シンガポールの出張ピアノ教室/子どものやる気を引き出す「ごほうび」とは?

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
 

 

 

当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。

 

 

 
プロフィール
 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。

 

 

 
指導方針
 

 

 
ピアノレッスンコース
 

 

 
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
 
 

 

 
シンガポールのピアノ教室事情
 
 

 

 
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
 

 

 
Q&Aシリーズ⑩先生のお宅でのレッスンはありますか?
 
 

 

 

講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。

 

 

 

ヤマハ認定グレード

 

 

 

今日は、子どものやる気を引き出す「ごほうび」についてのお話です。

 

 

 

「テストで100点取れたら、ゲームを買ってあげる」

 

 

 

「ピアノを練習したら、おもちゃを買ってあげる」

 

 

 

子どもに何かさせたいときに「ごほうび」をあげることがあると思います。でも

 

 

 

「ごほうびで釣ってもいいのかな」

 

 

 

「毎回あげちゃってるけど、大丈夫かな」

 

 

 

と、いろいろ悩みますよね。。。

 

 

 

 

実は、最新の心理学の研究によると、「ごほうび」によって、かえってやる気をそいでしまう場合があることがわかってきたといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

スタンフォード大学のマーク・レッパー博士が行った実験があります。

 

 

 

 

この実験では子どもを3つのグループに分けました。

 

 

 

 

◆1番目のグループは「上手にお絵かきできたらごほうびをあげる」と事前に伝え、あとでごほうびをもらったグループ。

 

 

 

◆2番目は、ごほうびの存在は隠したままお絵かきをして、終わったあとに「じつはごほうびがあります」と、サプライズでごほうびをもらったグループ。

 

 

 

◆3番目は、ごほうびがあることを伝えず、ごほうびをもらわなかったグループです。

 

 

 

 

結果、「サプライズでごほうびをもらったグループ」と「ごほうびをもらわなかったグループ」は、その後もお絵かきを楽しんでいました。

 

 

 

 

一方で、「事前にごほうびがあると知っていて、ごほうびをもらったグループ」は、その後、今までの半分の時間しかお絵かきを楽しまなかったそうです。

 

 

 

 

これを「アンダーマイニング効果」といいます。

 

 

 

 

ごほうびが目的化した結果、当初の行動に対して興味関心や、やる気、モチベーションが薄れてしまう現象を指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、ごほうびを使って、やりたくないと思っていることを無理やりやらせていると、子どもが指示待ち人間になりやすいこともわかりました。

 

 

 

 

「ごほうび」は、子どもの自主性を奪ってしまう危険もはらんでるということですね。。。

 

 

 

 

この実験からわかるように、どうしてもごほうび形式で子どものやる気を上げたい場合は、サプライズのほうが良さそうです。

 

 

 

 

お子さんがやるべきことや、やってほしいことをできたら、あとでさり気なくごほうびを渡してあげるようにするといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつ気になる情報があります。

 

 

 

 

ニューヨーク大学のサム・グラックスバーグ博士の研究によると

 

 

 

 

結果や成果に対してごほうびをあげるとやる気が下がるけれど

 

 

 

 

プロセス、つまり過程や努力に対してほめたりごほうびをあげると、やる気がアップすることがわかりました。ピアノの練習ならば

 

 

 

 

「やったらあげる」ではなく

 

 

 

 

「ピアノの練習をがんばっていた〇〇ちゃん(〇〇くん)の姿が素敵だった」

 

 

 

「一生懸命取り組んでいるのがよかったよ」

 

 

 

 

と、努力や取り組む姿勢をほめたり、それに対してごほうびをあげたりするのです。

 

 

 

 

ごほうびは、もちろん欲しがっていたおもちゃやお菓子でもいいんですが、物はもらったら終わりになりがちです。

 

 

 

でも

 

 

 

「がんばっている〇〇ちゃん、とても素敵だったよ」

 

 

 

「努力している〇〇くん、かっこよかったよ」

 

 

 

 

といった言葉は、ずっとその子の支えになって心に残り、折に触れ励まし続けてくれます。

 

 

 

 

 

 

ぜひ、ご家庭では、普段からそういった「ごほうび言葉」を、惜しみなく、たくさんお子さんにかけてあげてください。

 

 

 

 

ピアノは、おうちの方の精神的なサポートなしでは長く続けることはできません。

 

 

 

 

お子さんがピアノを楽しく学び続けられるように、おうちの方は根気強く励ましたり、たくさんの良質な音楽に触れさせてあげて、いつもお子さんの頑張りを一番そばで応援する、1番のファンでいてあげてくださいね♬

 

 

 

 

 

 

 

 

当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。

 
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

 

 
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