こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
突然ですが、みなさんはラーメンがお好きですか?
私にとって一時帰国の日本での、食べ物のお楽しみのメインイベントの一つは、親しい人と一緒のラーメンやさん巡りです。
おいしいラーメンやさんの情報収集には日々余念がありません。
先日は、こんな写真が届きました。次の一時帰国が待ち遠しい!
シンガポールに住み始めた1990年代初頭はラーメン専門店は一軒もありませんでしたが、現在は日本の有名店も数多く出店し、お気に入りも数店できて嬉しい限りです。
4月上旬から約2ヶ月半、シンガポールでは新型肺炎の感染拡大防止措置により、レストランでの食事は一切禁止、出張ピアノレッスンも禁止になり、生活は一変しました。
そんな中、外出にも厳しい制限がかかりスーパーマーケット内でもなるべく滞在時間を少なくしようと必要な物だけカゴに入れて急いでレジへ向かう途中、青いパッケージが目に留まり
素通りできないまま2種類の袋を手に取っていました。
記憶は曖昧ですが、インスタントラーメンは、子どものときに「サッポロ一番みそラーメン」を食べたとき以来じゃないかと思います。
もう長いこと食べていないので今、どんな風に進化しているのか興味津々。このような事態にならなければきっと巡り合えないチャンスでした。
インスタントラーメンは、オンラインピアノレッスン?
ラーメンが食べたいけれど、ラーメン屋さんには行けない。それならば今ある材料で、自分なりの「豪華版インスタントラーメン」を目指してみよう。
張り切って好きな物をのせて具沢山にしました。
作りながら思ったのです。
これってオンラインピアノレッスンだ!
対面レッスンとオンラインレッスンの違いを比較して、一つ一つオンラインレッスンの劣る点を挙げることは例えると、お店で出すラーメンとインスタントラーメンの違いを詳細に説明しているようなものです。
一流の料理人は塩の一振りの絶妙な加減で出汁を一切使わずとも、思わずうなるような甘みさえ感じる吸い物を作ったり、至高のおにぎりを握るといいます。
それならば、私たちピアノ指導者は、オンラインレッスンが可能な環境にある利点を活かして目の前にあるデバイスや楽器を最大限に使い、足りない機材があれば調達して、それでも尚、制約のある環境下だとしても細かい言い訳をせず、持ち得るスキルを最大限に発揮しなくちゃもったいない!
理屈以前の親心
外食ができない状況でラーメン屋さんにラーメンを食べに行きたいとせがむ、幼いお子さんを目の前にして、インスタントラーメンが手に入るのに、添加物や栄養の偏りについて冷静に説明して食べたい気持ちを諦めさせるお父さん、お母さんはいるでしょうか?
何とかして満足させたい、喜ばせたい
ん〜めんどくさいなぁ、と、一瞬思ったとしても
気を取り直して、よし!それならばお店には行けない代わりに腕を奮ってとびっきり美味しいラーメンを家で作っちゃうよ〜 となりませんか?
料理好きのお父さんならば、テレワークの在宅勤務のいい気分転換とノリノリで、炒飯も付けてくれるかも知れません。
餃子も加えたなら、お家版「王将ラーメンセット」の完成!
豪華版インスタントラーメンを作る時、お子さんは、どんな注文をするでしょう?
♦︎野菜は茹でてね
♦︎野菜は炒めたのが好き
♦︎豚バラを入れてね
♦︎挽肉がいいな
♦︎チャーシューは3枚ね
♦︎味玉は外せないよ
♦︎落とし卵がいいな
♦︎ネギはきらいだよ
♦︎シナチクたっぷり入れてね
「所詮インスタントラーメンだから」と妥協してよしとするのか、「インスタントラーメンとは思えない」ほどの味を目指して楽しみながら工夫してベストを目指していくかは腕次第、心持ち次第です。
麺の茹で方一つにも好みがありますね。
私は断然「バリカタ派」♡
手間をかけることから始まります。
先日、当ピアノ教室のメインテキストの著者である、山本 英子先生とメッセージのやり取りを通じて日本のピアノ教室やピアノレッスンの実情を伺いました。
ヤマハ音楽院時代同窓の山本先生は、ヤマハ直営店やヤマノ楽器本店、各支店など関東圏の主要楽器店や地方の楽器店からの依頼を受けて楽譜店主催の講演やセミナーを毎年平均30回以上実施しています。
日本全国の個人のピアノ教室の指導者や音楽教室勤務の先生方500人以上と直接対話しながらピアノ指導やピアノ教室経営の悩みを解決し、ご自身も現役指導者の立場から、また経営学者としての観点から、時代に求められているピアノレッスン実現へのアイデアやヒントの具体例を惜しみなく与え、よりよいピアノレッスンのために、若手ピアノ指導者の育成やメソッドの構築など、幅広く日本のピアノレッスン業界に貢献しています。
すごいですね!日本のピアノ教室の「先生たちの先生」です。
御著者は数年前、一時帰国で訪れたヤマハ銀座店の音楽書籍売り場の中央にドーンと平積みされていましたよ! 私の愛読書です。
シンガポールはネット先進国で、回線の環境や使用できるデバイスの数など有利な条件が揃っているのに対し、日本は状況が異なり、オンラインレッスンのハードルは高いようです。しかし山本先生はトップの先生。さすが違います。
スピード感を持ち、いち早くしなやかに対応されていました。
普段のピアノレッスンと同じように細やかで丁寧な練習フォローを受けて生徒さんは幸せですね♡
メッセージのやり取りでしたが、日本のピアノ教室の実情がリアルタイムで掴めたりと、色々勉強させていただくことができました。
シンガポールの状況も少しお話しましたよ。
一杯のラーメンは、たくさんのことを教えてくれました、ありがとう。お腹も心も大満足です。
さあ、あさってからは7月。
いよいよ「ニューノーマルピアノレッスン」が始動します。