こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
昨夜は、楽しみにしていた辻井伸行さんのシンガポール公演の日でした。
本来ならば、レッスンと重なっている時間帯なのですが、たまたま昨日の最終レッスンが生徒さんの都合でお休みになることが事前にわかり、リサイタルに行くことが叶いました!
オンラインでチケットを取ったのですが、出足が遅れたため、案の定、最初に「1番オススメ」で表示された席が、向かって右側の端っこ。
ああ、もう、いい席は埋まってしまっんだわ、当然よね。
と諦めて
すぐに気を取り直して一つランクを落として再度検索をしたところ、手元がよく見えそうな左寄り中央のひと席がポンっと空いていたため、「これだ!」と即決しました。そのとき
座席の列をよく確かめず(移動中のタクシーの中でした 汗)
1階はもう一杯だから2階席よね?
と決めつけ
それならば、あったほうがいいわ
とオペラグラスを持参したのですけれど、実際会場に行ってみると、なんと…..
前から4列目、肉眼ではっきり指が見える席でした!
あれ???
何だかキツネにだまされたような気分。
前方の方がお値段が安いなんて不思議。。。
私は還暦にはまだ少しだけ間のある年齢なのですけれど、シニア特典までいただいちゃいました。
ラッキー♬
会場では、たくさんの知り合いの方々にお会いしましたよ。
コンサートは6歳以上入場可能だったのですが、平日の夜にもかかわらず、小学校低学年の、リトルピアニストとおぼしきお子さん方も多くおられ
みなさん、さすが! キチンとおりこうさんでマナーを守っていて、すっかり感心しました。
普段より少しおめかしした生徒さんたちとも休憩時間にバッタリお会いしたりして嬉し、はずかし♡
久しぶりのエスプラネード♬
ここを訪れると、非日常感がたっぷりで、いつも気分が「爆上がり」します。(←使い方、合ってますか 笑)
レッスンを終えてすぐに駆けつけるため、どこかに寄っている時間はないと思い、お腹を満たすためにカンタンなお弁当を用意してきて正解でした。
辻井伸行さんのシンガポール公演は、2013年に続き、今回2回目です。
今回も、前回同様、息を呑むような美しく繊細なペダリングに、大変感動しました。
細くて長い指の正確さは、もう、神がかっているという表現がピッタリ当てはまるような動きで、とにかく圧倒されっぱなし。
今回のコンサートの選曲で、個人的に目を引いたのは、ニコライ・カープスチンの楽曲を取り入れていたことです。
ニコライ・カプースチンは、1937年ウクライナ生まれの音楽家。
本格的なクラシックの素地の上に、スウィング・ジャズからビバップ、ラテン、ロックなどさまざまな技法やリズムを用い、さらに現代音楽の感性を取り込んだ独自の作風が特徴で、この新しいピアニズムは類例を見ないものとして、多くの音楽ファンを魅了し、日本でも、急速に人気を高めています。
ニコライ・カプースチンの作風とは。
ジャズとクラシックを融合した独特の作風を持つのが彼の最大の特徴である。年代的には現代音楽に属する作曲家であるが、実験的なものではなく、あくまで聴き手を意識した曲を書いている。
また、本人が優れたピアニストであることから、高度な演奏技巧が求められるピアノ曲を多数作曲している。こういったことに由来し、彼の音楽は非常に高い演奏効果を有し、演奏会向きといえる。
Wikipediaより引用。
辻井さんが今回の公演でニコライ・カプースチンの作品を選曲した理由は、ピアニストとしての新たなジャンルの開拓ということに加え、昨今の世界情勢を憂う心の叫びや、平和を願う祈りも込められているのではないか
情熱的な演奏を聴きながら、そんなふうに感じた、則子せんせーです。
3回目のアンコールに応えての演奏は「ラ・カンパネラ」。やはり格別です。両手の音のバランスが抜群に美しく、旋律が際立っています。なんとも繊細かつ正確なタッチを目の当たりにして、涙を抑えるのに必死でした。
鳴り止まない拍手と歓声の中、おしまいの合図なのでしょう、ピアノのフタをそっと閉めた辻井さんのお茶目な仕草に会場は大爆笑です。
辻井ワールドをたっぷり堪能した、感動を超えた感動に包まれた、至福の2時間でした。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。