こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
東京パラリンピック2020が、8月24日に開幕しました。
新型コロナウイルスの影響から、無観客開催となった東京オリンピック2020。
シンガポールの出張ピアノ教室/注目!東京オリンピック2020で活躍する若きアスリート達のパワーにあやかろう♪
シンガポールの出張ピアノ教室/東京オリンピック2020閉会式にfairy wish creationとの接点を見た?!
五輪に続く形で始まった東京2020パラリンピックは、8月24に開会式が行われ、会場の国際競技場を「パラ・エアポート」という空港に見立てた演出で、「We Have Wings(私たちには翼がある)」というコンセプトのもと、さまざまなパフォーマンスが行なわれました。
(写真は、NHK News Webからお借りしました。)
私はライブの中継を観ることはできませんでしたが、ニュースの動画配信で開会式の熱気を味わいましたよ。
人生の逆風に立ち向かって「翼」を広げるパラリンピック選手をイメージし、勇気を出して翼を広げれば、誰しも思わぬ場所に到達できるという意味を込めた演出は、海外記者からも「息を呑むような美しさ」と評判を集めているようです。
セレモニーの幕開けを告げると盲目のピアニスト辻井伸行さんの演奏、そしてタレントのはるな愛さん、ギタリストの布袋寅泰さんら著名人が登場。
全体を通して、プロジェクションマッピングや色鮮やかな花火など、最先端技術を巧みに使用した、大変華やかな演出だったのが印象的です。
(写真は、NHK News Webからお借りしました。)
夢を叶えた22歳のシンガーソングライター。
国立競技場に、ピュアで伸びやかな歌声を響かせたのは「全盲の音大生シンガー・ソングライター」として活躍する佐藤ひらりさん(20)
「東京オリンピック・パラリンピックで国歌斉唱が夢です!!」とSNS上で公言していた佐藤さんは、公募キャストとして採用され、念願の舞台で堂々とした立ち振る舞いを見せ、美しい歌声で君が代を歌い上げました。


公式サイトによると、佐藤ひらりさんは、新潟県三条市生まれ。視神経低形成のため、生まれつき両目が見えません。
幼いころから音に敏感で、5歳でピアノを習い始めたそうです。
小学校入学後に福祉施設での慰問コンサートなどの演奏活動をスタートさせると、メキメキと才能を発揮し、障害者の音楽コンクールなどで数々の賞に輝きました。
小学6年で挑戦したニューヨークの有名な劇場「アポロシアター」の「アマチュア・ナイト」でも、熱い称賛を集め
9歳から作詞・作曲も手掛け、13歳の時に初のミニアルバムを発表。これまでに「みらい」「令和」「expect」などのオリジナル曲を世に出してきました。
現在は音楽大学に通う2年生で、イタリアやネパールなどでも音楽活動を展開しているそうです。
好きなシンガーとして「美空ひばり、初音ミク、本田美奈子、井上陽水」を挙げており、音楽性は幅広く、今回、この東京パラリンピック2020開会式で、パラアスリートたちよりも一足早く、自身の夢を叶えました。
辻井伸行さんも、オリジナル曲を演奏。
一方で、美しく繊細なピアノ演奏で、開会式に華を添えたのは、世界的ピアニストとして不動の地位を築いている、辻井伸行さん。
セレモニー演奏での優しく、透き通るピアノの音色に心癒された方も多いようです。
辻井さんが演奏した曲は「風の家」というタイトル。この曲は、辻井さんのオリジナルです。楽譜も販売されていますよ。
スペインのマジョルカ島を訪れたとき、ショパンが恋人と最初に住んだ家を訪れ、幸せなショパンを思い浮かべながら作曲したというエピソードを持つ、この曲ですが
今回、開会式では、オーケストラバージョンにアレンジされ、神々しいまでの存在感を放つ、荘厳で華やかな仕上がりとなっていました。
感動!エスプラネードでの公演を最前列で観ました。
私は辻井伸行さんの演奏会に、過去に一度だけ行ったことがあります。2013年に、シンガポールのエスプラネードで公演があった時、チケットをいただいて、最前列で鑑賞することができたのです。
辻井さんのピアノ演奏には、どの曲にも「気品」が漂っており、演奏が始まった途端、ホール全体が異次元の空間に変わったかとかと思うようなピーンと張り詰めたような空気に包まれ、私はその不思議な感覚に瞬時に圧倒されてしまいました。
奇跡のような時間は、ペダリングやスラーの美しさなどの技術的なことを超えて、辻井さん自身の魂の輝きによってもたらされたと確信しています。
演奏には、その人がそのまま透けて見えますからね。音は、どこまでも正直なのです。
余計なものを極限まで削ぎ落とした凛とした美しさ
辻井さんの演奏には、そんな言葉がぴったりです。もっともっとピアノを弾きたい、もっともっとピアノを聴いてほしい
そこには、計算や駆け引きなど入る余地は一切ありません。どこまでも純粋で、どこまでも一途。この時の演奏会では、辻井さんは、なんと3回もアンコールに応えて演奏をしてくれました。
何度も舞台の袖にはけた後も、鳴り止まない拍手を耳にして、いても立ってもいられないといった様子でピアノに歩み寄ってきて、もっと弾きたくてたまらないといった表情の辻井さんを、スタッフの方がなだめるようにして、ようやく公演が終了したのですよ、みなさん、信じられますか?
こんなにも、ピアノを弾くことへの執念にも似た激しい情熱を、ストレートに見せるピアニストに会ったのは初めてで、私は気持ちが高揚して、その夜、なかなか寝付けなかったことをよく覚えています。辻井さんとピアノは、まさに一心同体なのですね。
誰もがいま、「片翼」の小さな飛行機。
新型コロナの勢いは、依然、とどまるところを知りません。行きたい場所にも行けず、会いたい人にも会えない。
生活の不自由さだけでなく、もっと深い悲しみを抱えた人もいます。苦しみを誰にも言えず、孤独と闘っている人もいます。
それでも勇気を出して前を向き、翼を広げれば飛べる。行きたいところに行くことができる。
東京パラリンピック2020開会式のテーマが心にストレートに響くのは、多くの人がいま「片翼の小さな飛行機」だからかもしれません。
日本だけでなく、世界中の人たちが感染症によっていま、大切な翼を失っています。それでも、諦めずに残った翼を広げれば大空に飛び出せる。
「片翼」でも、私たちは無限の可能性を秘めているのです。
改めて、小学校の時の朝礼のエピソードを思い出しました。
シンガポールの出張ピアノ教室/今蘇る、小学校一年生の時の朝礼で聞いた校長先生の言葉。
9月5日までの12日間にかけて行なわれるパラリンピック2020。はたしてどんなプレーが繰り広げられるのでしょう。アスリートたちの活躍が楽しみです。
※シンガポールの Yip Pin Xiu 選手が、女子100m背泳ぎで、昨日8月25日、見事金メダルを獲得しましたよ!
♬追伸♬
昨日のレッスンで、兄妹の生徒さんたちから、心のこもったお手紙をいただきました!レッスン最後のサプライズに、思わず泣きそうになってしまった、則子せんせーです。ありがとう♡
可愛い愛弟子たちのために、ピアノ指導者として自分に何ができるのかと考えた時、どんなに手を尽くしても、これで満足というのはなく、まだまだ、もっともっと、できることは果てしなくある気がして、ただ夢中で前へ前へと走り続け、気がついたら、あっという間に30年の月日が流れていました。
生徒さん、保護者の方々に育てられ、支えられて今の私が存在していることに、改めて心より感謝致します。
これからも、奏でる喜びを実現したい人の夢を、一つでも多く叶えていくために、ますます努力を重ね、更なる研鑽を積んでまいります。
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。