こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
先日、レッスンが始まってしばらくすると
「せんせー、ちょっと鼻をかんできてもいいですか?」
と言って立ち上がったRちゃん。(小学6年生)。
軽いハウスダストアレルギーがあり、レッスンの時も時々くしゃみが立て続けにでたり、集中して血流が良くなると、肘の内側にかゆみが走ったりすることがあります。
目の前の電子ピアノに目をやると、隅っこにホコリが溜まっていて、表面には手垢の跡がありました。電化製品はホコリを呼びやすいですよね。そこで
Rちゃんと一緒に、ピアノ周りのお掃除を決行しました。
数分で見違えるようにキレイになりました。シャキッとして、とても気持ちいいです。
目で見ただけでは、ハッキリとわからないけれど、きっと鍵盤も汚れているに違いないと、丁寧に磨きをかけたところ、案の定。。。
自分でお掃除をしたのは初めてだったRちゃんでしたが、これからは自分でお手入れをするそうです。
この爽快感は病みつきになりそうですものね。
当ピアノ教室では、コロナが世間を脅かしはじめた2020年の春、出張ピアノレッスンでできる、感染防止対策の一環として、ピアノのお掃除の仕方の基礎をレクチャーしたことがあります。
おうちの方にも見ていただいたのですが、みなさん意外と知らないこともあったようで「そうだったのですね」と驚きの声も上がったことを覚えています。
実は、ピアノ周りを整えることとピアノの上達には密接な関係があります。
私が尊敬する人物のひとりに、日本プロ野球とメジャーリーグで大活躍したイチロー選手がいます。
イチロー選手は道具をとても大事にすることで知られています。
子供向けの野球教室でも
「野球が上手くなるには道具を大事にすることです」
と繰り返し語っているそうです。負けた試合でも試合終了後にロッカーに帰って来ると、必ずグローブをピカピカに磨いて手入れをするそうです。
凡打や空振りでバットをたたきつける選手がいます。イチロー選手も一度だけバットを投げたことがあるそうですが、その後で嫌な気持ちになり、二度としないと決めました。
「作ってくれた人の気持ちを考えて、僕はバットを投げることも地面に叩きつけることもしません」
イチロー選手は、試合に負けた日も、勝った日も、ロッカーに帰ってくると、ひとり黙々と道具の手入れをして、次の試合に備えていたといいます。
「道具を大事にする気持は野球がうまくなりたい気持ちに通じる」
「お父さん、お母さんが買ってくれた野球道具を大切にし、自分のバット・グローブ、靴を磨くこと」
「手入れしたグラブで練習したことは、身体に必ず残ります。記憶が残ってゆきます。」
これらは全てイチロー選手の言葉です。
一流のプロ野球選手は道具に対する扱いも一流ですね。
ですから、野球の神様はずっとイチロー選手を応援してくださったのでしょう。
華やかな活躍の背景には、このような普段からの心がけが存在しているのです。
ピアノを愛する私たちも、学ぶところが大いにありそうです。
誰でも”一流”になれる。
どの世界も、心の持ちようにはプロもアマチュアも関係ありません。
さぁ、みなさんも今日からピアノ界の一流を目指しませんか?
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。