こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
大人ピアノのレッスン生、Yさんは、40代の男性です。
趣味の一つとして、長年、独学でピアノを弾いておられた時期を経て、当ピアノ教室で隔週45分のレッスンを受講し始め、3年目に入りました。
第一線で活躍するビジネスパーソンでおられるYさんは、学びに対して真摯、かつ貪欲で、着眼点も鋭く、やはり、さすがだなぁと感服することが多々あります。
とにかく熱い!
そんなYさんは、最近、レッスンで、演奏技術のスキルアップに加えて楽典の勉強も始めました。レッスンを継続していくうちに
コードを自由に操れるようになりたい
という、新たな目標が芽生えたからです。
ビジネスシーンで、楽器が演奏できる仲間が集まったとき、食事やお酒の席で盛り上がって
じゃぁ、Fのスリーコードでアドリブ回してみよう♬
みたいな雰囲気で、ラフにセッションができたらカッコいいですよね?!
という私の一言にインスパイアされたYさん。
海外では、よくある光景ですが
残念ながら、このような、実生活の現場で活かすことができる、ピアノのスキルや応用力を身につけようと思ったら、既成のクラッシックを、譜面通りに弾いているだけでは無理なのです。
技術があっても楽譜がなくては弾けないなんて、ちょっと残念ですよね。楽しみの幅が減ってしまうし、せっかくの腕をアピールするチャンスも失ってしまいます。
コードというのは、和音のネーミングのことで、構成する音をCDEとアルファベットで表します。
こんな感じ。
Cから始まるコードネームにも
C、Cm、C6 、Cm7、Cdim、Csus4、Caug…
など、たくさんあり、これらはすべて3和音、または4和音を表しています。
ちなみに、ギターのコードも全く同じですよ。
少々専門的な話になりますが、コードの勉強とスケール(音階)の勉強はワンセットが、効率が良く、順番としてはスケールの種類と、音の組み合わせを知り、覚える(暗記する)ことから始めるのが一般的です。
長音階
短音階
は
どうして、この名前なのか
に着目したYさんのために、先週のレッスンでは、スケールの仕組みを紐解き、徐々に深掘りしていったところでタイムアウト。
次のレッスンで続きを学ぶ前に、教科書として使用している「楽典」の本を読んで、予習を進めてもらっておくことにしました。
レッスンの教材は、私も小学校時代、作曲の先生から音楽理論や和声法を教わっていた時に使用していた、音楽を専門に学ぶ人なら知らない人はいないと言われている、私たち音楽家の「バイブル」ともいえる本です。
音楽の仕組みが理解できるようになると、曲を仕上げるまでの時間が短縮されたり、より深い表現ができたりと、いいことづくめですが
音楽理論は、いわば音楽の文法なので、より踏み込んだ、濃い内容のレッスンになり、当然思考することも増え、頭を使います。ですので必然的に
やる気のある方限定
になりますが
当ピアノ教室の大人レッスンは、講師の豊富な音楽経験を活かし、もっと深く音楽を学んでいきたいレッスン生の、高度な知識欲を満たすレッスンです。
ピアノを一時期のブームで終わらせません。
一生続ける価値のある学びを提供します。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。