こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

今年シンガポール在住29年目に入りました!
シンガポールで1番長い指導歴の日本人ピアノ講師です。
プロフィール

 

 

 

今日から8月。ピアノレッスンに向かう移動のあちらこちらで紅白の国旗がめっきり増えてきました。シンガポールのナショナルデー(建国記念日)は8月9日です。2020年の今年、建国55周年を迎えます。

 

 

 

ナショナルデーでは毎年シンガポール国軍のショーやパレード、各団体によるミュージカル仕立てのパフォーマンスなどがあり、フィナーレは花火が盛大に上がり国を挙げて華々しく建国をお祝いします。

 

 

 

来星した年の1992年、初めてナショナルデーパレードをテレビで観たときは日本の建国記念日との差に大変驚いたことを覚えています。

 

 

 

今年は今までとは全く違う形のお祝いになりそうですが、サプライズプレゼントがありました。

 

 

 

当日に先立ち、シンガポール国民とPR(永住権保有者)にグッディバッグ(記念品)が配られました。スナックやジュースの他に体温計や消毒ジェル、ライオンマークのついたマスクも入っていましたよ。涼しそうな素材なのでレッスンの際にも重宝しそうです。

 

 

 

 

 

私には毎年ナショナルデーのイベントで楽しみにしていることが2つあります。

 

 

一つ目は航空ショー。
今年も例年通りすでに予行練習が数週間前から始まっていますが、遠くから近づいてくる音でF-15やC-130を聞き分けてバルコニーに待機し、姿が見えなくなるまで時間の許す限り真剣に空を見上げています。

 

 

 

 

建国以来この日は不思議と直前まで雨が降っていても航空ショーの時間になるとピタリと止むため、シンガポールの国力を象徴しているという人や、まことしやかに「雨を降らせないように気象を操作しているらしい」「風水師にお願いしているらしい」など、巷では色々な想像が飛び交います。さて今年はどうなるでしょう?

 

 

 

 

2つ目は、毎年発表されるナショナルデーのテーマソングです。

 

 

 

ナショナルデーには、毎年テーマがあり、それに沿った曲が発表され、歴代のテーマ曲で人気の名曲は毎年歌い継がれています。

 

 

今年のテーマは

「Together, A stronger Singapore 」

 

 

 

シンガポール政府は現在「SG United 」をスローガンに掲げ、新型コロナウィルスCOVID-19 に国民が一致団結して立ち向かい、建国以来の最大の危機をみんなで協力して乗り越えていこう、と様々な発信を続けています。今年はナショナルデーソングもこのテーマに沿った歌が先頃発表されました。一曲はスローバラード、もう一曲はラップ調の軽快な曲です。

 

 

 

シンガポールにお住まいの方はショッピングセンターやタクシーの中のラジオから流れてくる歌声を耳にしたことがあるかも知れませんね。

 

 

空に手を差し伸べよう!

 

 

今年の歌を含め、歴代のテーマソングはどれもみんな大変素敵な曲ばかりで好きな歌がたくさんあるのですが、私は2020年の今だからこそ、あえて15年前の懐かしいテーマソング「Reach out  for the skies」をMy Best 1に選びたいと思います。空に手を差し伸べよう!のタイトル通りの明るく前向きな気分を誘う親しみやすいメロディです。

 

 

 

 

女性シンガーはシンガポールを代表する女優さんのRui En 、男性シンガーは初代シンガポールアイドル優勝者Taufik です。

 

 

シンガポールの国歌をご存知ですか?

 

 

Majulah Sungapura」という歌です。
シンガポールの公用語は、英語、中国語、マレー語、タミール語と4ヶ国語ですが、シンガポールは独立前マレーシアだったことからマレーシアへの敬意を込めて、国歌の歌詞はマレー語です。

 

 

 

Majulahの意味はマレー語で「進め!」

 

 

2020年の今年のナショナルデーパレード(NDP)のロゴには、思いやりを表すハートの中にシンガポールの象徴である星と三日月、信念を表す拳が描かれています。

 

 

 

Saya juga majulah
ニューノーマルの時代もNDP2020のスローガンを胸に、シンガポールの日本人ピアノ指導者として更に力強く前進します!