こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室では現在、クリスマス特別企画として、サンタさんにピアノ演奏を聴いてもらおうプロジェクト2022を実施しています。
第1日目
第2日目
3日目に登場するのは、中学2年生のDくん。
演奏に選んでくれたのは、一段上の表現力を学ぶことを目標に現在取り組んでいる湯山昭先生の「お菓子の世界」という曲集にある「こんぺい糖」という曲です。
湯山昭さんの曲は、国内のコンクールの課題曲にも選ばれることが多く、高い演奏力と表現力が要求されることでも知られています。
❤︎なぜ、こんぺい糖というタイトルなのか?
❤︎ どの部分を目立たせたいのか
譜面の通りに弾けて「合格」ではなく、言われた通りに弾けて「OK」ではなく
Dくん自身に
この曲に対して何を感じて、どう演奏したいのかを考えてもらっているのには理由があります。
来年は、さらに大きく飛躍してもらいたいと思っているから。
Dくんには、ボーダレスに音楽を楽しめる実力をつけてほしい。そのために今、必要なことは
自分はどんな音楽が好きなのかをよく知ること
だと私は思っています。
2年前に他のピアノ教室から移ってこられたDくんは
自分なりの考えを持つ必要性について、今までのピアノレッスンでは意識することがなかったようですが
中学生になったいま、ピアノを続ける意義やピアノを弾いて「なりたい自分」を明確にイメージすることは、モチベーションを高く保つための起爆剤になります。
先日のレッスンで、最後の和音に敏感に反応したDくん。
「この響き、結構好きです」
「この音のイメージは、こんぺい糖が口の中で溶けた感じがしました」
add9のコードの響きの甘みを感じ取るとはさすが、鋭いですね。
来年はアレンジ元年として、クラッシックとポピュラーの融合にも挑戦する予定のDくん。
Dくんにしか表現できないピアノワールドの確立を目指してさらに感性を磨き、より一層練習に身を入れていきましょう。
♬こんぺい糖、演奏プチアドバイス♬
音の大きさの変化に加えて、テンポを揺らすと、表情により深みがでます。
揺らし方には決まりはなく、正解もありませんので、オリジナリティを発揮するチャンスですよ。
自分の感じるままに、いろいろな弾き方をしてみて、ピッタリする表現を研究してみましょう。
サンタさんは、どんな弾き方が好みかな?
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。