こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子（つかごし のりこ）です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR（永住権）保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子（つかごし のりこ）は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
かさを忘れてきた。。。
今朝は、どうやら出先で立ち寄った場所に傘を置き忘れたらしい父が、母に電話をかけてきて事情を話しているのを、となりで聞いている夢と共に目が覚めました。
贅沢はしないけれど、持ち物には自分なりのこだわりをもっていた、オシャレな父。
最後に両親揃ってシンガポールを訪ねてくれたときは、お財布を新調したいといい、一緒に見立てた記憶があります。
時期は、クリスマスのライトアップの飾りが少しずつ始まっていた、10月の終わり頃だったでしょうか。
両親2人ともが相次いで空の人となって10年あまりが経ちますが、思い出さない日は1日もありません。
日常の些細なエピソードが、両親を思い出すきっかけを呼び起こします。
人の記憶って不思議ですよね。まるで時間が伸び縮みするみたいに近く感じたり、遠く感じたり。
実際の出来事の順番と全くリンクしていません。
むかしむかしの出来事なのに、昨日のことのように鮮明に思い出されることもあれば、たった数時間前のことなのに記憶がおぼろげなことって、みなさんも経験ありませんか？
とても不思議です。
シンガポールの昨日は、雨季の到来を感じさせるような1日でしたね。
空のご機嫌が怪しくなる前の午後の早い時間、オーチャードエリアのお宅に、大人レッスンの体験レッスンに伺ってきました。
夕方にかけてかなり激しく降りましたが、折り畳み傘を常に携帯しているので、濡れることなく大丈夫でしたよ♬
“ピアノおかえりなさい組”のSさんは、中学生まで習っていたピアノを数年前に再開し、現在まで自力で練習をすすめてきたのだそうです。
ピアノ再開のきっかけとなったのは、久石譲さんのピアノ曲。
それまではずっと長い間(30年くらい!)ピアノと距離を置いた生活だったのだそうです。あるとき久石譲さんのピアノ曲に出会って一念発起し、子どもの頃に習った
❤︎ハノン
❤︎チェルニー
❤︎インベンション
❤︎ソナチネ
など、お馴染みの「王道」をじっくりおさらいすることから再スタートをきり、地道に練習を重ねること数年。
やがて指が次第に鍵盤を弾く感触を思い出し、手ごたえをつかんできたところで、本腰を入れようと楽器をグレードアップ。
カシオからヤマハの電子ピアノ「クラビノーバ」に変えたところ、タッチや音質の違いに改めて驚き
やはり自己流ではなく、きちんと指導を受けたい
と思い立ち、今回、体験レッスンにお申し込みくださったとのことでした。
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（Sさんのご感想より）
♬人前で弾くピアノは自分でもびっくりするほど緊張してしまいましたが、子供の頃とは違うピアノとの向き合い方ができそうだと実感しました。
♬まだまだしばらくは復習が続くとはいえ、先生についてきちんと基礎を学ぶ大切さも知りました。
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Sさんの体験レッスンを通じて、私がとても素晴らしいなと思ったのは
最後まで演奏をやり抜こうとする意志
です。強い緊張感がヒシヒシと伝わってきましたが、ピアノを弾く手を止めず、最後まで演奏を続けた姿に思わず拍手喝采、絶賛の嵐!!
ピアノへの深い情熱に感動し、嬉しさがこみ上げてきて興奮気味の私を見て
「ニコニコ笑っている先生でよかったー!!」
ホッとした表情を浮かべて、小さく叫んだSさん。
遠い記憶の糸を懸命に手繰り寄せながら、ピアノを奏でる私たちの世界へと勇気を出して戻ってきてくれた人の、一生懸命に頑張る姿を前にしたら、もちろん、諸手を挙げて大歓迎、【Smile120%、Happy全開】ですよー!
最後にピアノを弾いていた頃くらいの曲が弾けるようになるのが目標です。
Sさんは、こう力強く宣言されました。
時間は掛かりそうですが、コツコツ、楽しみながら続けていきたいと思いますとのこと。
演奏のフォームや手の形も修正したので、肩や腕の痛みや負担も減って、練習もはかどることでしょう。音も一気にクリアに、華やかになりました。
細かなアドバイスにも熱心に耳を傾けているSさんからは、上達への意欲が強く感じられて、指導者魂が揺さぶられっぱなしの30分でした。
コロナが落ち着いたら、大人だけのプチコンサートをしたいと思っています。
心に密かに温めている企画を打ち明けると、瞳をキラキラと輝かせたSさんは、まるで【時をかける少女】。
ピアノを通して心の【時間旅行】を自由きままに楽しんでおられます。
Sさん、ピアノレッスンの世界にお帰りなさい!
もう、1人で悩む必要はありません。
これからも末長くよろしくお願いいたします♡
当ピアノ教室では、大人のピアノレッスンも、大変ご好評をいただいています。
生徒さんたちは、ご自身の生活リズムに合ったスタイルでレッスンを受講され、ピアノの音が生活に身近に存在する上質のシンガポール生活を楽しんでおられますよ。
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