こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
今日はまずお知らせから。
当ピアノ教室の2024年在籍生たちのレッスンでの様子をまとめた、オリジナル動画が完成しました✨
現在、保護者の方々に向けて【完成のご報告メッセージ】を順次お送りしているところです。
YouTubeチャンネルで昨日の夕方から限定公開がスタートしました。URLを知っている方のみが視聴できる設定にしていますが、ホントは広く、大勢の方たちに観ていただきたい、知っていただきたいなぁというのが本音。だってみんなとっても
キラキラ輝いているんですもの💕
小学生以上の生徒さんたちとは、一人一人と仕上がりのイメージをじっくり話し合って「弾いているところがいい?」「正面から写したほうがいい?」などを尋ね、自分の意見を言葉で伝えてもらってから撮影に臨みました。
幼児さんたちの撮影は、とにかく一瞬が勝負。
則子先生は、これまでにも、たーくさんの生徒さんのお写真を撮影してきたので、子どもの写真のいいアングルの探し方や表情の活かし方など、シャッターチャンスをつかむのは結構得意だったりするんですよ、えへん(笑)
出来立てホヤホヤの動画ですが、早速、視聴を終えた保護者の方々や大人レッスン生から嬉しいフィードバックが続々と届いています。一部をご紹介しますね。
🌷本帰国したMちゃん(小学2年)のお母さまより
🌷発表会初参加、Rちゃん(中学1年)のお母さまより
🌷リトルピアニストたちの憧れ、Kちゃん(中学2年)のお母さまより
🌷大人ピアノレッスン生、Sさんより
シンガポールにはたくさんの個人ピアノ教室があり、ピアノを教えている日本人もたくさんいますが、このようなビデオを生徒さんのご家族向けに作成しているのは、当ピアノ教室が唯一だと断言します。なぜなら
時間も手間もかかって大変な作業なうえに、実益が伴わないから(もちろん無償です)。
別に、そこまでやらなくてもいいんじゃない???
というお声や嘲笑が、同業者から聞こえてきそうですけれど…
それをやっちゃうのが則子先生😆
当ピアノ教室の生徒さんが総出演しているこの動画を作成した理由はいくつかありますが、指導のプロの視点から見た最大の目的はズバリ
コミュニティ感覚の構築
です。生徒さんたちが
ピアノを通じた仲間たちがいること
を具体的に知ることは、想像以上に大きな心の支えになり、モチベーションの原動力になると、私はこれまでの指導経験から痛感しているからです。
激動のコロナの時代を経て、私たちは直接多くの人と接する機会が減りました。
人と人との交流の仕方が変わっただけではなく、社会構造そのものまでも大きく変化しましたが
たとえ物理的な距離があったとしても、コミュニティ感覚を高めていけると私は考えます。
そもそも、コミュニティとは何か、みなさんは掘り下げて考えてみたことがあるでしょうか?
コミュニティとは、コミニティ感覚とは。
コミュニティの語源は、ラテン語の「Communis」。何かを共有するという意味があります。
そう。お互いに共有するものがあれば、コミュニティと呼べるんですね。
実は、会社を指す「カンパニー(Company)」も近い語源です。ただ、会社はコミュニティではなく「チーム」に近い感覚といえるでしょう。
双方の違いは、目的がどこにあるかです。
チームはその「外側」に目的があり、コミュニティは「内側」に目的があります。
たとえば
サッカーチームなら、大会で優勝するなど自分たちの外側にあるものが目的になります。
一方、サッカーコミュニティという言葉からは、自分たちが楽しむという内側に目的があるように感じられませんか?
コロナ禍を経て、コミュニティのあり方にさまざまな変化が起こった中で、私が最も着目しているポイントは
オンラインとオフラインを融合したコミュニティ活動が増えている
ということ。すなわち
オンラインとオフライン、それぞれの役割ができた
ということです。
当ピアノ教室では、そのような時代の流れをいち早くつかみ、これまでの音楽経験を存分に活かし、2020年、コロナが世界中で猛威をふるっていたさなかにおいても学びのスタイルを進化させ、オンライン、オフラインを融合させた
ハイブリッドピアノ発表会
という新たなコンサートスタイルを編み出し、保護者の方々から高い評価をいただいた実績があります。
「オフライン」は「熱量」が生まれる場所。リアルなイベントでは、実際に演奏を生で聴いて、お互いに会話を交わしたりなど、直接交流できるメリットがあります。
ただ、この熱量って、しばらくすると、どうしても冷めてきてしまうんですよね。
そこで活用すべきは「オンライン」です。
オンラインは、この熱量を「しっかりと保温」する、もしくは「蘇らせる」役割がある
そう考えます。
新しいテクノロジーの出現によって、コミュニティは、これからどんどん姿を変えていくことは明らかであり
やがて次世代はVR(仮想現実)やAR(拡張現実)が活用される日も近いでしょう。
現時点は、まだ、こうしたテクノロジーに興味がある人が触れている段階で、一般化するのはこれからですが、この先、どんなにテクノロジーが発達しても、人と人とのコミュニケーションは残り続けると私は思います。なぜなら
熱量を生み出すことができるのは、人と人との血の通った交流からのみだから
すべてがAIやロボットで完結することなどないけれど、これからますます世界中で人口が減ってくるに従い、人から直接何かをしてもらうことが、とても貴重になってくるでしょう。
医療の現場や飲食店のサービスなどを見れば、すでにそれが明らかですね。
次世代を担う子ども達が、コミュニティ感覚を育て、上手に活用していくためには、自分は何ができるかを考えて、能動的に関わるとよいでしょう。
消費者ではなく、生産者として関わろうとする当事者としての意識です。
今日は少し難しい内容になってしまいましたが💦
最後に。
私は指導の現場で常に「音楽は演奏者と聴き手の心を繋ぐ、音のコミニュケーション」であることを意識しながら一人一人の生徒さんに接しています。
それはすなわち、ただ「目の前の生徒さんがピアノを一人前に弾けるようになること」だけを最終目的に据えているわけではないことを意味します。
当ピアノ教室のレッスンは、ピアノを学ことを通してコミュケーション感覚を磨きながら、次世代をたくましく生きる力を育むレッスンです。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針