こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
今日は、ゴルフ界から届いたピアノに関しての心あたたまるお話を、みなさんとシェアしたいと思います。
昨夏の東京五輪銀メダリストで、昨季賞金女王に輝いた女子ゴルフの稲見萌寧選手(22)=都築電気=が21日、マネジメント会社を通じて、茨城・稲敷市立東中学校に、グランドピアノ(約418万円)を寄贈すると発表しました。
ピアノは昨年4月にツアー通算4勝目を挙げた「ヤマハレディース葛城」の優勝副賞。
ヤマハ製のグランドピアノです。自動演奏付きということですから、きっとC7Xに後付けして、特別仕様にしたのでしょう。(ヤマハグランドピアノ製品情報。)
(写真は、ヤマハ公式サイトからお借りしています)
稲見選手は高校時代、日本ウェルネススポーツ大のゴルフ部の寮を拠点にトレーニングしており、寄贈先の中学はその寮の近くにあるため
同校の文化祭の合唱コンクールなど、学習活動に役立ててほしいとの思いから、寄贈を決めたのだそうです。稲見選手は、同校の生徒に向けて
「私の贈るグランドピアノと皆さんの素敵な歌声で、楽しい文化祭にしてほしいと思っています」
とのコメントを発表しました。さらに
「私は今、3月の開幕に向けて練習とトレーニングに毎日、一生懸命取り組んでいます。これからも皆さんに応援してもらえるように、精いっぱいプレーします!」
と、今後の更なる活躍を力強く宣言。
グランドピアノのお披露目会は2月2日、同校の音楽室で行われるそうです。
ゴルファーとピアニストは似ている?
稲見選手は、現在22歳。
昨年、国内ツアー出場30試合で8勝。コロナ禍でシーズンが統合された2020-2021年では9勝を挙げました。
年間獲得賞金もすでに1億円を超え、賞金ランキングでトップに立つ小祝さくら選手を2位で追い、渋野日向子選手らと争う東京オリンピック代表の座を巡る戦いにも注目が集まっています。
私がピアノ指導者として、稲見選手のスコアと共に注目しているのは、類稀なる精神力。ゴルファーとピアニストのメンタル構造は共通しているものがあるなぁと感じています。
稲見選手は、渋野選手や勝、畑岡選手たちの「黄金世代」、古江選手をはじめ、アマチュア時代から名を馳せた逸材が揃う「プラチナ世代」に挟まれた「はざま世代」。
やや出遅れた感のある同世代の選手たちの先陣を切るように頭角を現した稲見選手は、かつて
「活躍している人がいないからこそ自分だけが輝けるチャンス」
「一つだけ輝いていたら余計にそこが輝いて見えるじゃないですか」
と笑い
「はざま世代のダイヤモンドになりたい」
と口にしたそうです。しかし、その一方で、実際のところ、そうした「◯◯世代」という表現も
「私自身は、あまり意識したことはありません」
というのが本音のようで
「周りの人がそう言っているだけであって、やっている選手たちは一人ひとりの勝負ですから」
「”みんなで一緒に”みたいな空気ではないんですよ。だから“世代”じゃなくて、すべての選手の中で“私がダイヤモンドになる”と思っています」
と語ったといいます。
しっかりと自分を確立している感がありますね。一流のプロの証です。
「追い込まれた状態になるほど燃えてくる。究極まで追い込まれたら、力を発揮するタイプ」と稲見選手は自らのメンタルを分析。
「決めたら優勝、決められなかったら負けという一打は必ず決まる。プレーオフは楽しくて仕方がない」
とも語っています。まるで、はがねを思わせるような強靭な精神力ではありませんか!
そのメンタルの強さは一体どこからやってくるのでしょう。
練習に裏づけされた自信。
その源泉となっているのが、今も続く1日10時間にも及ぶ練習だと私は思っています。
「世界一の練習をして、世界一になる」
稲見選手はそう語っています。
「世界一の練習」の定義を問うと、「量だけでなく、質だけでもない。質の高い練習を量やることが結果につながる」と答えたそうです。
リトルピアニストのみなさんは、さすがに1日何時間もピアノ練習をすることは不可能ですよね。
たとえ数日間できたとしても、一過性では意味がありません。
ピアノは、毎日たとえ10分でも、欠かさずに練習する習慣を作り上げることが最も大切。
毎日の積み重ねが威力を発揮するのです。
継続こそ力なり。
コツコツと努力を重ねることで確実に実力がつき、知らず知らずのうちに自信が養われて、憧れの曲も射程距離に入ってくるのです。
ピアノは息の長いお稽古。求められるのは瞬発力よりも持久力です。
話は変わりますが。
プロゴルファーとして活動していくには実力だけでは生きていけません。
プロのスポーツ選手はスポンサーの支援や多くの人の協力が不可欠。そのため高校生の段階では、ごく一般的な礼儀作法や、年長者と接する際のマナーといった人間教育の部分も厳しく指導されるのだそうです。
音楽の世界も全く一緒です。プロの世界では、実力だけでは通用しません。
私は小学生の頃、ピアノ、エレクトーンと併せて、和声法や音楽理論を学ぶために、現役の作曲家の先生に師事していましたが、特に作曲の先生は飛び抜けて厳しく、まだその時点では将来の進路を決定していなかったにもかかわらず
「将来、音楽で身を立てていくことになっても困らないように」
と、愛のムチ(笑)で根気強く、私を育て上げてくださいました。
昭和ならではの厳格なスパルタ式のスタイルは、令和の現代には全くマッチしないので、私自身がその指導法を、直接継承することはありませんが
あの時があったからこそ今の自分があるのだと思うと、体を張ってレッスンに全力を傾けて、私の礎を築いてくださった恩師たちに改めて感謝の念が湧き起こってくるのを感じずにはいられません。
639年かけて演奏される曲?!/ドイツの教会で7年ぶりに新しい和音。
稲見選手の心温まるピアノエピソードに触れて、コロナ禍になってご無沙汰していたけれど、久しぶりに【練習】しようかな・・・という気持ちになりつつある則子せんせー。
あ、ピアノのお話ではありませんよ。
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