こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の②
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、特別企画として、当ピアノ教室の30年のあゆみを振り返って、歴代の生徒さん、保護者の方々から届いたメッセージをシリーズでご紹介する2日目です。
1日目はこちら。
今日は、昨日、第1日目に登場したSさんからのご紹介で、娘さんのAちゃんが当ピアノ教室でレッスンをすることになった、Mさんから頂戴したメッセージです。
Aちゃんと初めてお会いしたのは、ご家族が香港からシンガポールに移住されたばかりの頃でした。あのときのAちゃんはプリンセスに憧れる5歳。
当時、ディズニープリンセスが勢揃いしたプリントのついたピンクのドレスが大のお気に入りで、お住まいのある18階のフロアに着くと、いつも玄関のドアを開けて待っていてくれて、ニコニコと出迎えてくれた姿をよく覚えています。
20歳になったAちゃんは、今、単身でロンドンに留学中。Mさんは現在もシンガポールにお住まいです。
MさんとはFacebookを通じて交流がありますが、Aちゃんが当ピアノ教室を卒業して早6年が過ぎたいま
“ピアノを習っていた時期は、確か幼稚園から小学生の間ずっと….??”
といった感じで、Mさんも私も記憶が曖昧なため(シンガポール暮らし「あるある」です)、今回、発表会のプログラムを見て、じっくりと確認してみたところ
Aちゃんが当ピアノ教室でレッスンを受講されていたのは2007年から2016年
当時の年齢は5歳から14歳だということがわかりました!
中学生に入ってからは、宿題やレポート課題、試験勉強に追われる日々が続き、ピアノの練習時間を確保するのがとても大変でしたが、持ち前の責任感で見事に両立を果たし
2015年の発表会ではお母さんのリクエストで挑戦した、ベートーヴェンの悲愴第2楽章を演奏し、2016年はYiruma の「River Flows In You」をソロで、Centuriesの「Fall Out Boy」を私と一緒に連弾し、大きな達成感とともに、当ピアノ教室を巣立っていきました。
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(以下、Mさんからいただいたメッセージより)
塚越先生
ご無沙汰しております。
お元気でご活躍のこと、嬉しく思います。
この度は30周年おめでとうございます❤︎
我が家のちょうど倍です😄
(注:在星年数のことですね!)
(発表会へのご感想)
年齢が上がるにつれ、舞台に立つというプレッシャーも相当なものでしたが、毎年 発表会に着るワンピースや靴を選ぶのも楽しみの一つでした。
先生には好きな曲(弾きたい曲)のアレンジも何曲もしていただき、既存のクラシックを弾くだけではない特別な舞台にしていただきました。
(現在のピアノとの関係)
学業の方が忙しくなり、続けることはできませんでしたが、今でもその当時の曲は暗記で弾けるのが嬉しいようで、シンガポールに戻ってきた際には弾いています。
「ピアノの楽しさ」を教えていただき感謝しております。
3年ぶりの観客を入れての会場での発表会とのこと、成功をお祈りしております。
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当時のAちゃんは、学校でのパフォーマンスイベントでも積極的に得意のピアノを披露し、私もお招きをいただいて放課後のイベントにも何度か足を運び、ご両親とともにワクワク、ドキドキしながら、晴れのステージを応援した思い出があります。
幼い頃からいつも笑顔を欠かさず、明るく前向きに果敢な挑戦を続けるAちゃんは、学校史上、歴史に残る大変優秀な成績で高校を卒業したのち単身イギリスに渡り、現在は、ロンドンの有名大学で勉学に励んでいます。
昨年、ランチをご一緒したとき、将来の夢は
国連で働くこと
と即座に語ってくれました。立派な姿がまぶしかった♡
どんなに学校の宿題やレポートが多くても(深夜まで取り組むことは当時からザラでした)、弱音を吐いたり途中で投げ出したりすることなく、いつも目の前のことに全力かつ冷静に取り組む姿勢を崩さなかったAちゃんのことですから
大学生になった今も夢に向かって努力を重ねて、着実に結果を積み上げていることでしょう。
頼もしい限りです。
世界をまたにかけて活躍する姿が、今から目に浮かぶようです。
日本で暮らした経験を持たないAちゃんですが、小さな枠にとらわれない自由な発想やダイナミックな世界観を持つ一方で、和の文化や芸術にも興味を持って積極的に関わり、日本人としての自分のアイデンティティをしっかりと確立しているところも、これからの時代を生き抜いていく強みとなるに違いありません。
成人を記念して、日本で撮影されたお写真では、お母さんが成人式の時にあつらえたという、古典柄の真紅のお振袖が、とてもよく似合っていましたよ!
しっかりと自分の意思を持って自立し、芯の強さがありながらも、頑なさや尖ったところが一切なく、協調性があり、思いやりに満ちたAちゃんは、これからもたくさんの人たちから愛されて、引き立ててもらいながら実力を発揮し、様々なチャンスを、どんどんつかんでいくことでしょう。
Aちゃんらしく、これからも凛々しく、華やかに、たおやかにね。
シンガポールに戻ってきたときはまた、一緒にお食事行きましょう!
写真はTeacher’s Dayにいただいた、Aちゃんのお手製クッキー。出張レッスンは金曜日の夕方でした。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。