こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールで1番長い指導歴の日本人ピアノ講師です。
シンガポールは日本とはピアノ教室の事情が異なり、講師の自宅でお教室を開講することは法律で認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
Q&Aシリーズ⑩
先日、日本から美しい写真が届きました!
夕暮れの空のグラデーションがとても素敵です。
「月がきれいだったから」
こんな優しい心遣いが、とても嬉しいです♡
今日は私の地元、横浜の話題です。
私は生まれたのは松江市、幼稚園から小学校一年生一学期まで福山市で過ごし、その後、シンガポールに移住する20代まで横浜で過ごしていました。最後の転校生経験は小学校4年生の3学期です。
横浜生まれではない私ですが、横浜市民の考える生粋のハマっ子とは【横浜市歌をソラで歌えること】なので、バッチリOKです♬
足音で奏でる「ジムノペティ」?!
2020年10月27日より、横浜みなとみらいホールのエントランスホールでは、音符の道が設置されています。
(minatomirai 21 公式サイトよりお借りしています)
音符上に立つ人をセンサーで検知して音が出る仕組みになっていて、順番に音符を踏むことでエリック・サティの「ジムノペディ」が奏でられるのだそうです。
人の動きによって音が鳴るタイミングが変わるので、「ジムノペディ」の演奏は、その時限りの一期一会。
数人で同時に和音を奏でて楽しむこともできるのだそうです。面白いですね♬
(minatomirai 21 公式サイトよりお借りしています)
「SOCIAL HARMONY」と名付けられているこの試みは、ソーシャルディスタンスをとるという行為を、社会的な規制ではなく、前向きに取り組める楽しい日常の演出に変えようというコンセプトなのだそうです。
ピアノに携わっている立場からすると、このようなスタイリッシュで楽しい、大人の遊び心を感じる取り組みに、数ある曲の中で、ピアノ曲、しかも「ジムノペティ」を選んでくれてありがとう! の気分です。
ジムノペティとは。
エリックサティが作曲したピアノ独奏曲『ジムノペディ』。1番から3番までありますが、中でも有名なのが1番です。
『ジムノペディ』という名前の由来は、古代ギリシャの祭典『ジムノペディア』。
祭典から名前を取った曲ときくと、華やかで賑やかな曲ではないかと思ってしまいますが、サティの『ジムノペディ』は非常に静かで穏やかな曲調。テンポもゆったりとしていて、お祭りの様子は感じられません。なぜでしょう。
『ジムノペディ』とは、青少年を大勢集めて全裸にして踊らせて、古代ギリシアのアポロンやバッカスなどの神々をたたえる「ギュムノパイディア」(古代ギリシア語: Γυμνοπαιδίαι)[1]という祭典に由来しており、サティはこの祭りの様子を描いた古代の壺を見て曲想を得たといわれる。また、一説には彼が愛読してやまなかったギュスターヴ・フローベールの『サランボー』からインスピレーションを得て作曲したとも言われている。
「ジムノペティ」Wikipediaより引用。
サティが曲のイメージを得たのは、ジムノペディアのお祭りの様子が描かれた古代の壺。つまり、発掘品を見て作曲したからです。だから、静かで哀愁を帯びた雰囲気の曲になっているのですね。
「ジムノペティ」は、ヒーリングミュージックの代表です。ゆったりとしたメロディで弾きやすく、当ピアノ教室の、大人ピアノのレッスン生にも人気があります。
私も楽譜を持っていますよ!
「ジムノペティ」は、深呼吸をしながら、呼吸を合わせるように音を出すと、頭の中がすっきりとするような爽快感が得られます。
このイベントは12月末までなので、残念ながら私は行くことができませんが、都内、横浜近郊にお住まいの方は、是非訪れて、あなただけの「ジムノペティ」の足音を、みなとみらいに響かせて来て下さいね♬
♦︎おまけ♦︎
そういえば、当ピアノ教室では、ハロウィン前後に「おばけの足あと」目撃情報が多発していました!!
シンガポールのピアノ教室/6歳女の子のおばけの足あと(動画あり)
シンガポールのピアノ教室/ハロウィン2020(ピアノ歴10ヶ月7歳のギロック演奏動画あり)
依然として足音は聞こえませんが、その後の、おばけの行方が気になるところです(笑)