こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子（つかごし のりこ）です。
1992年来星。シンガポールPR（永住権）保有者。
シンガポールで1番長い指導歴の、日本人のピアノの先生です。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
Q&Aシリーズ⑩
先生のお宅でのレッスンはありますか？
講師 塚越 則子（つかごし のりこ）は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器演奏のエキスパートです。
昨日は、最後のレッスンの生徒さんが、塾の春季講習があってお休みだったため、いつもより早い時間にレッスンが終わりました。
少し寄り道をして、気分転換にと30分ほどフラトンベイの周辺を散策したので、今日は、その様子をお伝えします。
毎日、レッスンが終わる時間には、すっかり日が暮れて真っ暗なので、こんな色の空を目にするのは久しぶり。ましてやこの時間に、この辺りを歩くのは、いつが最後だったのか、はっきりと思い出せないほどです。
レッスンが終わるのは、毎日夜8:30前後ですが、昨年のサーキットブレイカー以降、公共交通機関での移動はなるべく避けているので、レッスンが終わると、どこにも寄らずにタクシーで真っ直ぐ帰宅するのを日課とする日々が8ヶ月ほど続いています。
交差点を渡って地下通路で反対側の道路へと向かい、地上に上がると目の前にあるのは「エスプラネード」。
そういえば先週、大人レッスンの生徒さんが、先頃エスプラネードで行われたSSO（シンガポール・シンフォニー・オーケストラ）のコンサートを鑑賞してきたとお話されていました。
ピアニストがコンダクターも兼任していて、ベートーヴェン、ラベル、ドビュッシーを演奏したとのことです。ユニークな企画ですよね。演奏のレベルも高く、大変楽しかったそうです。
エスプラネードの駐車場入り口には、鍵盤もありますが、みなとみらいホールとは違い、残念ながら音は出ません。。。
足音は「ジムノペティ」の調べ??〜Sicial Harmonyみなとみらい〜
コンサートでは、ソーシャルディスタンスを保つために、客席の人数は、かなり制限されていたようですが
少し前まで、シンガポールでは、コンサートホールでの全てのライブコンサートの開催は認められていませんでしたので、それを考えれば、現在は、今後のさらなる規制緩和に向けて大きな一歩を踏み出している状況と言えますね。
昨年の今頃は、毎年秋に恒例の発表会に向けての構想を練り始め、一時帰国し、銀座ヤマハ店で、参加記念品を用意したり、生徒さんが演奏する楽譜を購入したりしていました。今年も、そろそろ準備を開始する時期です。
どうかこのまま状況が落ち着き、今年は、会場での発表会の開催が叶いますように。
2021年の今年、当ピアノ教室の発表会は、25回目の節目を迎えます。
2020年も開催!シンガポールの日本人ピアノ教室発表会の最多回数更新へ。
エスプラネードからシェントンウェイ方面に進んで、現在フラトンベイホテルが建つ場所には、かつては「クリフォード・ピア」と呼ばれる埠頭がありました。
私がシンガポールに移住した1990年代初頭は、サンテックシティもエスプラネードもリッツ・カールトンホテルもなく
マリーナベイサンズやシンガポールフライヤーやガーデンズ・バイ・ザ・ベイの辺りは海でした。
1933年に開業した」クリフォード・ピア」は、2006年に操業を停止し、2008年に、中華料理を提供するレストラン「One on the Bund」に生まれ変わりましたが、建物は、シンガポールの歴史を物語る重要文化財として、かつての面影を、そのまま残しています。
レストランのグランドピアノは、今は静かに出番待ち。。。
そういえば、サンテックシティのピアノもそうでしたね。
シンガポールの出張ピアノ教室/則子先生の日常【あるある】?!
辺りは人気がとても少なく、驚くほど静かで、見慣れた景色なのに、いつもとは空気感がまるで違います。
ぼんやりと眺めているうちに、過去に何度も、日本からわざわざ駆けつけて、発表会の司会を手伝ってくれている、ヤマハのデモンストレーター時代の仲間と、このホテルに宿泊した時のことを思い出し、撮影した写真をシェアしようと送ると、すぐにリプライがきたので、気持ちが緩み、つい甘えてしまいました。。。
わずか30分ほどの散策でしたが、さすが、シンガポールのパワースポットの一つと言われるだけあって、しばらくゆっくりと歩き回っているうちに、不思議と元気が内側から沸き上がるような感覚がしましたよ。
新しい生活様式が否応なしに始まってから1年。
日々、さまざまなことがありますが、ピアノレッスンを通して、これからも当ピアノ教室の生徒さんやご家族の方々の心に、未来の希望につながる灯りを灯していくことができるように
「シンガポールのピアノのお母さん」としての自分の務めを果たすべく、これからもしっかり頑張っていきます! マー様、これからも、どうぞ見守っててくださいね♡
(アバンギャルドなヘアスタイルの後ろ姿が好きです 笑)
