こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
 
 

 

当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している、出張専門のピアノ教室です。

 

 

 
プロフィール
 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。

 

 

 
指導方針
 

 

 
ピアノレッスンコース
 

 

 

シンガポールは日本とピアノ教室の事情が異なり、法律により、講師の自宅でお教室を開講することは認められていません。
 
 

 

 
シンガポールのピアノ教室事情
 
 

 

 
当ピアノ教室は、シンガポール政府の定めた法律を遵守した、講師が生徒さんのお宅に出向いてレッスンを行う、出張ピアノ教室です。
 

 

 
Q&Aシリーズ⑩
先生のお宅でのレッスンはありますか?
 
 

 

 

講師 塚越 則子(つかごし のりこ)は、ヤマハ認定グレードにおいて、ピアノ、エレクトーンの演奏、指導共に最高位のグレードを保持する指導者であり、鍵盤楽器演奏のエキスパートです。

 

 

 

ヤマハ認定グレード

 

 

 

 

「お風呂が沸きました」が、クラッシック音楽を含む音楽で初めて音商標に登録されました。

 

 

 

ソファミ~ソドシ~ソレド~ミ~で始まるメロディーに続いて「お風呂が沸きました」の声。日本人の3人に1人が聞いているというノーリツ(神戸市中央区)の給湯器の音声が、特許庁の音商標として登録された。クラシック音楽を含む音声では初めてといい、手続きに奔走した担当者は「多くの人に愛されるメロディーは私たちの誇り」と喜んでいる。Yahooニュースより引用。

 

 

ノーリツの家庭用給湯器のリモコンから、自動のお湯張りが完了するタイミングで流れる音楽と「お風呂が沸きました」の声。

 

 

 

 

このシステムは、視覚障害者の不便を解消しようと開発され、1997年に登場しました。

 

 

 

 

 

使われているメロディーは、リトルピアニストにはお馴染みの、ドイツの作曲家テオドール・エステンのピアノ曲「人形の夢と目覚め」の、第2部「夢を見ているところ」の最初の4小節です。

 

 

 

 

 

 

当時の担当者が「ワンフレーズが10秒程度」「鉄琴の音でも違和感がない」といった条件で絞り込み、聞き飽きないクラシック音楽などから10曲の候補を選び、最終的に「お風呂に入る高揚感や幸福感が表現できる」と決めたのだそうです。

 

 

 

 

 

同社によると、2020年までのリモコンの累計販売は約1625万台で、1世帯平均人数を掛けると、日本の人口総数の約30%がこの音声を耳にしている計算になるということです。すごい数ですね!

 

 

 

 

 

 

商標として登録できるのは文字や図形だけだったのが、音声などにも適用されるようになったのは2015年のこと。それ以来、小林製薬の「ブルーレット」や、大正製薬の「ファイトー/イッパーツ」など、おなじみのフレーズ達が認定を受けたそうです。

 

 

 

 

 

 

そこでノーリツも17年に出願したところ、オリジナル曲ではない上に、社名や商品名が入っておらず「ノーリツと識別できない」として却下されたそうですが

 

 

 

 

 

「ここで引き下がるわけにはいかない」

 

 

 

 

 

と、知財部が動き(このような部署もあるのですね!)テレビCMの放送実績、社内報の記事などを集めて資料を作り直し、認知度の高さやノーリツとしての愛着をPRする形で18年に再出願したところ 

 

 

 

 

 

今年3月、メロディーとその後の声を合わせた計11秒の音声が、音商標として登録されることが決定しました(大拍手)

 

 

 

 

 

スタッフは「念願がかなった。長年親しまれたフレーズをこれからも大切にしたい」と話しているそうです。

 

 

 

 

 

「お人形の夢と目覚め&お風呂が沸きました」誕生から商標登録までには、知られざる、こんな感動的なエピソードが隠されていたのですね!

 

 

 

 

 

今回初めて、その舞台裏を知り、「人形の夢と目覚め」への親しみが、さらにグーンと深まりました♬

 

 

 

 

 

当ピアノ教室でも「人形の夢と目覚め」は発表会の曲として小学生の女の子に人気があります。

 

 

 

 

一度聴いたら忘れられないほどの強いインパクトを持つこの曲の、華やかでドラマティックな展開に、リトルピアニスト達は一様に心惹かれるようです。格調高く、弾き映えがするので、人前での演奏にぴったりの一曲ですよね♬

 

 

 

たまに、曲に対して「どれくらいの難易度ですか?」とのご質問をいただくことがありますが、「お人形の夢と目覚め」は、ブルグミュラー25の練習曲の終盤と、ほぼ同レベルです。

 

 

 

 

25曲めの「貴婦人の乗馬」には、似たテクニックがでてきますよ。

 

 

 

 

上手に弾きこなすために注意する練習のポイントを具体的にいくつか挙げると

 

 

 

 

◉右手の3度の重音のスラー

 

 

 

◉5番の指の持続音を含む、指の独立が必要な左手の和音の伴奏

 

 

 

◉正確なスタッカート

 

 

 

◉16分音符の下降ダイアトニックスケール

 

 

 

などです。

 

 

 

 

お風呂の音に続いての「お人形の踊り」の部分は、この曲のクライマックスでもあり、できるだけ速いテンポでの演奏が要求されますが、最初から速く弾こうとして、雰囲気だけで流してしまう練習の仕方は禁物です。

 

 

 

 

 

最初から速く弾くと、自分の音をしっかり聴くことより先に進めることに気持ちが行ってしまい、粒を揃えることや、正確にの和音をつかむこと、キレの良いリズム、なめらかな指の運びなど、決め手の部分がいい加減になってしまいます。

 

 

 

 

結果、キレイに仕上げることが出来ず、いつ弾いても、必ずどこかで間違えてしまう、といった問題が起こったり、うっかりミスを誘発しやすくなります。せっかく頑張っても、これでは報われませんよね。。。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

ミスをなくして曲の完成度を高めていくには、最初はゆっくりの練習から始めて、段々と速度を上げていく反復練習が効果的なので、曲に取り掛かるには、根気の良さが要求されます。

 

 

 

 

 

昨年の発表会で「お人形の夢と目覚め」を演奏したIちゃんは、ピアノ歴3年目で、満を期して、この曲に挑戦。

 

 

 

 

持ち前の真面目さと粘り強さを発揮して、「速いメロディの流れに乗って弾く」コツを覚え、苦手克服に無事成功しました♬

 

 

 

 

シンガポールのピアノ教室/小3女の子、弾き直しちゃう、戻っちゃうを克服!(動画あり)

 

 

 

 

これから「お人形の夢と目覚め」の練習に入るのは、新6年生のKちゃん。昨年日本からシンガポールに来たばかりで、半年ほどのブランクを経て、当ピアノ教室でシンガポールでのピアノレッスンデビューから4ヶ月目です。

 

 

 

 

先日は、ソメイヨシノの開花に合わせて実施した、当ピアノ教室オリジナル企画「桜プロジェクト」に参加して、美しい演奏を披露してくれました。

 

 

 

 

シンガポールの出張ピアノ教室/ピアノがお琴に?!オリジナル企画「桜プロジェクト」。(さくらさくらの演奏動画あり)

 

 

 

 

この間のレッスンでは、お手本演奏を聴いてもらった後のKちゃんの瞳の奥に、静かな闘志がシッカリ宿っていたのを、則子せんせーはバッチリ見逃しませんでした。

 

 

 

心の準備はすでにOKだね♡

 

 

 

 

 

 

新型コロナ肺炎が世界中で猛威を奮って早一年。

 

 

 

一時帰国の楽しみの一つである「お風呂の湯船にゆっくりと浸かる」ひと時を、シンガポールでも味わおうと、週末を利用してステイケーション先のホテルでバスタブのお風呂を楽しんで来る生徒さんのお話を、最近ちらほら耳にするようになりました。

 

 

 

 

昼間はプールで思い切り遊んで、夜はお風呂でリラックス。

 

 

 

 

いいなぁ〜♬

 

 

 

 

心惹かれるけれど、お楽しみは後にとっておくことが好きなタイプなので、コロナ禍でも私らしく(笑)

 

 

 

 

 

バスタブにゆっくり浸かるお風呂の楽しみは、自由な空の往来の再開が叶ったお祝いに♡と決めている、則子せんせーです♬