こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日の主役さんは、高校1年生のDくんです。
それでは早速、夏休み明けの初回レッスンでの演奏をたっぶりとフルでお聴きいただきましょう。
曲は、湯山昭先生の「お菓子の世界」より「ボンボン」です。
当ブログでも度々ご紹介していますが、ピアノ曲集「お菓子の世界」は、1971年にNHKの「ピアノのおけいこ」という番組のために「お菓子のベルト・コンベヤー」が作曲され、1973年に全音楽譜出版社の委嘱によって続く25曲が作曲され
以来、約50年にわたって、子どもから大人まで多くのピアノ学習者に親しまれているロングセラー作品です。
曲集は全26曲で構成されており、曲名だけでなく、曲のジャンルやスタイルも様々で、ジャズ風の曲もあれば、印象派的な曲や日本的な旋律の曲もあります。
うっとりするようなメロディーもあれば、現代風のリズムの曲もあり、演奏技術に加えて高い表現力も求められるため、各種ピアノコンクールの課題曲として採用されることも多いのですよ。
これまでのピアノレッスンでは、オーソドックスな古典派を中心に学んできたDくん。
基礎力を身につけつつ、ピアノへの意欲を底上げするのには、新たな視点からのアプローチと思い切った改革が効果的
との私の目論見通り、Dくんは、この「お菓子の世界」をとても気に入ったようで、熱心に練習に取り組んでおり、全曲制覇を目指して目下、頑張っています。
練習を進めていくうちに新しい学びへの興味もフツフツと湧いてきたようですよ😃
お母さんによると
曲の中にでてくるコードの一つを弾いて
「椎名林檎の曲は、こうなんだよね…」
と、呟きながら、楽曲分析をしたりもしているようです。
嬉しいです✨
椎名林檎、いいですよね。私も好きです💕
コードを自由自在に操れるようになると、ピアノを弾く楽しみの幅もグーンとスケールアップしますよ😃
将来、どんな道に進んでも、音楽が身近な存在としてDくんと共にあれば、生活に彩りと活気がもたらされることでしょう。
私が指導者として思い描くのは、そんな未来です。
ピアノを長年継続していることは、何より自信につながります。
Dくんとの出会いは2021年。
何を隠そう、私は《シンガポールで4人目の、Dくんのピアノの先生》なんです。
最初はシンガポール人、続いて日本人2人、そして私…
初対面で、来星してからのピアノレッスンの経緯を伺い、思わず絶句してしまいながら、「ここで私がなんとかしなくては!」と使命感に燃えた瞬間が、まるで昨日のことのように思い出されます。
早いもので、私が指導を一任されて今年で4年目に入りましたが、確かな成長の手応えを感じることに指導者としての喜びを感じる一方で、責任感で胸が震えるこの頃。
多くの生徒さんを育ててきた経験上、私は痛いほど知っています。
これから勉強に割く時間が増えるにつれ、必然的にピアノの練習時間を捻出するのに苦労するようになるのは明らかなことを。ですから
ピアノを習っていることにDくん自身が価値を見出し、充足感を感じ、成長に貢献できること
に私は全力を捧げていくと約束します。
今後もさらなる充実した時間をピアノを通じて提供できるように私自身も努力を続け、指導者として、より精進してまいります。
◆おまけ◆
Dくんのお姉さんのKちゃんも、当ピアノ教室の卒業生です。
アメリカの名門大学に見事合格し、たった2週間前に渡米したばかりですが、もうすっかり現地の生活に馴染んで、ルームメイトとも仲良しになり、大学生活を楽しんでいるとのこと。頼もしいですね。
キャンパス内の売店で、大学限定デザインのキティちゃんを発見したそうですよ。
ユニフォームを着ているのが分かりますか?
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて33年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針