こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
好きなアーティストの曲をテープで聴きたい。そんな人に向けたCDラジカセが登場して、じわじわ売れていることをご存知ですか?
実際、家電量販店に足を運ぶと、数千円代の価格帯のカセットデッキがたくさん並んでいて、年代を問わず流行っていることを実感します。しかし
「せっかく買うんだから、もうちょっといいモノがほしいなぁ」
「若いころに憧れた、たくさんの機能が搭載されているモデルがいいなぁ」
といった人たちは、手ごろな商品のラインナップに、やや物足りなさを感じていたようです。
そんなニーズを敏感にキャッチし、開発されたのが ORION Bluetooth 機能搭載 CDステレオラジオカセット SCR-89。
約5万円の商品ながら、生活関連グッズなどを扱うドウシシャ(大阪市)が2023年10月に、クラウドファンディングで先行販売したところ、予想外の大きな反響があったそうです。
さて、ここでみなさんと改めて考えてみたいのですが
カセットテープの魅力とは一体何でしょう。
「使ったことがないので、よく分からないけれど…」
「デジタル音源にはない良さがあるとか?」
若い世代の方々は、そんなふうに想像するかもしれませんね。
私は、カセットデッキの魅力はなんと言っても自分だけのテープを作成できることではないかと思っています。
かつて若かりし頃、好きなアーティストの好きな曲だけを集めたり、ドライブデート用にラブソングだけを録音したり(笑) 。そんな思い入れたっぷりのテープを作成して、いまも大切に保管している人も、そこそこおられるのではないでしょうか。
私も、好きなアーティストの曲や、デビュー前に応援していた(今の言葉で言うと”推し活”でしょうか?)アーティストのライブ音源を録音したカセットを何百本も持っていました。
仲良しの友人にプレゼントしたことも数えきれないほどあります。
ケースジャケットにお気に入りの写真やシールを貼ったり、ライナーノートを手書きしたりと、一つ一つに自分なりのこだわりを持って、丁寧に作成していたことを覚えています。もう全て手放してしまいましたけれど。
ORION Bluetooth 機能搭載 CDステレオラジオカセット SCR-89の特徴はいくつかありますが、ひと目見て感じるのは懐かしいデザインです。
1980年代に流行した形を踏襲しており、幅も当時のままの67センチ。40〜50代の人から「子どものころ、似たようなのが家にありました!」といった声が聞こえてきそうです。
しかし、見た目はレトロ感が漂うものの、最新の機能を搭載していることも特徴で、例えば、Bluetooth接続再生機能があるので、手持ちのスマホに取り込んでいる音楽を再生することも可能です。
また、USBメモリーやmicroSDに収録されているMP3データも再生できます。
みなさんは、いわゆる「今どきの」「売れているアーティスト」が、こぞってレコードやテープを発売する動きがあることをご存知でしょうか?
この流れは、レトロブームが続いていること、昭和を想起させるグッズがたくさん販売されていて、若い人たちが、それらの文化を新鮮に受け止め、親しみを感じ、自分たちの生活に取り入れていることと密接に関係があります。
💎80年代に流行ったデザインのCDラジカセも支持されるのではないか。
💎“推し”がテープを出していれば、今の若者も「ラジカセでも聴いてみたい」と思うのではないか。
昭和時代のダブルデッキのCDラジカセが、令和のいま、再び熱い視線を浴びているのには、そんな背景もあるのです。
いま、昭和のサウンドが熱い!/シンガポールの出張ピアノ教室。
シンガポールのピアノの先生が解説/40年前の昭和ポップ「真夜中のドア〜Stay with me 〜」の世界的の裏側。
ところで昨日の投稿を見ていただきましたでしょうか?
ヤマハ銀座店で実施されている、坂本龍一さんのピアノ展について、東京特派員から届いたリポートと写真のご紹介だったのですが、実は、昨日は載せなかった写真に、こんな一枚がありました✨
このシャツを見て、グッと感極まって
おぬし、やるな!
と言いたくなった、あなた
\おめでとうございます/
あなたは、なかなかの音楽通です。
なぜなら、私と同世代のアラフィフ、アラカンの、音大出を誇るピアノの先生でさえも
YMOって何ですか?
といった残念な人が一定数いるからです。実は、世間の音楽事情に疎いのは、古典クラッシックだけの狭く、浅い知識しか持ち合わせていない人に多い傾向でもあります。ですので
音楽に特に詳しくない人での間でも、坂本龍一氏が認知され始めたのは「エナジーフロー」がCMに起用された頃ですから、このへんを押さえて、この曲あたりに言及しておけば、「とりあえずいいでしょう」「わたし、知ってます」と言えるだろうと過信しているピアノ講師がいるのも実情だったりするんですよね💦
世界の音楽シーンの発展に多大なる影響を与えたYMO についての説明はここでは省略しますが、教授のキャリアの一端を知りたい、音楽的ルーツを紐解いてみたい方には、則子せんせーも所有している、こちらの最新本をご紹介しておきますね。
当ピアノ教室の生徒さん、保護者の方で読みたい方がいらしたら、お貸ししますので、ぜひお声をかけてください😃
しかしながら、この写真の少年は、どんな経緯で、YMOの存在にたどり着いたのでしょう。その鋭い感性には驚きを隠せません。
楽器を演奏するのかな ? 普段、どんな音楽に触れているのでしょう? とても興味があります。
これからの将来を担う世代の若者たちが聴いてもカッコよさがわかる、色褪せない魅力がYMOの威力なのだ!
教授は形を変えて永遠に生きている!
そんな思いが心の底から突き上げてきて胸が熱くなった、則子せんせーです。
“Ars longa, vita brevis.”
Art is long, life is short.
芸術は長し、人生は短し
(坂本龍一)
CDラジカセにせよ、YMOにせよ、わかる人には、その価値がわかるのですね。そう
いいものはいい!
ちなみに
❤️則子せんせーもYMOの名曲「ライディーン」をエレクトーンで弾いていますよ❤️
❤️戦場のメリークリスマスは、ピアノソロです(ヤマハクラビノーバ使用)❤️
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針