こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
当ピアノ教室でピアノを習い始めて約半年のEちゃん(4歳)の上達が目覚ましいです。
先日のレッスンでは足台の微調整を行いましたよ。
身体の成長に合わせて、座ったときのバランスを、こまめに見直していくこと
指導の際に、これを怠ると、たちまち弾きにくくなってしまって、知らないうちに伸び悩みの原因になります。
お子さんってあっという間に大きくなりますから、常に気をつけておく必要があるんですね。
慎重に高さを確認したのち、ようやくぴったりの代用品が見つかり、ベストパランスができたので記念にパチリ✨
ね!
バッチリ決まっているでしょう?
ピアノを習っている小さいお子さんさんをお持ちの方は、ピアノの足台の必要性をきちんと理解していますか?
ご家庭での練習のとき、足をブラブラさせたまま練習させている方は【要注意】です。
小さいお子さんがピアノを習い始めると同時に必要になるのが、楽器と足台です。
幼児さんがピアノを弾くとき、なぜ足台が必要なのでしょう。
⚫︎足をブラブラさせた状態で練習していると、身体がグラグラと不安定に揺れてしまい、姿勢が整いません。
⚫︎足でしっかり体を支えておかないと指先に力が上手く入らず、結果手の形も悪くなり、指の形も悪くなる。強弱や表現力をつける事も難しいなど、上達のさまたげになります。
しかし、かつて昭和の時代のピアノレッスンでは、幼児さんの足台の必要性にあまり着目されていませんでした。
発表会などでも足をブラブラさせた状態で演奏している小さい子を普通によく見かけたように記憶しています。
そのため子どもの頃にピアノを少し習っていた経験がありますよというお父様、お母様でも、足台を使った事がなければ、その必要性を中々理解しづらいかと思います。
余談になりますが
ピアノのコンクールでは、昔から足台は必須で、足が床につかないまま演奏していると、減点対象になります。
足台の必要性を理解するために是非試していただきたいのが
①足をブラブラさせた状態で(床に足をつけないで)試しにピアノを弾いてみて下さい。
②次に足を床につけて体を支えてピアノを弾いてみて下さい。
いかがでしょう?
足をブラブラさせていたら、とても弾きにくい事に気がつくはずです。
子どもにとって、ピアノは「足をブラブラさせて弾くもの」「それが普通」になってしまったら…と想像すると
おそろしいと実感していただけるのではないでしょうか😨
ピアノを習っている幼児さんの保護者の方々へ則子先生からのお願い。
身長が伸びて、しっかり足が床につくようになるまでは、必ず足台を使ってピアノを弾く習慣をつけてあげてください😃
ちゃんとした足台(アシストツールといいます)は結構なお値段がします。
ほんの数年しか使わないものですので、習わせる前から明確に
◆幼児期からコンクールに出場させ、上位入賞を視野に入れている、もしくは
◆将来ピアノで身を立てるように育てあげる揺るぎない覚悟を、本人はもちろん、家族ですでに固めている
などの特別な理由がない限り、通常レッスンを受講する際に揃えていただく必要はありません。
当ピアノ教室では、ご家庭にあるものをうまく工夫して代用していただいています。
何よりも大切なのは、しっかりと足で体を支えて正しい姿勢で毎日練習する事。
成長のたびに
これがいいかな、こっちはどうかな?
などと、いろいろ試して見るのも、新たな発見があったりして楽しいものです。
ピアノ初心者の幼児さんに気をつけてほしいことについてのこれまでの投稿も併せてお役立てください。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針