シンガポールの出張ピアノ教室/先生も練習するの？

こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation

講師の
塚越　則子です。

 

先生も練習するの？

 

レッスンの現場で実はこれ、結構な頻度でいただくご質問です。

 

 

「もちろん、練習しますよ」

 

 

そう答えると、ピアノの経験のない保護者の方にとっては意外なようで

 

 

え？

 

 

先生って、どんな曲でも練習しなくてパッと弾けるものだと思ってました

 

 

とおっしゃいます。

 

 

おそらく、イメージされているのは、例えば

 

 

「アラベスク」だったり「エリーゼのために」だったり「トルコ行進曲」だったり、シンプルなソナタだったりするのだと思うのですけれど….そのクラスの曲は説明するまでもなく

 

 

わざわざ時間を割いて練習する必要はないです。

 

 

ちなみに昨日のレッスンでは、コンクールの課題曲でもお馴染みの、この曲集の中から2曲、ひさーしぶりにお手本で弾きましたよ。その場の流れでしたので、もちろん練習なしです。

 

 

 

 

 

世の中には、みなさんご存知のように、たくさんの曲が存在します。新しい曲だってどんどん誕生していますから、初めて目にする譜面だってあります。初見で弾ける難易度の曲ばかりではありませんし、ただドレミがあっていれば、リズムがあっていれば、それで音楽が成立するわけではありません。

 

 

 

また、その中で私が弾きたいと思う曲は、ピアノのために書かれた作品だけではありません。

 

 

 

市販の楽譜がなければ自分でアレンジします。(則子先生は、小学生時代からプロの作曲家に師事し、アレンジャーとしての経験もあります)

 

 

 

時には電子ピアノの機能を使って多重録音をしたりデータ作成をしたりすることもあります。

 

 

 

ですので、みっちり時間をかけて準備を整え、自分の中に落とし込む作業をする必要があるのです。

 

 

 

いきなりぶっつけ本番で、やってできないこともないのでしょうけれど、それでは質の高い作品など到底できません。

 

 

 

やっつけ仕事

 

 

 

は絶対にイヤです。なぜなら他人はごまかせても、自分はごまかせないから。

 

 

自分を高めていくために努力する、これってピアノだけではないですよね。

 

 

ここだけの話、巷には、初心者ならばわからないだろうと、今までご自身が習った曲、弾いた曲だけを「繰り返し」「長年」弾き続けたり、パパッと弾けてしまうレベルの曲を弾いただけで、ふんぞりかえっているピアノの先生が多くおられるのも事実。

 

 

どうしたいか、どう音楽と向き合いたいかは、それぞれ個人の自由です。

 

 

最終的には自分の作り出す音楽に対しての熱量、そして美学、ひいては生き方そのものが影響しているのですから。

 

 

 

話が少し逸れてしまいましたが…

 

 

 

私は少しでも多く練習時間を確保して、一回でも多く弾き込みたいタイプですので、いくつかの小さな工夫を生活の中で積み重ねており、そのひとつが「お惣菜のストックづくり」です。

 

 

冷蔵庫に貯金(笑)をもっておくと時短できますし、いざというときに安心ですよね✨

 

 

気持ちに余裕ができると、練習もはかどります。

 

 

実は私、音楽関係者と親しくするポイントの一つは、お料理に関する感性だったりします。

 

 

お料理好きの人が奏でる音には、ご自身の哲学が宿っていて、一本芯が通っていると感じているからです。

 

 

 

そういえば世界で活躍されたピアニスト、中村紘子さんも、プロ並みのお料理の腕前で、ご自身のレシビもたくさん考案されていたことで有名ですね。

 

 

え、則子先生って家事もやるのですか?

 

 

これも、よくいただくご質問ですが、もちろんですよー(笑)

 

 

 

何を隠そう、今朝も5時に起きてブログの原稿をまとめながら、お料理してました。今日は、レッスンから帰ってきてからも、電子ピアノで少し音出しをしたいなぁと目論んでいます。

 

 

 

 

全く映えない「茶色系」ばかりですけれど（笑）、どんなに長く海外に住んでいても、結局こういう味が落ち着くんですよね。

 

 

 

ローカルフードもたまにいただきますし、好きですが、自分のソウルフードとは違うので、身体が求めるという感覚はありません。

 

 

 

「海外にいるから、日本の家庭の味に飢えてるんじゃない?」と思う方もおられますが、シンガポールは、様々な食材も豊富に手に入りますので、普段からこんな感じで和食メインの献立ですよ。

 

 

 

お味噌汁は、ほぼ毎日添えます。お味噌は母の故郷の福井産が定番。

 

 

 

ところで皆さん、昨晩の激しい雨、大丈夫でしたか?

 

 

 

私は結構濡れましたが、レッスンが全て終わって帰宅するだけでしたので問題なしでした😃

 

 

 

「最近、激しい雨が降ると則子先生大丈夫かしらって心配で…」

 

 

 

そんなお言葉を、最近、レッスン先のあちらこちらでいただきます。ありがたいです。嬉しいです。気にかけていただいていると思うと俄然、元気が出ます。

 

 

 

当ピアノ教室の本日の出張レッスンは、パシルリスで大人ピアノの生徒さんのレッスンを終えた後、リバーバレーに移動し、さらに南下して、ハーバーフロントエリアを数ヶ所回るルートです。

 

 

 

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。