こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
子どものピアノ指導で1番大切なこと。それは
信頼関係を築くこと
だと思っています。
信頼関係が育っていなければ、子どもは決して心を開いてはくれません。
心を開いてくれなければ、新しいことに挑戦する勇気や
なかなかできないことにも根気よく取り組む忍耐力を引き出すことはできず、よいピアノ指導はできません。
そんなの当たり前じゃない
そう思った方もおられるかも知れませんが、実は、大人は無意識のうちに結構、さまざまな場面で、幼い心をあざむいていることをまず自覚しなくてはいけません。
子どもの信頼を得るための3大ポイントは
✅しったかぶりをしない
✅媚びない
✅ウソをつかない
というのが私の自論です。なぜなら
私自身、子どものとき、そういう態度の大人に接して違和感を感じたから。
トラウマというほど大袈裟なものではありませんが
こんなエピソードがあります。
小学校3年生の夏休み、私は東京タワーで開催されていた子ども向けイベントで1ヶ月間、毎日エレクトーンの演奏をしていました。
シンガポールの出張ピアノ教室/一年後の目標を宣言する9歳女子たちに思う。
当時の私は、ヤマハのジュニア・オリジナル・コンサート(通称JOC)の活動で、各地のイベントや演奏会にゲストで招かれたりすることが頻繁にあったのです。
東京タワーの子ども向けイベントでは、当時子ども番組に出演していた、テレビで顔を見たことのある”おじさん”が司会進行を努めており、その人を見るために大勢の人で賑わっていました。
ある日、カンガルーのイラストのついているタンクトップを着ていた私に”おじさん”は
「カンガルーはね、オーストラリアという国にいるんだよ、知っているかい?」
「あ、そうだ! 今度、キミをオーストラリアに連れて行ってあげよう」
そう言って肩を抱き、大声で笑いました。もちろん約束は守られることはなく
“おじさん”は、私とそんな会話をしたことさえ、次の日には忘れてしまっているようなそぶりでした。
相手が子どもだからと、無責任に口から出まかせを言うのは感心しませんよね。ましてや相手は芸能人です。
「遠い存在の人だもの、そんなことはあるわけない」と気にしないようにしていましたが、私にとっては、純真で一途な性格の母が傷つけられたことの方が、何倍もショックでした。
「子ども相手の仕事をしてるのに、子どもに夢を与える立場なのに、子どもに平気でウソをつくなんて、あの人は信用できない」
しばらくの間、思い出しては、そんなふうに嘆いていたことを覚えています。
大人はよく、その場しのぎの小さなウソを悪気なくついてしまうことがありますが
子どもに気に入られようという下心からの言動は、最初はうまくいくようでも、いつか本心を見破られて愛想を尽かされてしまうのではないでしょうか。
理屈じゃないんですよね。
本能で見抜くんです。
核心を射抜くんです。
子どもは心の目で見ている。
だからごまかせない。
だから大丈夫ともいえます。
いつわりのない本心で、真心でぶつかっていけば、それでいい✨
たくさんの子どもたちの成長に全力で長年携わってきたからこそ、真実がわかります。
〜9年前のFacebook投稿より〜
Sくんのお気に入りは、その後、則子せんせーの「大好きコレクション」にも加わりました。「おそろいだよ」って伝えて、証拠写真を見せたときのSくんの驚いた顔と”キャー”という歓声を今でも忘れません💞
本帰国してもう7年。そろそろ声変わりの時期かな。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。