こんにちは。
シンガポールの出張専門ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、夏休み特集コラム9日目です。
▶︎Vol.2 なぜ則子先生は、最初に「手」を見るのか
▶︎Vol.3 練習時間より大切なもの
▶︎Vol.8 おうちの方が見ていなくても、子どもは伸びます。
発表会は、腕を競う場ではありません。
発表会というと、
「上手な子が目立つ場」
「間違えずに弾ける子が評価される場」
そんなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
でも私は、発表会をそのようには捉えていません。
発表会は、腕を競う場ではありません。
比べるための舞台でもありません。
私はいつも、こう考えています。
発表会は、その子が今持っている力を、そのまま音として届ける場
であると。
発表会のねらいは、ノーミスで弾くことではありません。
大切なのは、その日まで、一人一人が、ピアノを通じて、どんな時間を過ごしてきたか。
できなかったところを、どう乗り越えてきたのか。
どう向き合ったのか。
もう一度やってみようと思えた気持ち。
できたときの手ごたえ。
それらの経験から得た学びを、精神的成長につなげることだと考えます。
だから私は、ステージでの、たった一度の演奏の出来栄だけで評価することはしません。
なぜなら
本番で少し間違えたとしても、それまでの努力が消えることにはならないからです。
一音一音には、これまでの努力の時間がすべて込められています。
発表会は、競争ではなく「共有」です。
一人ひとりが、自分の音を持ち寄り、その場にいる全員で音楽を感じる時間です。
そして発表会には、もうひとつ大切な学びがあります。
それは、他者へのリスペクトです。
自分が演奏するだけでなく、他の人の音を静かに聴くこと。
終わった演奏に、心を込めて拍手を送ること。
舞台袖や客席での過ごし方、順番を待つ姿勢。
そうした一つひとつの経験の中で、子どもたちは「人の表現を大切にする」「尊重する」という感覚を学んでいきます。
これはピアノだけでなく、人生の中でもとても大切な力です。
だからこそ私は、発表会を「演奏技術を披露する場」にはしたくありません。
音楽を通して、他人を尊重する心を育てる時間でもあると考えています。
ですから、保護者の方は、他の子と比べて一喜一憂する必要はありません。
昨日の自分と比べて、少しでも前に進んでいれば、それで十分なのです。
そしてその積み重ねが、やがて大きな自信になります。
今年、当ピアノ教室の発表会は30回目の節目を迎えます。
これまで積み重ねてきた一つひとつの音と時間が、この記念すべき回につながっています。
今回も、日本からの特別ゲストによる特別パフォーマンスや、翌日に開催する音楽イベントなどを予定しており、目下、準備が着々と進んでいます。
発表会は、単なる「その日のイベント」ではなく、生徒さん一人一人の成長と音楽での繋がりを育てる大切な時間です。
私はその時間を、安心できるものにしたいと思っています。
✅緊張しても大丈夫。
✅間違えても大丈夫。
そのままのあなたの音でいい。
そう思える空気の中でこそ、子どもたちは本来の力を発揮し、伸びていきます。
発表会は、順位をつける場所ではありません。
一人ひとりの歩みを、音で感じる場所です。
400人以上、子どもたちの成長を見続けてきたからこそ、私はそう思うのです。

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて35年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。





