1&年長兄妹)
シンガポールの出張ピアノ教室/オンラインレッスン、まさかのアクシデントを乗り越えて。
シンガポールでは昨日、5月31日夕刻、リー・シェンロン首相のスピーチがありました。
シンガポールに住む、全ての住民に対して、感染拡大防止策への協力に対して感謝の意を述べると共に
今回の規制措置の緩和は、当初の予定通り6月13日まで実施されないこと、6月13日以降からの緩和についても、全てが順調なことが条件であることが、改めて発表されました。
まだまだ試練の日々は続きますが、シンガポールは、今後「検査」「追跡」「ワクチン」の、3本柱を軸に、更なる感染防止策の充実を図りながら、感染力の強い変異ウイルスの国内での拡大を抑えつつ、同時に経済活動を継続し、「ニューノーマル」の時代へと慎重、かつ万全を期しながら徐々に移行していくとの道筋が具体的に示されました。
今回の発表により、国と国との行き来の再開への明るい光も、ようやくうっすらと見えてきました!(感涙)
私は、オンラインでのピアノレッスンは、一生に一度経験するかしないかの、時代の大きな変換期にある、この今だからこそ、ピアノ指導者として、情熱を注いで挑む価値がある「未来を担う、AI時代の子ども達への新しいピアノレッスン」だと思っています。
もちろん、様々な制約はありますが、それを承知の上で
思うようにできないところでも、どれだけの成果が出せるのか
そこでプロとしての真価が問われると感じています。
新しいこと、知らないことに挑戦していくとき、できない(やりたくない?)理由は、わざわざ探すまでもなく、いくらでもありますが、私は、分かりきった正論を振りかざして(プライドゆえ?)、目の前に立ち塞がる問題の解決から逃げたりしたくはありません。
それはオンラインレッスンに限らず、全てのことに言えるでしょう。失敗を恐れていたら何もできず、成長もありません。
変化を目のあたりにしてもなお、昔ながらのやり方にしがみついてばかりいては、やがて知らず知らずのうちに時代からも取り残されてしまうことでしょう。教え、導く立場の人間がそれではお話になりません。
好むとこの混ざるとに関わらず、時代は今、待ったなしで、大きく動いているのです。そして、子どもの成長も、都合よく待ってはくれませんよね?
オンラインレッスンの世界は、まさに日進月歩。セッティングに始まり、ソフトや指導方法に至るまで、常にアップデートが欠かせません。
本書を読んで、私は改めて、当ピアノ教室の扉をたたいてくださる人たちの大きな期待に、しっかりとこたえられるよう、キャリアに甘んじることなく、日々、研鑽を続けていくことを自分自身に誓いました。
ピアノを弾きたい人たちの夢を叶えるために、音楽のチカラを示していくために全力を尽くして、ニューノーマルの時代でも、シンガポールの日本人ピアノ教室界をリードしてまいります。
当ピアノ教室のレッスンは、音楽の力の恩恵を受けながら、未来をたくましく生きる人間力を養う、心と音楽のレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代に必要な「人間力」を育てます。
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シンガポールの出張ピアノ教室/体験レッスンへのお問い合わせの最近の傾向についてお話しします。
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