こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は「ピアノ」と「オルガン」の違い、「電気ピアノ」と「電子ピアノの違い」、「キーボード」と「シンセサイザー」の違いなど、知っているようで知らない鍵盤楽器の違いについて、【もとヤマハデモンストレーター】の知識を活かし、メカニカルな部分にフォーカスしてご説明をしたいと思います。
少し踏み込んだ内容となりますが、それぞれの楽器の性能や特徴については、プロのピアノの先生でも明確な違いを把握しきれていない方も多いので必見ですよ!
「ピアノ」と「オルガン」の違いとは?
ピアノもオルガンも、どちらも鍵盤楽器ですが、この2つの楽器は、鍵盤タッチの違い云々の前に、まず音の出し方が違うという大きな特徴があります。
ピアノは、鍵盤に連動したハンマーが弦を叩いて音を出すので、広義においては打弦楽器に分類されます。
音に強弱をつけられますが、弾いた後に、音は次第に減衰し、やがて消えていきます。
一方オルガンは、鍵盤に連動して流れる空気が音を出すので、管楽器に分類されます。
音に強弱をつけることはできませんが、鍵盤から指を離すまで音が持続するのが特徴です。
ピアノとオルガンは、それぞれが誕生した時代も大きく異なり、ピアノは18世紀初頭の1709年。対するオルガンの歴史は古く、紀元前数世紀には存在していたとされています。
「電気ピアノ」と「電子ピアノ」の違いとは。
「電気ピアノ」と「電子ピアノ」は、物理的に音を出しているかどうかの違いがあります。
電気ピアノ(エレクトリックピアノ)とは、通常のピアノと同じくハンマーが弦を叩いて出した振動を電気信号に変換し、アンプとスピーカーから音を出す鍵盤楽器です。
物理的に弦を叩いているため、電源を繋がなくても小さいながら生音が鳴る、エレキギターのピアノ版のようなものといえるでしょう。
一方、電子ピアノは2種類あります。1つ目は、アナログの電子回路で生成された音を出力するもので、エレクトロニックピアノとも呼ばれるもの。
電気ピアノと違って物理的な音源を持たないので、電源を入れないと音は鳴りません。
2つ目は、デジタルの電子回路で生成された音を出力するもので、「デジタルピアノ」とも呼ばれます。
同じく生音は鳴りません。現在では「電子ピアノ」という場合、こちらのデジタルピアノのことを指すのが一般的です。
ヤマハのクラビノーバ、カシオのセルビアーノなどが有名ですね。当ピアノ教室でも、これらの電子ピアノでレッスンを受けておられる生徒さんが多くおられますよ。
キーボードとシンセサイザーの違いとは。
「キーボード」とは、鍵盤楽器の総称です。特に昔ながらのピアノやオルガンではない、楽器を指すことが一般的です。
デモンストレーター時代、則子先生は、国内外でヤマハのキーボードの新商品研修で講師を務めたり、演奏をしていましたよ。
北京。
香港。
一方「シンセサイザー」とは、電子的に音を合成(シンセサイズ)する楽器の総称で、必ずしも鍵盤は付いていません。
鍵盤の付いたシンセサイザーは、キーボードでもありシンセサイザーでもあるといえます。
また、電子ピアノの上位機種には、簡単なサンプリングなど、シンセサイザーの機能の一部を併せ持っているものもあります。
いかがでしたか?
ざっと簡単にご説明しましたが、鍵盤楽器選びの際の参考にしてみてくださいね。
当ピアノ教室では、本格的なレッスンを受けていただく際には、レッスンの効果を最大限に感じていただくために、88鍵盤のピアノタッチの電子ピアノまたはアコースティックピアノをご用意いただくことをお願いしています。
シンガポールの出張ピアノ教室Q&A ②/キーボードでもレッスンできますか?
体験レッスンでは、まだ楽器をお持ちではない方のご相談にも応じており、お一人お一人に合った楽器選びのお手伝いをしています。レンタル業者さんのご紹介もしていますよ。お気軽にお声をかけてくださいね。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。