こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日も昨日に引き続き、ピアノの上達のために気にかけるべきポイントについて、プロの視点からお話します。
昨日の記事はこちら。
今日の内容は中~上級者向けになります。
ピアノ練習をしてもなかなか思う通りに指が動かなかったり、部分練習だと上手に弾けるのに全体を通すと、同じ場所で突っかかってしまうということはありませんか?
そんなときは視線の動かし方や視界の広げ方を意識すると、驚くべき効果が得られることが多々あります。
ある程度上達し、ピアノを弾くことに慣れてくると、今弾いている先を次々に読むことが、とても大切になります。なぜなら
音楽は常に前に進んでいるので、今弾くところを読んでいるのでは遅いから。ですから
これから弾く2~4小節くらい後をずっと先読みしていきます。
そう。
目と手の動きには時差がなくてはいけないのです!
その分、弾いているときには普段の生活の何倍もの集中力が必要になりますので、脳をフル回転させなければいけないのですが、適切なトレーニングを積めば自然にそのように楽譜が読めるようになります。
驚きましたか?
この感覚は、文章の音読でも【イメトレ】することができますよ。
句読点から句読点までを滑らかに、自然な抑揚をつけて、文章を読んでみてください。
視線を当てている場所は、声に出している部分の10文字くらい先になっていますよね?
楽譜も同じ感覚で読むようにすることを目指すというわけです。
鍵盤感覚を身に付ける
さらに、上級者にとって必要不可欠なのは、鍵盤感覚を身につけるということです。
「鍵盤感覚」とは、目で鍵盤を見ることなく、鍵盤の位置を把握することをいいます。
パソコンでは「ブラインドタッチ」という言葉がありますよね。それと似たような感じです。
ピアノで最も基本的なのは、オクターブはどのくらい手を広げるといいのか、という感覚を手に覚えさせること。
鍵盤感覚が鋭くなってくると、激しい跳躍が連続した曲でも、鍵盤をサッと見て、距離を素早く確かめただけで正確に弾くことができるようになってきます。
いかがでしたか?
こういった力を身につけるためには、闇雲に数をこなす練習をしても遠回りをするだけ。
なぜなら、習得していく過程には決まった「法則」があるからです。
当ピアノ教室の中級、上級者のレッスンでは、ピアノを弾くときの正しい視線の向け方、視界の広げ方についての知識を、一人一人の能力に合わせて順序立てて学ぶことができます。
一つ一つ具体的な例を挙げながら、ポイントを意識した反復練習の方法を徹底指導します。大きな特徴は
すぐに効果が実感できて、上達の手応えがつかめること✨
「できた!」の喜びはモチベーションに直結しています。
お写真は、「アルペジオ」を「かたまり」でとらえて、スムーズな流れに乗るトレーニング中のKちゃん(新中学2年生)。
昨年12月に開催した、第27回発表会では、ドビュッシーの「月の光」を演奏して、美しい音色で会場を魅了しました😃
J-POPの弾き語りも披露しましたよ。
あんなふうになれたらいいな〜💕
当ピアノ教室でピアノを始めて早6年。
いまでは、リトルピアニストたちの憧れの存在に成長しました。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
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