こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
約1年かけて、オクターブの音をキチンと鳴らせるように、様々な課題曲を弾きながらコツコツと地道な練習をつみ重ねてきた、小学5年生のRちゃん。
当ピアノ教室で本格的にレッスンを開始して3年目を迎える直前に、オクターブが連続しているメロディの曲が、やっとキレイな音で弾けるようになりました。
おめでとう、よく頑張ったね㊗️
オクターブをうまく弾くには、手の大きさと同時に指の柔軟性が求められます。すなわち
大きな手だったら誰でも弾けるというわけではないんです。
手の大きさがまだ充分ではない成長期のお子さんのオクターブの練習には、バレエで開脚やトゥーシューズの練習をするときのように、指と指が引き攣れる感覚や筋の痛みを伴います。
慣れてくるまでは多少の我慢が必要ですが、無理をし過ぎてしまっては本末転倒。したがって、Rちゃんのような頑張り屋さん、負けず嫌いさんには、こんなお声掛けは欠かせません。
少しだけ休もうか?
レッスンでオクターブの練習をする時は、どんなに熱く打ち込んでいたとしても、たとえ本人が嫌がっても、タイミングを見て、休憩を挟むように促します。
本人の気の済むまで練習していると、知らず知らずのうちに腱や筋を痛めてしまうことがあるからです。
休みなく、ずっと弾き続けていると、どんどんのめり込んでいって疲れを感じなくなるので、注意してあげなくてはいけません。
何かに夢中になり、アドレナリンが身体を駆け巡ると、続けることが心地よいといったモードになります。いわゆる「ゾーンに入った」状態ですね。
みなさんも、そんな経験ありませんか?
ちなみに私は今までに2回、手を痛めて、手首に注射をしたことがあります。思わずうめき声が漏れてしまうくらい、とっても痛かったことを覚えています。治療の際、お医者様に
手を酷使し過ぎですよ
と叱られてしまい、とても反省しました。
もう2度とあんな思いはごめんですし、同じ思いを生徒さんに味わってほしくありません。
「これからも同じように弾いていたら、将来、手首を切開して手術をしなければいけなくなるよ」
と釘を刺されたので(汗)、それからはタイマーをかけて練習をして
あともう一回だけ
を我慢することを自分に課しています。
ところでみなさんは、オクターブの音をキレイに弾くのに意識するべきポイントは
弾いていない指
だということを、ご存知ですか?
「これだとダメだよね」と、Rちゃんが「よくない形」を作って見せてくれました。
少し前までは、オクターブを届かせるのに精一杯でしたが
指の形に気をつけたり、音の質にまで気を配る余裕とこだわりが生まれたことに、Rちゃんの成長を感じます。
さぁ、これからもっと、ピアノを弾くことが楽しくなってくるよ✨
すでに心の中に決めている「弾きたい曲」がたくさんあるようです。
ウキウキ気分で音符の計算も全問クリアしました。
やったね♬
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。