こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
先日の投稿で、当ピアノ教室にエレクトーンの生徒さんをお迎えしたことをお伝えしました。
※則子先生は、ヤマハ認定グレードで、ピアノとともに、エレクトーンの指導、演奏の最高位のグレードを取得している、鍵盤楽器のスペシャリストです。
シンガポールでは、エレクトーンのレッスンを希望される方は少ないですが、時々お問い合わせをいただくことがあり、今までに中級、上級の生徒さんを育てた実績があります。
◆ご参考までに◆
ヤマハ音楽教室の幼児科のグループコースでは、レッスンにエレクトーンを使うことが全世界共通のシステムとして定められています。
幼児に、まず音楽の楽しさを体験してもらうには、エレクトーンが適している
とのヤマハの考え方からです。
幼児科コースの卒業は、いわば音楽の世界での幼稚園の卒園です。ヤマハでは、幼児科で音に親しむ下地を育てたのちに本格的に音楽を学んでいく個人レッスンに移行する流れが一般的ですが、その際、ピアノかエレクトーンか、専攻楽器を選択します。
シンガポールではエレクトーンの先生が、なかなかみつからない。。。??
そんなお悩みを持ち、ヤマハの幼児科さんを卒業したあとエレクトーンに進ませるのを諦めたり、お子さんがピアノを習っていくうちに電子楽器に興味を持っても、本格的に学ばせることを躊躇しているご家庭があるのではないでしょうか。
当ピアノ教室では、エレクトーンを専門に習いたい生徒さんや、ピアノと両立したい生徒さんも大歓迎しています。お気軽にご相談くださいね。
シンガポールの出張ピアノ教室Q&A11/エレクトーンのレッスンはありますか?
前回のレッスンは、シンガポールで以前に習ったという曲の復習が中心でした。
❤︎指使いを正しくなおし
❤︎曲にふさわしい《レジスト》を選択し
❤︎手付かずだったベースにも挑戦しました。
《レジスト》とは、エレクトーンを演奏するための「音色」や「リズム」などの設定情報のことです。
ようやくエレクトーンらしい演奏の基礎が整ってきつつあり、【軌道修正】が順調に進んでいます。
エレクトーンの演奏には、エレクトーンの様々な機能を使いこなし、速やかに操作することも含まれますが、ここがピアノのレッスンとは大きく異なる点といえます。
とてもシャイな生徒さんですが、レッスンを重ねるごとに、できるようになった手ごたえを感じているようで、笑顔が増えていくのがわかり、則子先生もやりがいを感じています。
この日のレッスンの最後には、お母さんから大きな拍手をもらって、生徒さんはすっかりご満悦でした。努力したことを、たくさん褒めてもらえて嬉しかったね!
転入してきてから3回目のレッスンが終わり、鍵盤楽器の演奏面での技術の点で、特に目覚しく進歩したのは「運指」です。
運指ってなあに?
みなさん、指は5本、両手合わせて10本ですね。
ピアノは88鍵。エレクトーンの鍵盤は上下それぞれ49鍵ですから当然、指が足りません。
そこで、鍵盤楽器を演奏するときは、計10本の指を工夫して使っていく必要があるのですが
この指の使い方のことを運指(うんし)といいます。
一般的には「指使い」と呼びますが、指使いの組み立て方には一定の法則があり、自己流で進めようとしてもわからないことが多いので、プロの指導を仰ぐのが上達には一番の早道です。
運指には大きく分けて4種類あります。
1. 指くぐり
2. 指越え
3. 指替え
4. 指広げ
また、ピアノ、エレクトーンなどの鍵盤楽器では『黒鍵は1(親指)で弾かない』ということも暗黙の了解となっており、重要なポイントです。
これには美意識も影響しています。黒鍵を親指で弾こうとすると、鍵盤の位置と指が生えている角度の関係で不自然な動きになり、美しくありません。無理やり弾こうとすれば、粗野な音の響きになってしまいます。これは皆さんも覚えておくと役に立ちますよ。
ある程度上達してくると、楽譜に書いてある「オススメの運指」とは違う組み合わせを考えることもあります。
なぜなら、動かしやすい指や動かしにくい指、長さなどは人によって一人一人異なるからです。
もちろん動かしにくいなどの問題は練習で克服するのがベターですが、手の大きさや指の長さが足りず、どうしようもない場合もあります。
苦手を上手にカバーしながら得意なところを強みとして活かしていく、それが運指を決める時のポイントです。
特にポビュラー音楽を演奏するとき、指番号は書いてありませんが、運指は演奏の出来栄えに直接影響してくるので、特に注意して丁寧に指導しています。
エレクトーンの上達のためには、楽器の特性を知り、音楽的技術と感性の両方を育て、磨いていく必要がありますが、大切なのは
バランス✨
エレクトーンは、みなさんご存知のように、楽器に内蔵されている機能が多彩なため、覚える操作もたくさんありますが、コンピューターの扱いに普段から慣れっこの令和キッズにとって、複雑さは恐怖ではなく、むしろ楽しさを感じて引き込まれていく魅力の一つのようで
触っていくうちに、あっという間に覚えていく、その勘の良さと吸収力、記憶力の高さはピカイチだと感じます。
新しいコンピューター機器などを扱うとき、気が遠くなるほどのトライ&エラーを飽くなく繰り返して、ようやく”何となく感触が掴めたてきたかしらレベル”の【生粋の昭和人間】の則子せんせーとは、そもそも頭脳の仕組み自体が根本的に違うのではないかと思ってしまうほど。(体型もしかり 笑)
この生徒さんがお家に持っている最新のSTAGEA には、まだ触ったことのないボタンがいっぱいあり、見えないところにも知らない機能がたくさん潜んでいるため、かねてから様々な疑問があったといいます。
これから少しずつ則子せんせーが教えてあげるね♡
豪華な演奏ができるようになるよ。楽しみにしててください。
レッスンを通して、たくさんのことを吸収して
エレクトーンの面白さを満喫して、弾くことを身体中でエンジョイしましょう♬
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。