こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
2022年、今年の発表会が、いよいよ今週末の日曜日(11月13日)に迫ってまいりました。
第26回目を迎える今年の発表会は、当ピアノ教室の開講30周年の記念すべき年の発表会でもあります。
そこで、現在、当公式ブログでは、開講からのあゆみを振り返る特別企画として、歴代の生徒さん、保護者の方々から届いたメッセージをシリーズでご紹介しています。
【シンガポールで出張ピアノレッスン/30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより①
【シンガポールで出張ピアノレッスン/30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより②
【シンガポールで出張ピアノレッスン/30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより③
【シンガポールで出張ピアノレッスン/30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより④
【シンガポールの出張ピアノ教室/ 30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより⑤
【シンガポールの出張ピアノレッスン/30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより⑥
【シンガポールの出張ピアノレッスン/30年のあゆみ】アニバーサリーイヤーに頂戴したメッセージより⑦
↓テキスト著作者からのメッセージ♬
「ぴあののアトリエメソード」著作者、山本英子先生より激励のお言葉を頂戴しました。
第9日目の今日は、Cちゃんのお母さんからいただいたメッセージです。
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(以下、お母さんからいただいたメッセージより)
❤︎2008年3月〜2012年3月在星。
当時の年齢は5歳から8歳で、現在は19歳、大学1回生。
❤︎ピアノはシンガポールに来て初めて則子先生から教わりました。
音符の種類や楽譜の読み方から、曲が弾けるようになるまで大変丁寧にご指導頂きました。
毎回レッスンの最後に、好きなお歌をリクエストして先生が弾いて下さるのがとても楽しみで
「知っている曲は全部弾けますよ」
と先生が仰っていて、そんなふうに将来なってくれたら良いなぁ、と母として微かな期待を持っておりました。
ピアノも則子先生のことも娘は大好きだったので、発表会前は一生懸命練習をしていたのをよく覚えています。
気付いたら数時間経っていた、ということもありました。
観に来て下さったお客様の前でピアノが上手に弾けて拍手を頂いた事がとても嬉しかったと言っていました。
今でも人前に出て何かを披露する事が好きなので、その度胸はこの頃に培われたのではないかと思っています。
日本に本帰国後は残念ながらピアノを習う機会がなくなってしまったのですが、好きな歌の楽譜を見つけてきては、今でも家で時々弾いたりしています。
❤︎現在、ピアノを習っている生徒さん、保護者の方々へ
ピアノを習った事で、ピアノを弾くという行為だけでなく、それに付随して様々なことを学ばせて頂いたと思っています。
お行儀や言葉遣いにはじまり、集中力や感情の使い方、感性も豊かになった気がします。
その時はわからなくても、子供はスポンジのように頭の中に学んで吸収したことを溜めていて、必要な時が来たら絞り出すのではないでしょうか。
娘も、シンガポール時代に学び吸収したことの全てが、今の自分を創り上げて役に立っていると言っています。
ピアノもその中の大きな一つです。
お子様の持つ可能性を少しでも広げられるよう、楽しくピアノのレッスンに励んでください!
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Cちゃんとのレッスンで強く印象に残っているのは、レッスンが始まると、毎回決まってお母さんが、ピアノのすぐそばにあったソファに背筋をピンと伸ばして座っておられたことです。
レッスンの間、見事なまでに一言も発することなく、まるでご自身のオーラを消すかのような佇まいで、一部始終を優しい眼差しで、ただ見守ることに全神経を集中しておられたことをよく覚えています。
そんなお母さんから、いつも感じていたのは、Cちゃんへの無条件の温かい励ましです。
私たち音楽家にとって、たとえ言葉がなくとも、そこにある、様々な思いを汲み取ることは、実はそれほど難しいことではありません。
音は言葉にできない、目で見ることのできない、繊細で神聖な存在であり、私たちは、そんなデリケートな存在を扱うプロだからです。
喜びや幸せに満ちた、明るく心弾むものであれば尚更、心にダイレクトに響きます。
Cちゃんが、やわらかく、心地よい空気に包み込まれながら、伸び伸びと実力をつけていくことができたのは、ご家族の愛情に満ちたサポートのおかげですよ。
ピアノのことがわかっていると、つい口出ししてしまったり、間違いに即座に反応したり、ダメ出しに終始したりと、無意識に「よくない方」」にベクトルが傾いて、ギスギスしてしまいがちですが、それでは「百害あって一利なし」です。
お母さんは、あえて見ないフリ、聞こえないフリを徹底しておられましたが、それを説明することは一切ありませんでしたし、私も触れることはありませんでした。
わざわざ言葉にして取り立てる必要などなく、それがCちゃんにとって1番いいと、お互いに肌で実感していたからです。
ピアノに限らず、物事を習得するとき、だんだんと上達してきて、難しいことに挑戦できるだけの実力がついてくると、今まで以上に根気が必要になる場面も出てきますが
すぐにできないことがあっても慌てず冷静に目の前のことに取り組み、落ち着いて、じっくりと思考する力が身についたのは、どんなときも、お家の方が自分を見守ってくれている、努力を理解してくれているという、揺るぎない安心感がCちゃんの心の中に徐々に芽生えていった結果だと感じています。
レッスンでコツをつかみ、手応えを得ると、首を右斜め後ろに向けて、チラッとお母さんに視線を向けるのが、お約束でした。
笑顔を確かめると、照れ臭そうな表情を浮かべながら、満足げにご褒美シールを貼っていたCちゃんです。
お返事やごあいさつを大切にしていたことも印象に残っています。お歌も毎回、全力で熱唱していましたね♬
当時、発表会の全体合唱で毎年歌うのが定番となっていた、嵐の「ふるさと」を練習するときは、身体全体でリズムを取りながら表情豊かに歌っていました。あどけない面影が、今も目に浮かんできます。
人前に出て、何かを披露することが好きと伺い、あぁ、Cちゃんらしいなと、大変頼もしく感じています。
プレゼンを成功させるために本当に必要なのは、自分の意見を相手に伝えるアピール力よりも、聴き手に配慮する、相手を思いやる、気配りの心、共感力なのだと聞いたことがあります。
一方的に主張するだけでは相手の心を打つことができないのは、ピアノの演奏と一緒ですね。
Cちゃん!
これから社会に出て、Cちゃんの能力を存分に発揮して、大いに活躍してください!
シンガポールのピアノのレッスンで培った、思いやりの心や瑞々しい感性を武器に、多くの人たちの生活に貢献し、周りの人たちを魅了し続けてください!
いつも応援しています。
元気だよ! これからも大切にするね♡
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。