こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
最近SNS上で、若い世代で話題になっている、八代亜紀さんの「雪の華」を聴いてみました。
さすが昭和演歌の女王だけあるなぁと納得。歌のうまさにジャンルは関係ないのだと改めて感じました。
ピアノも同じですよね。
本当に実力のある人はオールマイティであるだけでなく、いま世界で活躍している日本人ピアニスト、かてぃんさんや辻井伸行さんなどは、クラッシックとジャズの融合など、新しい分野にも果敢にチャレンジし、常に進化を続け、たゆまぬ努力を続けています。
八代亜紀さんの歌い方は、言葉を一つ一つ丁寧に扱っていて、どこか郷愁をそそります。
優しく穏やかなお人柄が歌声からにじみ出ていて、心にグッと響きます。
こうして良いものは時代を超えて受け継がれていくのですね✨
八代亜紀さん、数々の素晴らしい歌をありがとうございました。
シンガポールから心よりご冥福をお祈りいたします。
さて、ここからは、リトルピアニストたちへのワンポイントアドバイスです😃
美しい音楽を聴くときには、ただ聞き流してしまうのではなく、耳をよくすまして、心の中でじっくりと味わうようにするといいですよ。
ピアノがないところでも、スキルアップのために役立つことって、アイデァ次第でたくさん見つけられるんです。
リトルピアニストたちが日常生活で普段、心がけると良いこと、それはズバリ
聴く力を養うこと
です。
自分でピアノを弾いていて、美しい音、そうでない音の違いがわかりますか?
美しい音は、ピアノの弦の振動に無理がなく、求める音色に対して過不足のない絶妙な振動をしています。
その一方で、そうでない音は
弦の振動に無理が生じていたり、行き過ぎたりまたは足りなかったりと、必要な音色に対して適当な振動ではありません。
ピアノの音の鳴る構造は複雑なので、わかりにくいかもしれませんが
例えばマリンバやシンバル、パーカッションを思い浮かべてみてください。
トライアングルや太鼓、ドラムなどでも良いですよ。
これらの打楽器をガーンと力まかせに叩きつける様に鳴らした時、どんな音がしますか?
そう。
そういう事です!!!!!
これが 美しいとは対極にある音の正体。
では、どうすれば良いのでしょう。
そこで重要になってくるのが
手首の動き
具体的なテクニックでいうと
手首の脱力
と呼ばれるものなのです。
当ピアノ教室には他のお教室から移られてくる生徒さんも多いのですが【手首の脱力についての悩み】を抱えている生徒さんが実に多いです。
💎言われたことがあるけれど、うまくできないから諦めた
もしくは
💎習ったことがありません
というケースも。
もし、ブルグミュラーあたりのレベルの曲を弾いていて、手首についての指導をこれまでに受けていないのだとしたら要注意。なぜなら、ここが最終リミットだからです⚠️
手首の脱力がをマスターしていないと美しい音色で弾けないばかりか、指を自由に動かすことができません。
手首が固まっていると、指だけを懸命に、力まかせで動かして音を出すことになり、指や手首はもちろん、前腕、肘などを痛める原因にもなります。
手首は、8つの小さな骨が結合して出来ていて、グルグル回すことのできる、身体の中でも珍しい関節です。
手首をうまく使った演奏ができるようになると、音が美しく伸びて、フレージングしてくれるようになります。
ピアノは音が減衰していく楽器ですので、音と音をつなぐスラー奏法を確立させるためには手首の使い方がうまくできて、脱力をマスターしていることが最低条件なのですよ。
当ピアノ教室では、豊富な指導経験を活かし、初心者の早い段階から、手首の動きを意識したトレーニングをレッスンに取り入れて、手首を自由自在に使える「上級テクニック」が自然に、無理なく身につくような工夫をしています。専門の教具を使うこともあります。
💎美しい音
💎きれいな音色
で演奏できる力を育てることにもこだわっています。
必要に迫られてからやるのではなく、先手を打っておくと将来、本人が苦労しなくてすむので、「いまは、まだ必要ないこと」も、「できる」と判断すれば、タイミングよく先取りして教えちゃいます。
ピアノのスムーズな上達のためには行き当たりばったりではダメ。先延ばしもダメ。
私の考える良い指導とは、長期を見据えたビジョンを構えることが前提です。
帰国が間近に迫っている生徒さんに対してもです。なぜなら
一人一人の数年後の伸び代を考慮したプランを慎重に組み立て、その時々に必要なスキルを一つ一つ確実に攻略して自分のものにしていけば、どこに行っても通用する音楽的財産になるからです。
*必要とあれば大胆な見直しや軌道修正もします😊
手首の脱力というと大袈裟に構えてしまう方もおられるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
手始めに手首を上下に動かすことから試してみましょう。
八代亜紀さんの「雪の花」に合わせて指揮をするようなイメージで両手を動かしてみてください。
💎息継ぎを意識して
💎肩から大きく腕を動かして両手を振るのがポイントですよ😃
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針