こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子（つかごし のりこ）です。
1992年来星。シンガポールPR（永住権）保有者。
シンガポールで1番長い指導歴の日本人ピアノ講師です。
シンガポールは日本とはピアノ教室の事情が異なり、講師の自宅でお教室を開講することは法律で認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
Q&Aシリーズ⑩
先生のお宅でのレッスンはありますか？
今日は、当ピアノ教室でレッスンを開始して3ヶ月目に入った3歳の女の子のピアノレッスンを通しての成長の記録です。
３歳からのピアノ個人レッスンは早すぎる?
5歳のお姉ちゃんと一緒に体験レッスンのお申し込みをいただいたとき、お母さんは
「3歳だと、まだピアノを習わせるのは早いかしら？」
と、レッスン開始の時期の見極めに悩んでいらしたようで
「体験レッスンの娘さんの様子を見てから、レッスンを受講するかを判断したい」とのことでした。
初めてのお稽古ごと。
3歳だと、まだまだ気持ちは半分赤ちゃん。
果たしてきちんとできるのか、お母さんは不安でたまりませんよね？
こんな時は、無理して焦ったり、無理強いすることは逆効果です。ピアノレッスンを始める最適な時期は、お子さんによって大きく異なります。
ピアノのレッスンは息の長いお稽古になりますので、体験レッスンでのお子さんの反応や表情を見て、ピアノに興味を持ってレッスンを続けられそうか、今がレッスンの始め時なのかを、じっくりと見極めましょう。
体験レッスンの時、指導者は、プロの視点で、ピアノに触れている時以外も、お子さんの一挙手一投足に、常に注目しています。
シンガポール出張ピアノレッスンQ&A ③/レッスンは同席した方がよいですか？
この３歳さんは、初対面の日、先にレッスンを始めたお姉ちゃんの様子を時折伺うようにしながらも、お母さんにピッタリとしがみ付いて、コアラのように抱っこされたまま、ピクリとも動きません。
しかし、いざ自分の番になると一人で椅子に座り、手のひらで鍵盤を元気に叩いてみたり、人差し指であちこちの音を鳴らしてみたり、自分の知っている「ピアノの弾き方」を一生懸命にデモンストレーション!!
お母さんの姿が見えなくても
泣いたりせずに一人で初めての大人と二人きりで
自分の好きなように遊び回ることができないのに
お気に入りのおもちゃもなしで
30分の間、終始ご機嫌に過ごすことは、3歳さんにとって決して簡単なことではありません。
しかしピアノレッスンは、それだけでは充分とは言えず、何か一つでも「できた！」を実感してもらわなければ価値がありません。
この生徒さんは、初めてのピアノレッスンを花丸5つ分に匹敵するほどの立派な出来栄えで幕を閉じ、シールももらってご満悦の様子。
レッスンを終えると一時間もしないうちに、お母さんからご連絡が入りました。
「大変楽しかったそうなので、ぜひ娘2人共レッスンをお願いします」！
3ヶ月でこんなに成長しました。
ピアノレッスンを始めて3ヶ月が経過した現在は
♪無駄な音を出すことが殆どなくなり
♪落ち着いて座ってお話が聞けるようになり
♪ワークブックの色塗りが丁寧になり
♪鍵盤を見て、真ん中の「ド」の場所が自分で見つけられるようになり
♪数を数えながら音符を読んで
♪音符を指差しながら音が出せるようになりました！
この日のレッスンでは、初めての「レ」に挑戦。テキストの中に早速くまさんのイラストを見つけて
「くまさん、もってくる」
と、自分のお部屋からぬいぐるみさんを連れてきて、ピアノを弾く様子を、そばで見守ってもらいました。
レッスン最後のお歌は「きらきら星」。お歌は、いつもディズニー映画の主題歌などの英語の歌の中から好きな曲を選んで歌っています。
今年の「ハイブリッドピアノ発表会」は、発表会初参加となり、お歌での参加が決定しているため、この日のレッスンは、お母さんと一緒に動画の撮影の時のアングルの打ち合わせもしたりと、盛りだくさんの内容でした。
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お歌の時間になると、この生徒さんは、いつもカーテンの影に隠れたり、マットレスで囲いを作って「秘密基地」のような空間を確保してから歌い始めます。
おそらく「すみっこぐらし」みたいに、狭い場所にいると落ち着くのでしょう。
実は私も同類で、奥まった角のスペースが好きで、子どもの頃は、押し入れの隅っこに入り、リカちゃん人形で遊んでいたので、気持ちはよーく理解できます（笑）
伴奏をしながら、少し薄暗いスペースを上からそっと覗き込んでみると、ピアノの音のリズムに合わせて、身体を揺らしながら歌っている生徒さんの姿が見え隠れ。
時々目をつぶって、どうやらプリンセスになり切っているようです。何ともかわいいですね♡
当ピアノ教室の、今までの最年少の生徒さんは、1歳半でした。
もちろん、その月齢では、まだピアノを弾くことはおろか、1人で椅子に座ることもできません。
にもかかわらず、生徒さんからのご紹介で、お問い合わせのお電話をいただいたときには、早くも、お母さんの心の中には、すでにピアノレッスンへの希望や将来のビジョンが固まっていたようで
♦︎グループではなく個人で、子供の合ったペースに合わせて学ばせながら、個性を伸ばしていきたいこと
♦︎スクールへの行き帰りを考えると体力的にきつくて通う自信がないので、自宅でのレッスンを希望していること
♦︎リトミックから入るのもいいけれど、せっかくピアノを習うのならば、遠回りをしないで最初からピアノに触れた方が吸収が早い？レッスンの自覚も早く芽生える？
などなど。母親の立場からの貴重なご意見に、なるほど！と納得していると
「先生、何ができますか？」
と、いきなりの直球ストレートです!!!
圧倒されるような熱量ですね。
この生徒さんのレッスンは、お母さんのピアノレッスンへの情熱に完璧にノックアウトされてのスタートでした(笑)
シンガポールのピアノ教室Q&A/何歳からピアノレッスンを受けられますか?
レッスンを開始してから軌道に乗るまでは紆余曲折ありましたが、お母さんと二人三脚で乗り越えて、3歳を過ぎる頃には、両手の曲が弾けるようになって、日本に帰国されました。
日本では現在、友達とバンドを組んでベースギターを弾いているそうですよ。
お子さんがピアノを弾くことに興味を示した時がレッスンを始めるチャンス
ピアノレッスンを始めるのに、横並びに何歳から、という線引きはできません。
当ピアノ教室は、講師の長年の指導経験を活かした柔軟なレッスン内容が特徴です。
生徒さん一人一人の年齢、適性、好みなどに合わせたレッスンを、その時の状況に合わせて組み立てていきます。
シンガポールのピアノ教室/４歳男の子、スラーってなあに?(練習動画あり)
体験レッスンでは、ご意向を丁寧に伺いますので、ピアノレッスンへの夢を、どんどん聞かせて下さい。
指導のプロには、夢を叶える方法が、お子さんの数だけ無限にありますよ♬
