こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
 

 

 

当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。

 

 

 
プロフィール
 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。

 

 

 
指導方針
 

 

 
ピアノレッスンコース
 

 

 
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
 
 

 

 
シンガポールのピアノ教室事情
 
 

 

 
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
 

 

 
 
Q&Aシリーズ⑩先生のお宅でのレッスンはありますか?
 
 

 

 

講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。

 

 

 

ヤマハ認定グレード

 

 

 

昨日、所用があり、レッスン前にオーチャードに出向いたところ、あるお店の中から、懐かしい歌が流れてきました。

 

 

 

 

冬の朝の凛とした空気を感じさせる爽やかな歌声を、どうしても最後まで聴き届けたくて、スマホを確認するフリをしながらその場に立ち止り、しばらくダンボの耳で釘付けになっていた則子せんせーです。

 

 

 

 

 

 

 

曲が終わると、なぜか頭の中に『枕草子』が浮かんできました。

 

 

 

「春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。

 

 

 

(春は明け方がいい。
だんだんと白くなってゆく山の稜線が、少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいている景色が、趣深くていいのです)

 

 

 

「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、
ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし」

 

 

 

 

「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。

 

 

 

 

 

 

 

 

日入りはてて、
風の音、虫のねなど、はたいふべきにあらず。」

 

 

 

そして、次です。

 

 

 

「冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るも、いとつきづきし。

 

 

 

昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。

 

 

 

(冬は早朝がいい。雪が降っている朝は言うまでもありません。

 

 

 

霜がおりて白くなっている朝も、また、そうでなくても、とても寒い朝に火などを急いで起こして、炭を持って運びまわるのも、冬の朝にたいへん似つかわしい。

 

 

 

しかし、昼になって、寒さがゆるんでくると、火おけの火も白い灰になってしまって、よくありません。)

 

 

 

 

『枕草子』で語られる「春」と「冬」の違い、「あけぼの」と「つとめて」の差は、はたして、どれくらいのものなのでしょう。

 

 

 

 

春はたしかに「あけぼの」がいいけれど、冬の「つとめて」、つまり早朝と、どれだけの時間の違いがあるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

四季のないシンガポールに住んで30年が経ち、予想もしなかった現実を生きてることを強く実感しながら日本へ想いを馳せるとき、最近になって、おぼろげながら、その肌感覚が理解できたような気持ちになっています。
 

 

 

 

 

私は、毎日、ブログの原案を早朝にまとめています。この時間帯が唯一自由に使えるのが理由の一つなのですが、毎朝、5時前に起きて、頭に浮かぶ思いを文章にしたためています。

 

 

 

 

四季のうつろいを感じにくい、この常夏の国シンガポールでも、雨期を迎えた今頃の時期になると、夜明け前にふと肌寒さを感じることがあります。

 

 

 

 

まだ日は昇っておらず、東の空も、ほんの少し、明るくなりかけたくらいの「つとめて」のころです。

 

 

 

 

そのうち、空が、グラデーションに様々な色に染まり、新しい日の朝日が、街を照らしはじめます。

 

 

 

 

シンガポールでも、晴れ渡った日の「あけぼの」は、言葉を失うほどの美しさですが
 

 

 

 

 

夜明け一歩手前の時間帯は、はりつめた冷たい空気だからこそ味わえる感動があると私は思います。

 

 

 

やはり「冬はつとめて」なのです。

 

 

 

 

 

 

 

5時台でも、もうすでにたくさんの人々が、動き始めているのを感じます。

 

 

 

 

ママ達は、我が子のお弁当作りや送り出しの準備に奮闘しているでしょう。

 

 

 

 

夜通し働いてきた人たちは、安堵の時間を過ごす頃でしょう。

 

 

 

夜明け前は明るい。

 

 

 

「夜明け前が一番暗い」ということがよく言われます。

 

 

 

 

「夜明け前が最も暗い。でも、明けない夜はない」

 

 

 

 

しかし、あらためて考えると、夜明け前は、夜の中で、もっとも明るいのです。

 

 

 

 

ものごとは、どんどん変化してゆきます。

 

 

 

 

状況は、私たちの凝り固まった考えなど無関係に、私たちが「暗い、最悪だ、どん底だ」という、意味づけをしようがおかまいなしに、明るくなってゆきます。

 

 

 

 

だから早く起きたら、空を見上げて欲しいのです。そして実感して欲しいのです。

 

 

 

 

夜明け前から、空はすでに明るくなっている

 

 

 

 

私やあなたが、「暗い」と思い込んでいる空は、やがて必ず明るくなってゆきます。

 

 

 

 

 

 

「暗い」と思い込んでいるときこそ、そのできごとや状況を、じっくり見つめるべき時なのだと、私は改めて感じています。

 

 

今日のレッスンは大人ピアノからのスタートです。

 

 

生徒さんは40代後半の女性。最近レッスンを始めたばかりで、今日は3回目のレッスンです。

 

 

 

ワンフレーズ弾いて、いきなり手を止めたかと思うと

 

 

 

「あぁ、すごく緊張する〜!!!!!」

 

 

 

とつぶやきながら汗を拭き吹き、深呼吸ハーハー。1人で練習している時とは、部屋の中がまるで違う空気なのでしょうね。

 

 

 

 

隣に座ったままだと、生徒さんの緊張が増すと思い

 

 

 

 

「あちこち動いてますね、好きなタイミングで弾き始めてくださいね」

 

 

 

 

とお声を掛けたあとは、ひたすら自分のオーラを消すことに専念します。(※耳はダンボのままで♬ 笑)

 

 

 

 

少しずつ力みが取れて、練習通りに弾けると

 

 

 

 

「緊張するー、だけど先生、とっても楽しいです!」

 

 

 

 

と、チャーミングな笑顔。少しずつ前進している手応えが実感できているようです。

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございます!

 

 

 

 

私も楽しいです!

 

 

 

 

幸せです!

 

 

 

 

新しい世界に全力を振り絞って、真正面から飛び込んできた生徒さんに、心からの拍手とエールを贈り、今日も【全力指導宣言】です。

 

 

 

当ピアノ教室は、大人レッスンも大変ご好評いただいております。

 

 

 

現在30代から60代の女性、男性の生徒さん達が、思い思いのスタイルで、ピアノが生活に溶け込んだ毎日を楽しんでおられますよ。

 

 

 

 

 

 

 

シンガポールの出張ピアノ教室/大人ピアノは極上のヒーリング♬

 

 

 

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