こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
早いもので、2022年も、折り返し地点を過ぎ、今年もシンガポールでは、1年の最大イベント、8月9日のナショナルデーが近づいてきました。
週末の夕方には、シンガポール国旗を掲げたヘリコプターや軍用機が空を飛ぶリハーサルも本格化しています。
このリハーサルが始まると、今年もナショナルデーが近づいてきたことを実感するという在星者の方も多いかと思いますが
今年来星されたばかりの方は、突然の空からの轟音に、さぞかし驚かれているのではないでしょうか。
ナショナルデーとは、シンガポールの独立記念日のことです。
毎年8月9日、シンガポールでは祝日となっており、国を挙げて様々なイベントを行って盛大にナショナルデーを祝います。
1965年8月9日にマレーシア連邦から独立したシンガポール。
初代リー・クアンユー首相からゴー・チョクトン首相、そして現在のリー・シェンロン首相が率いる国家として、2022年の今年、57回目の独立記念日を迎えます。
ナショナルデーが近くなると、シンガポールの国旗をイメージした赤や白い色の服を着て外出をする人が多くなりますが、これは日本では見かけない光景です。
国旗の赤は「普遍的な親愛と国民の平等」を表し、白は「永遠の高潔」を表すのだそうですよ。
ローカルの幼稚園、小学校では、ナショナルデーをお祝いする日があり、子どもたちは皆赤と白の服を着て登園します。
当日は、シンガポールの伝統や歴史を教わったり、その年のテーマソングを歌ったりダンスを踊ったりします。
毎年、ナショナルデーにはテーマがあります。
今年のテーマは
Stronger Together, Majulah!
多様性の中で人々が団結し、課題に対して乗り越えていくことで、シンガポールの未来をより良くしていこうという願いが込められています。
「Majulah」とは、マレー語で「進む」という意味。
シンガポールの国歌「Majulah Singapura」でもお馴染みの言葉です。
ポストコロナへ向けて、これまでの57年の歩みと未来への希望を持ち、前へ進んでいくといった、強い決意が感じられますね。
ナショナルデーには毎年、テーマに沿った歌が発表されます。
昨年の歌はこちら。
シンガポールナショナルデーテーマソング2021「The Road Ahead」
今年のナショナルデーテーマソングは
シンガポールの有名作曲家であるDon Richmondが作曲し、シンガポール・アイドル初代優勝の歌手Taufik Batisahが歌っています。
早速聴いてみました。うん、いい感じ♬
シンガポールが一つになり、ともに大きなチャレンジを乗り越えていこうという力強いメッセージを感じる馴染みやすい楽曲で、明るく前向きな気分になりました。
Taufik Batisahがシンガポールのナショナルデーソングを歌うのは今回で2回目です。
偶然にも、当ブログでは2年前に「コロナ禍の今だから聴きたい歴代ナショナルデーソング」として、1回目に歌われた「Reach Out For The Sky」を取り上げていました!
今回、2022年のテーマソングの歌手Taufik Batisahが抜擢されたと知り、時代を先取りしたような気分で嬉しくなっている、則子せんせーです(なんとも単純ですが・・・)
シンガポールナショナルデー歴代テーマソングから選ぶ2020年My Best Song
Taufik Batisahの歌のうまさには定評があります。
2006年に放映されて、シンガポール中で大旋風を巻き起こしたテレビ番組「シンガポールアイドル」で何週間にもわたってオーディションを勝ち抜き、初代グランプリの座を射止めた彼。
ピザ屋さんのデリバリーボーイだったことは有名な話です。
当時、週を追うごとに、スターの輝きを増していった彼の歌がどうしても聞きたくて、出張レッスンが終わると「飛ぶようにして」帰宅していたことが懐かしく思い出されます。
◆おまけ◆
少し前に、東京特派員から夕焼けに染まる東京タワーのお写真が届きました。
浜松町の貿易センタービルは、老朽化が進んだため、現在、粛々と改装工事が行われているそうです。
ここは、小学4年生の時に受けた、エレクトーン4級グレードの試験会場だったところ。
ちなみに4級は先生として教えられるレベルです。自由曲の演奏に加え( 15曲を暗譜で用意していきますが、何を弾くかは試験の時までわかりません。
試験官の先生が、その場で1曲、もしくは2曲選曲します)シャープ、フラットのある初見や、数小節のメロディ譜に伴奏をつけて曲に仕上げるといった即興の試験もあります。
受験しているのは大人ばかりでしたが、もちろん子どもだからといって甘えは許されず、私はシッカリ3回落ちました。
今度こそは、の願いを込めた4回目の試験の朝は、母が突然「方位学の本で見ていいと書かれていた」といって、いったん竹芝埠頭に寄り、その方角から向かったという「既成事実」を作って会場入りをしました。それで合格できたのかどうかは永遠の謎ですが。。。冬のとても寒い日だったことを覚えています。
それにしても、高輪のアンナミラーズといい、浜松町の貿易センタービルといい、見慣れた場所が次々と姿を変えていくことに寂しさを感じないわけではないけれど
新しい姿になったTokyo で、また新たな思い出を刻んでいくことは楽しみでもあります。
一時帰国中のみなさん、滞在を楽しんでますか?
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。