こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
今日の主役さんは、当ピアノ教室のレッスン生の最長記録を兄弟揃って仲良く更新中のMくん、小学6年生です。
先日のレッスンでは、弟のAくんがスポーツの遠征のために海外に出かけて不在だったので、その分Mくんが、いつもの2倍の時間、みっちりレッスンを受講しました。
グッと集中して、先に進んだよね!
Mくん、Aくん兄弟がピアノを習い始めたのは、今から約6年前。
Mくんが幼稚園年長さんで、Aくんが年少さんのときです。
当ピアノ教室の生徒さんの中心は駐在員ご家族のため、日本への本帰国や他国へのスライドは避けては通れない、いわば宿命。
在星して2、3年ほどすると、後ろ髪を引かれるような思いでシンガポールを後にするご家族が多い中
Mくん、Aくんは、まだもう少しシンガポール生活が続く予定なのだそうです。
長いスパンで指導できるのは、ピアノ講師にとってありがたいことです。なぜなら
ピアノは長く続けてこそ、本当の価値が実感できるお稽古だから。
先日は、お母さんから、こんなお申し出も✨
「来年からKもレッスンお願いします」
出会った時は赤ちゃんだった末っ子のKくんは、今年6歳になります。
Mくん、Aくんのレッスンに伺う時間帯は帰宅前のため、しばらくお顔を見ていませんが
通っているローカル系の幼稚園でウクレレを教えてもらったのをきっかけに、お兄ちゃんたちが習っているピアノにも興味がでてきたのだそうです。
嬉しいですね。
あっというまに乳児、幼児を経て、いまやすっかり少年の面差しになっているのでしょう😃
この2、3年、Mくんのピアノ指導を通じて”成長したなぁ”と思うことがいくつかあります。
その一つが
自分の意見を持つことができるようになったこと。
今年の発表会で弾く曲は、あえて、いくつかの候補を用意し、Mくん自身に決めてもらいました。
それまでは、いろいろな提案をしても
「何でもいいよ」
「どっちでもいいよ」
といったお返事だったのですが
一つ一つの選択に自分の意思が入るようになったぶん重みが増し、練習への取り組み方に変化が出てきました。
責任感も高まってきたように思います。
とはいっても、小学校高学年ともなると、ピアノ練習に使える時間には限りがあります。
先日のレッスンでも
「あぁ….来週は塾で英語の試験があるんだよね」
と頭を抱えていたMくん。それでも
「ピアノをもっと弾けるようになりたい」
その気持ちは、常に一貫して変わらないのだそうです。
現在練習しているのはJ-POPの曲。
「弾いてみたい曲があるんだけど」
とのMくんの言葉を受け、ちょうどいいレベルの楽譜を選びました。
テンポが速く、リズムも複雑なので、弾きこなすのはなかなか難しく、指だけではなく頭も使いますが、短時間で効率よく練習するポイントも伝えたので、きっと大丈夫でしょう。
お父さん、お母さんはピアノを習った経験がないため、ご家庭での練習では自分の力だけが頼りのMくん。
時々勘違いもあるけれど、トライ&エラーを何度も繰り返しながら、コツコツ時間をかけて身につけた技術はちょっとやそっとで失われることはありませんよ。
一つのことに粘り強く取り組む姿勢もね💪
Mくん、これからも二人三脚で、じっくり気長に頑張っていきましょう。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。