こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
「ドレミファソラシド」の中で一番好きな音はなあに?
昨日の出張レッスンでの一コマ。
レッスン最後の「ノート」の時間に
「1番好きな音を書いてみて」
とお願いしてみると、迷うことなく即座にシャカシャカとえんぴつを動かし、五線の上に立派な4分音符を書き上げた6歳さん。
1番好きな音は
れ
なんだそうです。理由は
お名前に「れ」が入ってるから
なるほど!
そっか!
その答えを聞いて、20年くらい前、シンガポールに住む日本人ママたちの子育てサークル「ぷるち〜の」さんの定例ミーティングでピアノ演奏をするご依頼をいただいたときのことを急に思い出しました。
あの日は、リクエストをもらっていた数曲を弾いて、それで終わりの予定だったけれど
たまたま、初めてミーティングに参加されていたママが、演奏直後に話しかけてこられ
「素敵な演奏ありがとうございました。娘です、”みそら”です」
と、腕の中でスヤスヤと寝ていた、かわいらしい赤ちゃんをご紹介くださったので嬉しくなってつい
「もう一曲弾いちゃいます!」
と、みそらちゃんの健やかな成長を願いながら、その場で即興の曲を弾いたのでした。
もちろん「ミ、ソ、ラ、」の音からスタートです。
みそらちゃん母娘にお会いしたのは、あの時一度きりでしたが
今はどちらにおられるのかな?
元気に過ごしていらっしゃるといいな♬
さて、私の名前「のりこ」は、残念ながら「ドレミファソラシド」の音階に入っていませんが、私には子どもの時からずっと、名前の文字が含まれているからと親近感を感じて思い入れのある食べ物があります。
「あ、わかった、”のりたま”でしょ?」
と思われた方、んー残念。
正解は「なると」です!
5歳か6歳のとき、ひらがなを覚え始めた私は、ある日、なるとを見て激しい衝撃を受けました。
「どうして”の”って書いてあるの?」
「どうしてわたしが食べることがわかるの?」
(本人いたって真剣 笑)
不思議でたまらず、母に理由を訊いたこともあったように記憶していますが、どんな答えが返ってきたのかは覚えていません。
きっと納得できず、疑問はずっと頭の片隅に残っていたのでしょう。
“の”は、渦巻き模様なんだと腑に落ちたのは、それからずっとあとのことですが
今でもなるとが食べ物に入っていると気持ちが上がり、子どもの頃、そうしてたように、自分の方向から「の」に見えるように方向を整え、最後までだいじにとっておく《マイルール》があります。
「れ」が1番好きと打ち明けてくれた6歳さんも、曲に「れ」が入っていると、心をときめかせながらピアノを弾いているのかな?!
「れ」に自分を重ね合わせながら、これからも音の世界を自由自在に伸び伸びと飛び回り、グングン上達していくことでしょう。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。