こんにちは。
このQ & Aシリーズでは、当ピアノ教室へのお問い合わせの際に、保護者の方々からよくいただくご質問にお答えしています。
♦︎Q & Aシリーズ②
♦︎Q & Aシリーズ③
♦︎Q & Aシリーズ④
♦︎Q & Aシリーズ⑤
♦︎Q & Aシリーズ⑥
①何歳からピアノレッスンを受けられますか?
音の出るおもちゃをご機嫌で鳴らしたり、音楽が聞こえると身体を揺らしてリズムを取ったり。お子さんはみんな音楽が大好きです。
小さい子ども達の音楽表現というのは、快感情の表れ、快感情とのつながりです。嬉しいとき楽しそうに鼻歌を歌ったり、替え歌を歌ったり。
シンガポールでピアノ指導を始めて今年で28年。当ピアノ教室で今までで最年少の生徒さんは1歳6か月の女の子です。
同じコンドミニアムにお住まいの生徒さんからのご紹介でした。
掲示板の売買でたまたま目にとまったアップライトピアノをお嬢さんにと購入し、あと数年したらお稽古を始めようと思っていたそうです。お母さんはピアノレッスンの経験はなくピアノは静かにリビングに鎮座して出番を待っていたそう。
最初にお母さんとお電話でお話した時の衝撃は10年以上経った今もよく覚えています。
お母さんはまず最初にお子さんの年齢を告げた後
「先生、何ができますか?」
ピアノレッスンへの熱意がダイレクトに伝わるその言葉を耳にした瞬間、指導者魂が胸の中で一気に燃え上がりました。できることはたくさんあります!
体験レッスンでは早速アイデアのご提案をしながらお子さんの興味や音楽への感度、利腕、手の大きさや握力などを観察。その日からお母さんと密接にコミュニケーションを取りながら二人三脚の日々が始まりました。
最初はお母さんの膝の上に座って、おうたやリズム打ちからスタート。
時には睡魔と闘いながらお指の体操
時には空腹に負けてオヤツ休憩を挟み
時には何回もお着替えを繰り返し発表会ごっこ
時にはずっと歌いながらダンスをして
時にはご機嫌ナナメでストライキのため私の童謡メドレーを聴いて曲当てクイズ
毎回ピアノレッスンを楽しみにしてくれてとびっきりの笑顔で迎えてくれるのが何より励みでした。次第にレッスンの形が出来上がるのをお母さんと喜びながら夢中で駆け抜けた日々。
ようやく3歳を過ぎた頃両手の曲が弾けるようになり、さあ、これからが益々楽しくなるよ!というタイミングで本帰国されることが決まったときは、お母さんと2人で号泣でしたよ。
今、その生徒さんは中学生になり、お友達同士でバンドを組み、ベースギターを弾いているそうです。音楽が生活の中に溶け込んでいるようで嬉しいですね。好きなアーティストは「ワンオク」だそう。私も「Where never you are」や「C.h.a.o.s.m.i.t.h」をレッスンの移動時間に聴くので、あの曲のベースを弾くなんてカッコいいなぁ、すごいなぁ、と尊敬しちゃいました!シンガポールでコンサートが開催された事も知ってたようです。
ピアノレッスンを始めるのに横並びに何歳から、という線引きはできないと考えます。
音楽に親しみながら脳の発育を促し、感受性を磨き、音感やリズム感を養いながら楽器演奏の下地を作っていくには年齢を問わず興味が芽生えたタイミングで可能な範囲内で環境を整えていただき、レッスンを始めるとよいですね。
3歳頃までのお子さんは、保護者の方もレッスンに一緒にご参加いただくとお子さんは安心して新しいことに挑戦できます。先生に褒めてもらう様子をお父さん、お母さんに直接見てもらうことは大きな自信に繋がり意欲を高める源泉になります。
当ピアノ教室では生徒さん1人1人の年齢、適性、好みに応じたレッスン内容を組み合わせ、幅を持たせたフレキシブルなレッスンをしています。体験レッスンではご意向を丁寧に伺いますので、ピアノレッスンへの夢をどんどん聞かせて下さい。夢を叶える方法はたくさんありますよ。
脳の発達や身体機能、聴覚、判断力、理解力が一気に高まるのは4歳から5歳頃です。ピアノレッスンに対しての自覚もしっかり芽生えてきますね。1人で何かをやり遂げた達成感を強く実感できたり、頑張ることが嬉しい年齢でもあります。数を数えたり、まだ読めなくても文字に興味を示し始めるお子さんもいます。ピアノを習い始めるお友達から刺激を受けることもありますね。
当ピアノ教室では、体験レッスンを受講せずに、発表会を観に来てくださってご入会される生徒さんもいらっしゃいます。同じ年頃のお子さんがステージでピアノを弾く様子をじかに見ることは、大人が思う以上に強いインパクトがあります。私もその1人でしたよ。
年に一度日本人会で実施している発表会は自由にご入場いただけますのでお気軽にいらして下さいね。
お子さんがピアノを弾くことに興味を示したときがレッスンを始めるチャンス。
体験レッスンは楽器をお持ちでなくても受講が可能です。
お申し込みをお待ちしております。