こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
Kさんとは、ご近所のコンドミニアムにお住まいの生徒さんからのご紹介で知り合いました。
ご自宅には、ピアノレッスン開始前に個人売買で入手されたアップライトピアノがあり、最初に小学校一年生のお兄ちゃんとお母様がピアノレッスンを開始され、3歳のお誕生日を待って妹さんもレッスンに加わりました。
お兄ちゃんはおっとりと優しい性格でマイペース。難しい箇所では「できないよ〜」といいながらも根気強く何回も練習に励んでいた姿が印象的でした。高学年になってからはピアノレッスンと学習塾との両立も立派に果たして見事中学受験に合格した努力家でもあります。
学習塾から1人で帰る途中、間違えて反対方向のバスに乗って帰れなくなっていた時にシンガポール人女性が車でお宅まで送ってくれて、その後ご家族ぐるみでの交流が芽生えたエピソードを話してくれたこともありました。
妹さんは初めて会った時は、まだベビーカーに乗った赤ちゃんでしたが、レッスン開始前から、お兄ちゃんのそばでピアノの音を出すのが大好きで、いつもニコニコ笑っていました。レッスンが始まると頑張った後のご褒美アイスクリームを楽しみにしていました。
3歳で初めて出演した発表会では、その成長ぶりを舞台袖から見守りながら感無量だったことを懐かしく思い出します。
お母様は、子ども時代に鍵盤経験が少しおありでのピアノレッスンスタート。シンガポール在住中に見事目標を達成されて「エリーゼのために」が弾けるようになりました。
毎年の発表会にも参加されて、人前での演奏前特有のドキドキ、ヒヤヒヤを一緒に共有!
また、ピアノ以外にも様々なことにチャレンジされていて、当時シンガポールで大人気だったハンディクラフトの一つである「シャドーボックス」のお教室では師範コースの生徒さんとして頑張っておられ、私も一時期ご一緒させていただいていたことも思い出の一つです。
今回、5月に当ピアノ教室のホームページを公開した際にご連絡したところ、お母様からメッセージと懐かしいお写真を頂戴致しました。
いただいたメッセージに心より感謝し、文章は修正、加筆することなくそのままの形でご紹介致します。
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塚越先生お元気ですか?
一か月以上の梅雨や長雨のあとの酷暑です。
シンガポールでは大変お世話になりました。感謝しきれません。
先生とは当時30代母、長男小学校低学年、長女3歳ころから習わせて頂きました。数ある習い事の中で、音楽、ピアノに触れて心豊かに生活できるなんて夢でした。日本に居る環境に近い事が出来て幸せでした。
子供達からは、家族皆で習えて良かったねと。共通の話題や共感、一体感はありましたね。
レッスンは先生が家までいらして頂けたので、幼少の子供を持つ者としては有り難かったです。明るく接して頂き、毎回元気を頂きました。kittyラーの先生、様々お好きな事など伺いまして楽しかったです。
娘はレッスン後のシール交換もとても印象深いそうです。楽しみの一つでした。
発表会は母まで出させて頂きまして、とても緊張し、ドキドキして大変でしたが、先生は親身にアドバイスして下さいましたよね。忘れられません。この機会も今となっては良い思い出です。
現在は、ピアノから皆離れてしまいましたが、私はまた機会が有ればのんびり再開出来たらいいなあと思っています。楽譜だけは買ったりしております。
家族中が大変お世話になり、またシンガポールに行く際にはお会いできたら嬉しいです。
withコロナの最近、まだ不安な世の中ですが、どうぞお身体に気をつけて、益々のご活躍をお祈りします。
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3年前の年明けに、Kさんご家族がシンガポールを再訪された際、お食事にお招きいただきました。
思い出の中では小学生のままのお兄ちゃんから
「先生、ビールでいいですか?」と訊ねられてジョッキに注いでもらった時には、当時の面影をほのかに残しつつも立派な青年に育った目の前の姿に胸がいっぱいで嬉しくて、すぐに言葉が出ないほどでした。妹さんはお医者様を目指して勉強中とのこと。
いつでもまた遊びにいらして下さいね!
次回の「お里帰り」も楽しみにお待ちしています。