こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
シンガポールは2回目の「師走」?! を迎えています。
年明けから10日間にわたってお届けしてまいりました【弾き初めチャレンジ2022】は昨日、最終日。お正月気分もおしまいです。
お雑煮の、なるとの向きは、必ず、のりこの「の」になるようにして、最後に食べるのが、子どものときからの、自分だけの「儀式」(笑)
冬休みも終わって新学期も始まりました。当ピアノ教室では、ひと足早く、新年4日から通常通りの出張レッスンをスタートしており、生徒さんたちは、毎日元気にレッスンに励んでいます。
シンガポールでは、1月1日よりも旧暦のチャイニーズニューイヤーを盛大にお祝いする風習があり、現在、街は、2回目の「師走」のムードで満ち溢れていますが
どうやら今年も昨年同様、例年に比べると、この時期ならではの、お正月のBGMの音量が、どこも心なしか低いようです。
コロナの影響ですね、控えめに自粛モードです(涙)
時間短縮のため、レッスン間の移動はタクシーが常にメインですが、クリスマス前後から状況を見ながら少しずつMRT の使用も再開しました。約2年ぶりです!
急き立てられるように、あちこちで賑やかに鳴り響く「あの音」は、シンガポールの季節の風物詩の一つ。
来星以来ずっと毎年耳にしてきた私にとっては、何かが今一つ足りないような、不完全燃焼の1月が2年連続で続き、切なさが募る一方ですが
あんなときがあったね
と、しみじみ思い出す日が1日も早く来ることを心から願いながら、今日を無事に過ごすことができたことに安堵し、感謝する日々は、あともう少し続きそうだなぁと、自らを奮い立たせるように新たな覚悟を決めた2022年初頭です。
2022年の初キティちゃん♬
Cheers(コンビニチェーン)の限定品をお迎えしました♬
9年前の思いとリンクする、2022年の決意とは。
昨日、Facebookを見ると、9年前の昨日の私の投稿が表示されていました。読んでみて思わずハッとしました。
まるで「過去の私」が「未来の私」に届けてくれたメッセージのように感じたからです。
世の中が未知のウィルスの出現によって大きく変化してから早くも2年が経ちました。
何とかしなければ!
2020年、2021年の私は、音楽と生きる1人として、心の底から湧き上がる使命感に突き動かされるようにして、夢中で駆け抜けました。
目の前の見えない「敵」に立ち向かうために
みなさんも、私と同じように感じておられるでしょうか。
私たちに忍び寄ってくる「ホンモノの見えない敵」は、新型ウィルスではありません。
恐怖や
孤独や
寂しさや
悔しさや
虚しさや
悲しみや
怒り
情け容赦なく心を蝕んでいく、これらの感情全てを、音楽がきれいに取り去ってくれるわけでは決してないけれど
音楽の力で、ほんの少しでも軽くしたり、笑顔のきっかけが作れたらいい、いいえ、必ずできるはず!
だから今、この困難に立ち向かっていかなければと、ピアノ指導者として、1人の音楽家としてのプライドをかけて、できることに力や時間を惜しまずに、ひたすら全力を尽くしてきたこの2年はあっという間でした。
真っ向から体当たりで。
不器用で泥臭いやり方しかできないけれど、全ての人にとって初めての経験ならば、調べて調べて調べ尽くして
これだ!
と感じたひらめきを信じて即座に決断し、行動に移し、たとえ手探りでも自ら新しい道を切り拓いて進む以外に、子どもたちの学びの機会を守り抜く最善の手立てはありません。
迷っている隙さえ与えてくれないほど、状況は刻々と無情に変化していきましたが、先を見越して水面下で着々と準備を進めてきたことが功を奏して
規制が強化された時期のオンラインレッスンへの切り替えも順調に進み、生徒さん達は、その間も驚くべき順応性を発揮し、日に日に目覚ましい成長を遂げていくのを間近で見届けることができました。
長くても数ヶ月の辛抱だから
そうタカををくくっていましたが、気がついたらもう2年です。
まだシンガポールが経済を遂げる前の90年代初頭に1人でシンガポールに移住し、数々の「初めて」を経験し、その度に逆境を跳ね除けて、ピアノを習いたい人たちのレッスン環境を守り抜いてきた私ですが
今回のコロナ騒動によって、否が応でも一段と「心の筋力」が養われ「肝が据わった」ような気がしています(笑)
fairy wish creationは、コロナ禍で規制が強化され、出張レッスンが実施できない状況に追い込まれた時も、オンラインレッスンでレッスンを継続し、ピアノを学びたい生徒さん達の声に応え、シンガポールのピアノ教室界の新しい歴史を作っただけではなく
2021年は、第25回となった、日本人会での毎年恒例の発表会を、保護者の方々と一丸となって開催させ
コロナ禍の規制の強化にも負けず、規則を守りつつ、生徒さん達にステージでスポットライトを浴びてグランドピアノを演奏する経験を積んでもらうことができました。
2022年も、シンガポールの日本人ピアノ教室界を牽引していきます!
「マスクはイヤだなぁ」
普段めったに弱音を吐いたりすることのない、頑張り屋さんの5歳さんが、先日レッスン中にポロッと呟いた本音に胸が締め付けられました。
Eちゃんの幼稚園生活は、常にマスクと共にあり、お昼ご飯を食べる時以外はマスクをしているので、一緒に遊ぶ時、お友達がどんなふうに笑っているのかを知りません。
仲良しのお友達の笑顔を、直接見たことがないのです。
「マスクをしないでお出かけした時のことはね、あかちゃんだったから全然覚えてないよ。だけどね、わたし、知ってるよ」
物心つく前の記憶は、”ねえね”からの情報が便りのようです。
5歳の子どもが、切々と、こんなことを口にする時代が来るなんて、一体誰が想像したでしょう・・・これが現実なのかと思うと信じ難く・・・たまらない気持ちになります。
だけど、私は、Eちゃんと「知り合いのおばちゃま」としてシンガポールで出会ったわけではありません!
「次の曲のドレミ、読んでみようか?」
「そのあと、ノートやる?」
「あ、それともマグネットにしようか?」
そう声をかけた途端、Eちゃんの表情がパッと明るくなったのが、手に取るようにわかりました。そう、
私には自分の果たすべき使命があるのです。
ピアノ指導者として生かされていることに日々幸せを感じています。
生徒さん、保護者の方々と共に過ごす一日一日に心から感謝して、2022年も健康に留意し、より良いピアノ指導に全力で励んでまいります。
私はシンガポールで1番長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生として、指導に賭ける情熱や生徒さん達への愛情は、他の誰にも負けない自信がありますが、1人で全てをこなそうとしても、おのずと限界があります。
完璧を目指しても時には行き届かないところもあります。
そして当たり前ですが、どんなに望んだところで瞬間移動はできませんし、たまには休息も必要です。物理的に不可能なことや、体力的に無理なこともあります。
限界を突破すべく邁進する日々ですが、日頃から保護者の方々の心強いご協力や細やかなお心配り、ご配慮、温かな励ましに支えられてこそ、今の自分があることを改めて実感し、大変ありがたく感じています。
ちょっと大変ぐらいが気持ちよくて、ついつい張り切り過ぎてしまう性分は相変わらずですが、力まずに、肩の力を抜いて、だけど気は抜かずに。。。このバランスが難しいけれど(今年も引き続き、重要課題の一つになりそうです・・・)
これからも生徒さん一人一人の「シンガポールのピアノのお母さん」として、良い時も、辛い時も常に変わらず隣に寄り添って、その時、その時の思いを共有しながら共に成長し、コツコツと一歩ずつ、一緒に歩んでいきたいと思います。
則子先生がいてくれたら安心♡
そう思ってもらえたら嬉しいです。
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
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