こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日は、ピアノレッスンから離れて、プライベートな内容になることをお許しください。
昨夜、出張レッスンを終え帰宅して、ぼんやりとFacebookを眺めていると、目を疑う内容の英文が目に飛び込んできました。
以前この公式ブログでもご紹介したことがある、フラの先生としてご活躍の友人、Sueさん。
日本人会の講座も担当されていたので、ご存知の方も多いでしょう。
彼女のアカウントに投稿をされていたのはご主人様です。そこで私は初めて
Sueさんが、末期の乳ガンと闘っていたこと
今朝はやく空の人になったこと
を知りました。
すぐに共通の仲間に連絡を入れましたが、病気のことを誰にも何も知らせていなかったようで情報がなく、これまでのいきさつも不明のまま、今も現実を受け止められず、平静を保つのがやっとです。
ほんの1週間前、久しぶりに和装をした記念にと、Facebookに投稿をしたときにも、優しく温かいコメントを残してくださり、普段と変わりないやり取りでしたが
珍しく誤字があったのは、苦しい、辛い中、これが最後になるかもしれないと必死に、持てる力を振り絞って打ってくださっていたからなのだと気がついたとき、たまらなくなり、込み上げる感情が抑えきれなくなりました、
どんなときも優しく、温かく、おおらかで愛に満ちた人でした。
踊りを通して自分の伝えたい気持ちを表現したり、他人と分かち合う心を大切にするフラの精神は、私が生きるピアノの世界と共通する点がたくさんあります。
コロナで会えないときも、私たちはzoomでお茶会をしました。
お互いの道のプロフェッショナルとしての心意気に相通じるものを確認し合いながら興奮し、時間を忘れて熱く語り合ったものです。
もっともっとたくさん話がしたかったし、あの、迫力に満ちた、凛々しく気高いフラを、もう2度と見ることができないなんて信じたくありません。
ふふふ、ごめんねー、のりこさーん
と、茶目っ気たっぷりに大笑いしているSueさんが思い浮かびます。
早くに両親をなくした同士の私たち。つい気を許して
「頑張って結果を出しても虚しいな、張り合いがないなって思ってしまう時があるの」
と打ち明けたとき
「そうだよねー、わかるよ、わたしだっておんなじだもん」
そう言いながら、そっと手を重ね合わせてくれたことがまるで昨日のことのようです。
あちらの世界ではお父様、お母様に会えましたか?
痛みからやっと解放されたね。もう我慢することなんてないよ。あなたらしく自由に伸び伸びとね。
Sueさん、今まで本当にありがとう。
これからもあなたは永遠に私の誇りであり、尊敬すべき愛しい友であり宝です。
この次に会う時も、いつものように明るく笑って胸を張って堂々と会えるように、あなたが私に贈ってくれた【常に愛と正義に溢れて前進し続けるノリコさん】でいると約束します。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。