こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日ご紹介するのは、ヤマハが展開している
おとの森
です。
ヤマハは森もつくっている?
楽器に適した木材を生み出すサステナブルな森を「おとの森」とよび、ヤマハは、そのような森を社会と一体となって実現する活動を行っています。
未来の楽器、そして音・音楽のために北海道やタンザニア、インドで展開中。
*サスティナブルとは、英語で「持続可能な」「維持できる」という意味です。
なぜヤマハが森づくり?
ヤマハが使う木材は世界各地から、約70種類ほど。
年間約8万m³程度が、東南アジアや北米、ヨーロッパを中心に調達されています。
そのような木材のほとんどが楽器適材として厳選されたものです。
その中には、楽器にしか使われない木材もあります。
美しい音や外観をもった木材を楽器に使い続けていくにはどうしたら良いのか?
その問いかけへの一つの答えが、森づくり、すなわち「おとの森」活動にあるのです。
使いたい材料を使いたいところにサステナブルに使えるようにする、そして未来の社会を豊かにする、そんな願いが、総合楽器メーカーであるヤマハとしての森づくりには込められています。
木材の使い方~さらなる価値を引き出す。
楽器づくりでは、材料の微妙な変化が音や加工に影響します。
内部の割れ、木目の角度、節の入り方、色のばらつきは自然の産物である木材の良い特徴でもありますが、楽器づくりにとっては欠点でもあります。
ヤマハでは、欠点だらけの木を楽器に使えるように再生する技術や、従来使い道がないと言われ続けていた木を使うための技術を開発し、製品への実装を進めており
廃材利用ではなく、使いこなせていない「未利用材」の活用技術として、森と社会、音楽のことを考えた木の使い方を提案しています。
*未利用材:楽器づくりにおいて木材を厳選し加工する過程で発生する不使用材や端材のこと。
木育~森と音楽をつなぐ。
木を身近に感じ使うことで、人と木、森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む「木育」。
楽器という木材製品を100年以上作り続けてきた総合楽器メーカーのヤマハだからこそ提案、発信できる「木の個性や、森と人のつながり、尊さ」があります。
森から木が生まれ、音が生まれ、音楽と共に100年先の未来へ。
音・音楽の観点からもっと森を身近に感じる、それが「おとの森」の「木育」なのです。
「おとの森」に込めた想い。
「音」と「森」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
普段の生活の中で、この2つの繋がりを意識する機会はそう多くはないかもしれません。
しかし、楽器に使われている木と、その木が育つ森、そしてそのプロセスを知れば知るほど、音と森の間には数多くの繋がりが見えてきます。
そんな繋がりが世代を超えていつまでも続き、小さな子どもからお年寄りまで、誰もが身近に感じ、いつか音と森のつながりが当たり前になるように、ヤマハは、この活動を「おとの森」と名付けました。
ヤマハのピアノ工場の見学に行ってきます。
則子せんせーは、来月、静岡県の掛川にある、ヤマハのピアノ工場の見学を予定しています。
「おとの森」の活動についても、現地でさらに詳しく勉強し、情報を仕入れてきますので、楽しみにしていてくださいね✨
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どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
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