こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
昨日は、”2025年の出張ピアノレッスン始めの日”でした。
シンガポールでのピアノ指導、34年目の幕開けです。
まだ冬休み中のため、一時帰国中の生徒さんもおられ、フルスロットではありませんでしたが
久しぶりに生徒さんや保護者の方々の元気な姿に触れることができて、とても嬉しかったです。
レッスンでは一人一人と、今年の目標についてもじっくりと話し合い、レッスン終了時にはおうちの方と思いを共有しました。
何か行動を起こすとき、スタートラインで「〇〇します」と口に出して身近な人に宣言するって、みなさんの想像以上に《成功引き寄せパワー》があるんですよ。
ピアノレッスンを単なる「人生の通過点」や「数ある中のお稽古ごとのひとつ」で小さくまとめるのではなく、しっかりとそこから学びを得て、納得いく結果を導き出し、未来に活かせる価値ある経験にまで引き上げていくためには
⚫︎いま、どこを目指していくのか
⚫︎そのためには具体的に何をしたらいいのか
を常に意識しながら取り組む、そこにフォーカスさせる指導が必要不可欠です。そのためのカギとなるのは
自分で考え、行動する力を養うこと
が、まず第一歩だと私は考えます。
当ピアノ教室のレッスンでは、生徒さんにも頭を使って、たくさん思考してもらいますよ。
たとえば、こんな感じ。
昨日のNちゃんのレッスンでは、新曲に新たなテクニックが登場しました。そこですかさず質問。
「どうして同じ音なのに指づかいを変えるのかな?」
正解はひとつとは限りませんし、間違えたっていいんです。
Nちゃんは、しばし考え、こんな答えを導き出しました。
「そのほうがカッコいいから?」
なるほど。なかなかユニークな視点です。
いいね、いいねぇ😃
「あのね、同じ音を連打する時、指使いを変えた方が速く弾けるんだよ」
そう伝えたあと実際に試してみたNちゃん。
あ、ホントだね😃
と不思議そうにうなづいた仕草がたまらなく可愛いかった💝
この「ちょっとした”ひっかかり”」が大切なんです。時間をかけて、自分で考えたから忘れないし記憶に刻まれる。
自分で答えを導き出そうと、あれこれ、いろいろ考えてみる、そのプロセスにこそ、たくさんの学びがある、これって勉強も同じですよね。
こうしなさい
ああしなさい
と、上から目線で一方的に伝えるピアノ指導は、教える側からすると実はとてもラクチンなんですね。指導初心者にはよくありがちなパターンでもあります。
でも、それでは、ピアノ教室が、現代社会で問題視されている
「指示待ち人間」の製造工場になってしまう。
そんなのは絶対にイヤ‼️
当ピアノ教室の教育方針は、ピアノを学ぶことを通して
どんな世界に身を置いても、自分で道を切り拓き、たくましく生き抜いていく力を育てること
なのですから。私は自分自身のレッスンを
「楽しいレッスンです」
などと謳うことは一切ありません。楽器は遊具ではありませんし、そもそも
レッスンが楽しいかどうかは生徒さんが判断し、決めることですよね。「楽しいピアノレッスンをします」とアピールするのは
「おいしいレストランです」
と、食べ物屋さんが看板を掲げているのと同じくらい滑稽です。
すべての人が楽しいと感じるピアノレッスンなんて、現実的にあり得ない、嘘っぽいと感じるのは私だけでしょうか。
ピアノがうまくなるために日々練習を継続することは決してラクではありませんが、やがてそこに喜びを見出し、成長を実感したのちに、上達するために努力をすること自体を楽しいと感じ始め、夢中になる子どももいれば、一方で
すぐに思うようにならないと癇癪を起こしたり、八つ当たりをしたり、泣いたり、何かと理由をつけて、あっさりと挑戦をあきらめる子どももいます。
それぞれの持つ個性や特性、また、心の成長度合いの違いで、同じ状況でも反応は一人一人全く異なるのが自然な姿なのではないでしょうか。
何年かしたのちに、思うところがあって、再びピアノの世界に戻ってくるケースもありますよね。
長年、ピアノの指導に携わっている立場から、はっきりと断言できることは
一つのことに、ひた向きに努力できることは才能のひとつ
だということです。
ピアノを習い続けると、無意識のうちに少々のことではへこたれない精神性も身につきます。
話は少し飛びますが、ピアノ教室は、最初から、ものわかりのいい、(大人から見た)いいこちゃんの生徒さんだけを選り好みしてお受け入れするような方針には真っ向から反対です。
少数精鋭といったスタイルも反対です。
なぜなら、とても上から目線の響きがするし、何よりお相手に対して失礼だと感じるからです。大前提として
生徒さんがいるから
私とのレッスンを求めてくださる方々がいるから
私は世間に対して「ピアノの先生」を名乗れるわけです。そこを忘れて「天狗」になってはいけない。
生徒さんがいるからこそ先生としての自分をより高めるために、たゆまぬ努力を続けることができるのだし、学びのチャンスを得ることができる。このことにまず心から感謝をすることから全てが始まるのだと私は思うのです。
どんなにキャリアを積んでも、この基本姿勢は絶対にブレることはありません。
ただ、身体は一つであり、時間は全ての人々に平等です。必死に頑張っても全てのご希望に沿うことは物理的に不可能なためお断りするケースもあり、心苦しい限りなのですが
則子先生は、人一倍欲張りなので(笑)
ひとりでも多くの方と、これからも音楽の力を、できる限りたくさん分かち合って、奏でる幸せを存分に謳歌して、感動を共有していきたい、そう思っています。ですので、門戸は常に広く開けていますよ。ただし、お互いに心地よい関係を築くための「お約束」は守ってくださいね😃
2025年も引き続き、新たな挑戦を続け、シンガポールの日本人経営のピアノ教室界をリードしてまいります。
ありがたいことに、スケジュールは常にパンパンの状況ではありますが
真剣なラブコールには誠心誠意、全力を振り絞ってお応えいたしますので
則子先生とぜひ✨
そう感じた方は、直接ご連絡いただけると嬉しいです。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針