こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
時々シンガポール国内で、機会があってピアノの発表会に伺うと、胸がざわつくことがあります。それは
生徒さんのステージでの歩き方やお辞儀の仕方に問題があるとき。
あぁ、かわいそうだな、教えてもらってないんだな…と、つい同情してしまいます。
おそらく講師自身も、きちんと指導を受けた経験がないのでしょう。それはすなわち
別に知らなくても、それで済む環境にいた
ことを意味します。
◆弾き終わると同時に即座に立ち上がったり
◆ぞんざいに頭をちょっぴり下げるだけだったり…
こういうことは、小さな頃に習わないと、大きくなってからは誰も教えてくれません。
もちろん、音大や大学院を出たからといって、自動的に身につくわけでもありません。
ステージマナーは、経験をたくさん積んで、場数を踏んでこそ、はじめて自分のものにできるスキルのひとつなのです。
ちなみに私自身は、小学生時代からヤマハの活動で国内外のあちこちでコンサートに出演し、演奏をしていましたので、ご挨拶をはじめとするステージマナーについて学ぶ機会も多く
先生方から、事あるごとに厳しく叩き込まれて、事細かに、うるさく注意されることがごく身近であり、普通である生活を送ってきました。
子どもの頃は、礼儀の大切さがいまひとつピンとこず、言われるがままに従う感じでしかありませんでしたが、今となってはありがたいなと感謝しかありません。
たかが挨拶とあなどるなかれ
どんな世界で身を立てるにせよ、一流を目指す心意気があるなら(←ここ、重要です!)
ご挨拶が自然にきちんとできる、たったそれだけなのに、一目置かれたり、引き立てられたりする領域が、時代に関係なく確かに存在することを知識として持っておくといいですよ。
ということで、今日は、発表会でのご挨拶に関する昨年の投稿の再投稿です。
必要な方のお役に立ちますように✨
今どきの子ども達は、まっすぐ立ってじっとするということが出来ない場合があります。
え~っ!うそ?????
と思うかもしれませんが
実は結構多いですよ。
生活環境が変わっているから仕方ない。だから練習あるのみ。
昔のことを引き合いに出して話題を展開するのは、おばちゃまの極みなので気が引けるのですけれど(笑)
敢えて言わせていただくと、今の子どもたちは全校集会などで立ち続ける、という機会がめっきり減っていませんか?
私の小学校、中学校時代は、校長先生が朝礼でお話している間、校庭で一列に並び、15分、20分、じっと立ち続けることが当たり前でした。
夏の暑い日は貧血を起こして倒れる子どももいましたが、ふらふらしていると、即座に先生から注意を受けたものです。
今は「ふらふらしちゃいけない」なんて言われたりしませんよね。
もし、うちの子、発表会のお辞儀大丈夫かしら?
と思ったら、ぜひご家庭でも練習してみて下さい。
親も一緒に挑戦してみると、案外奥が深いことが実感できるかと思います。
腹筋も使うし、太ももだって、プルプルしますよ~😆
お写真は、当ピアノ教室で今年の2月からレッスンをスタートし、発表会デビューを控えて練習に熱が入っているEちゃん(4歳)。
ご挨拶だってほら、こんなに立派にできるようになりました💮
背筋もピンと伸びています。キリッとした表情に自信がみなぎっていますね💕
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて33年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
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