こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器のプロフェッショナルです。
何かあったのですか??
先日、レッスン先でのこと。
この生徒さんのお住まいは、超高層コンドミニアムで、エレベーターが止まる階が、オフィスビルのように細かく分かれていて複雑なため
大変ありがたいことに毎回、レッスンで伺うたびに1階のロビーまで、お母さんが出向いてくださるのですが、この日、ご挨拶をすませると開口一番に
「警備の方たちは、周りにいませんでしたか?」
と尋ねられてこられたので、思わず
ん??何事か???
と身構えてしまった、則子せんせーです。
説明を聞き、理由が判明した途端、一気になごみムード炸裂♡
なんと、この数日、近くに住むカワウソちゃん家族が、お住まいの周りに出没しているため、警備の方々が出動し、動向を見守りながら、護衛を続けているのだそうです。
貴重な♡かわゆ〜い♡動画をいただいたので、みなさんにもシェアしますね♬
シンガポールには野生のカワウソが生息していて、度々地元のニュースにも登場します。
シンガポールリバーの川辺や公園などで、縄張りを守りながら家族単位で暮らしています。
シンガポールに生息する野生カワウソは、コツメカワウソ と ビロードカワウソ の2種類で、大多数はビロードカワウソです。
カワウソは絶滅危惧種であり、シンガポールのような都市環境下で野生のカワウソが生息していることは、大変珍しく、世界からも注目されているのだそうです。
カワウソは水が綺麗な所にしか住まないため、水質が良いことを示す指標にもなっているのだそうですよ。
シンガポールには、10のカワウソ家族が現存し、それぞれに名前が付けられています。
良く耳にするのはBishan付近に住んでいるBishan Family(Bishan 10)やMarina Bayエリアに住むMarina Familyです。
この家族はきっとMarina Family の親戚でしょう。
シンガポールで生息しているカワウソの個体数は、少なくとも90匹。池のコイなどエサが豊富なことと、天敵が少ないことから、その数は増え続けているといいます。
VIP待遇を受け、都市空間にもうまく適応し、コンクリートの橋をねぐらにしたり、歩道で日向ぼっこをしたりしながら、自由気ままにシンガポールシティライフを謳歌しているようですね(ちょっぴり羨ましい・・・笑)
野生動物は可愛いうちは良いのですが、人間の生活に支障をきたし始めると害獣にもなり得るのが心配なところ。都市と動植物が上手に共存できる環境をつくることができるかどうかが、今後のカギでしょう。
都会のイメージが強いシンガポールですが、熱帯らしい動物に出会えたり、色鮮やかな南国の花々が見られることもこの国の大きな魅力。
これからの将来も、都市と自然が上手くバランスを保ち、人にも動植物にも優しい環境を守りながら、シンガポールが大きく発展していくことを願っています。
みなみにシンガポールでは、カワウソの捕獲や殺処分を禁止する法律があります。カワウソに出会った時に守らないといけないのは下記のルールです。
❤︎触らない、追いかけない, 距離をとって観察する
❤︎大声でしゃべらない、フラッシュ撮影をしない
❤︎餌を与えない
❤︎水中にごみや鋭利なものを捨てない
❤︎ペットはしっかりリードでつなぐ
この日のレッスンは中学1年生の女の子。フェルマータの記号を見て、ご質問を頂戴いたしました!!!!!
「先生、これって”フェルマート”でしたっけ?」
私の頭の中に咄嗟に浮かんだのは
♬ファミリーマート♬
一時帰国の日本で、外出先でコンビニに立ち寄り、期間限定のチロルチョコを見つけるのが好きです♬
揺れ動く年代の女の子は、突然饒舌だったり、急に黙り込んだりとクルクル、コロコロ気分が変わり、とても敏感で傷つきやすく繊細。時に何かにイラついているように見えても、さしたる理由はありません。
ただ、ただ単純に「そういうお年頃」なのです。ピアノ指導を通して何人もの難しい年代の子供たちと向き合いながら経験値を積んできたので、”そのあたりを察する”のは得意♬
この日の生徒さんは「おしゃべり女子チャンネル」だったようで、レッスンが終わってからも、話がどんどん展開して、好きな食べ物の話題が止まりません。
お勉強の話をするときの厳しい顔つきとはうって変わって、ニンマリした笑顔を終始浮かべていたところを見ると、頭の中は「美味しい妄想」で満たされていたのでしょう。
この音は、この年齢のときにしか出せないなぁ・・・
少しずつ彩りを変えながら、少しずつ、着実に、大人の女性へと変化していく横顔を見ながら、ピアノレッスンをしながら生徒さんの成長を長いスパンで見守り、共に手を携えて歩むことができることに、深い喜びを感じています。
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。