こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

今年在星29年目。シンガポールで一番長い指導歴の日本人ピアノ講師です。

 

 

当ピアノ教室は、シンガポール政府の教室開講ガイドラインに沿った出張ピアノレッスンです。

シンガポールのピアノ教室事情

 

 

先日、日本に本帰国が決まった生徒さんの保護者の方から、シンガポールを離れるにあたりアップライトピアノを手放すため、ご相談を受けました。

 

 

出来れば引き続き先生の生徒さんのところでピアノを大切に使っていただきたい。

 

 

日本に楽器を持ち帰る予定のない生徒さんのご家庭の場合、みなさん一様にそのようにおっしゃって下さいます。

 

 

慈しんで使っていた楽器の未来を私に託して下さることは大変ありがたいことなので毎回2つ返事で責任を持ってお引き受けします。

 

 

生徒さん、ご家族の方々とのお別れの後はいつも決まって燃え尽きた後の寂しさの中で過ごすことになるので、生徒さん達がシンガポールのピアノレッスンを卒業した後もピアノはシンガポールに残り、場所は変わっても当ピアノ教室の生徒さんの元で変わらず毎週レッスンで会えることは大きな心の救いです。ピアノを通していつも一緒にいる気持ちになります。

 

 

小さな指から奏でられるメロディの響きが耳で広がる瞬間は、ぽっかり空いた隙間に灯が灯ったように、ほんの少しだけ寂しさが紛れます。

 

 

今回お引き受けしたピアノは約1年前に当ピアノ教室でレッスンを始める前にヤマハシンガポールでご購入されたヤマハアップライトピアノJU190。定期的な調律も終えたばかりの最良コンディションです。

 

 

すぐにお手持ちの電子ピアノからアップライトピアノへの変更を検討されていた生徒さんが頭に浮かび早速LINEでご連絡。後日私が間に入る形でZoomでの3者ミーティングを開催し、お取引き全てがトントン拍子に決まりました。

 

 

運送会社さんのスケジュールにより、ピアノ搬入の日がちょうどレッスンの日と重なっていましたが、全てが予定通り進めばレッスンに支障はないはず。。。

 

 

 

 

 

しかし蓋を開けてみると

レッスンの時間になってもまだピアノは到着待ち。

今までお世話になった電子ピアノも一足先に搬出されていて楽器がありません。

 

 

ピアノがないなら方向転換!

 

それならばじっくり楽典(語学に例えると文法です)に取り組む絶好のチャンスです。理解が難しい項目の一つ「音程」(音と音の距離です)の、より深い内容にまで踏み込んで図を使ったり表を見ながら学習しました。すぐに成果は現れ生徒さんは今まで疑問に思っていた音階のしくみの謎が解けて晴れやかな笑顔。

 

 

たまには向かい合ってこんな「応用問題講座」的ピアノレッスンも新鮮でいいですね。来週はきっと今まで以上に譜読みやコード理論に自信がついていることでしょう。

 

 

 

 

そうこうしているうちに、コンドミニアムの搬入可能時間のリミットが迫っていたため
生徒さんが問題を解いている間に運送会社さんに連絡を入れて到着時間の再確認。出来るだけ早く着くようにベストを尽くして下さいね、お願いします!と念押しも忘れずに。

 

 

現在地から計算して渋滞がなければギリギリ間に合うか、間に合わないかの微妙な時間だったため万全を期してインターフォン経由でコンドミニアムのセキュリティにも到着が遅れた場合の柔軟な対応を依頼。

 

 

OK ,  No problem! の声に安心してレッスンを終え玄関を開けると、まさに目の前でエレベーターが空き、ピアノが到着。

 

 

嬉しさのあまり思わず
きた!と声を上げてしまいました。

 

 

 

 

シンガポール在住歴の長い私にとって配達時間の大幅な遅れは日常茶飯事のアクシデント。「シンガポールあるある」のひとつのため対応は慣れっこですが、このようなことは日本ではまず有り得ないのでびっくりしてしまいますよね?

 

 

 

時計を何度も見ながら落ちつかない様子のお母さんを心配そうに見守る生徒さん。

ハラハラドキドキの初体験でした(涙)、お疲れ様!

しかし無事にピアノが到着したらもう大丈夫。

 

 

ピアノは早速ご家族の大歓迎を受けました。

 

 

 

 

 

さぁ、いよいよ来週からは念願のアップライトピアノでのレッスン開始です。

 

何の曲から聴かせてもらおうかな?