こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
本日は、当ピアノ教室の公式ブログ連続投稿1500日達成を前に先頃実施した生徒さん、保護者の方々へのアンケートに寄せられたお言葉をご紹介する5日目です。
1日目はこちら。
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3日目はこちら。
4日目はこちら。
5日目の今日ご紹介するのは、当ピアノ教室でピアノを習い始めて3年目のSくん(小学3年生)のお母さんから頂戴したメッセージです。
レッスンでは、メインテキストのほかにもSくんの意向で発表会やコンクールの課題曲に選出される曲が多数収められている曲集なども同時使用して、演奏力、技術力を総合的に高めています。
頭を使うワークブックも大好き✨
公式ブログ連日投稿1500記念アンケート
🌼則子先生にピアノを習ってよかったと思うこと
時に投げやりになってしまう子に根気強く色々なアプローチで教えてくれるので、とても勉強になります。
🌼則子先生って、どんな人?
常に向上心を持っているとても情熱的な人。
🌼これまでのレッスン、発表会で印象に残っていること
エレクトーンを弾く姿がとてもかっこよかったです。
🌼則子先生に質問(音楽以外でも、もちろん🆗)
好きな和楽器はありますか?
(和楽器の漫画を読んでいて、ふと気になったので)
🌼これからのピアノレッスンで挑戦してみたいこと、弾いてみたい曲
日本人学校の校歌をカッコよく弾けるようになりたいそうです。
🌼その他、ご自由にメッセージをどうぞ。
子供が上手く弾けなくて拗ねてる時でも、明るく教えてくださっていつも感謝してます。
ここまで続けられてきたのは、先生のおかげです😭
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お母さん、大変ご丁寧にご回答いただき、どうもありがとうございます。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
ピアノレッスンを続けられているのは、おうちの方の的確なサポートがあればこそです。
いつも温かく見守っていただき、そして信頼して、任せていただき心より感謝いたします。
どんなに私が懸命に頑張っても、また、どんなにお子さんと「心が通じ合えて」いても、そこに価値を見出し、最終的に「ピアノを続けていくかどうか」の判断をするのはお父様、お母様です。
私は長きにわたる指導経験で、子どものピアノに限らず、何事も、成し遂げるためには成長の過程で紆余曲折は必ずあり、望む結果が見えて、手応えがつかめるまでには時間がかかり、それは上達とともにさらに加速していくものであるという【当たり前の真実】は、何か一つのことにじっくり腰を据えて、真剣に打ち込んだ経験をしたことのない人にとって、とてもわかりづらいものなのだということを骨身にしみて感じています。常識は一つではありません。言い換えると
それぞれの生きてきた、これまでの経験値や取り組みの姿勢によって、物事の捉え方の認識には大きなズレが生じるということですね。
どんな世界でも指導者は《つまづくことも含めて順調な証》であることを《自分もかつて通ってきた道》から充分に熟知していますので、その世界で一流の地位を築くために数々の経験を経て様々な工夫を重ね、時間をかけて独自の解決法を編み出し、あの手この手を使って生徒さんを導いていくための努力をし、新しい知識を得るために学び続け、そこから身につけた能力で、必要としている方々のお役に立つために日々研鑽を積んでいるわけですが
残念なことに、そんな詳細など知ったことかと言わんばかりに、専門家の見解なども一切無視して「表面だけ」や「思い込みだけ」で独断を下し、ご家庭の中だけで話を完結するケースも、このご時世では珍しいことではありません。
じっくりと育てていく、おおらかに伸ばしていくという視点が抜けてしまい、必要以上に目の前の問題を深刻にとらえ思い悩んだ末、視野が狭くなり極論に走るのは、世の中に溢れる情報に踊らされたり、余裕がなくなっていることを意味します。
そんな中、Sくんはご理解あるご両親のもと、のびのびと恵まれた最高の環境が整った中で、持っている力を存分に発揮し、ピアノの世界でもスクスクと成長を続けることができていることに指導者として感謝の念が絶えません。
これからもっとピアノが弾けることが楽しく、おもしろくなりますよ。より自信もついてくるでしょう。
自分への評価が厳しく、努力のかたまりのようなSくんですから、うまくいかない時の悔しさも人一倍ですが
一つ一つ、目の前の山を克服してきた結果、今の、たくましいSくんの姿があります。
レッスンを始めて最初の頃、初めて両手でメロディ、伴奏の曲を弾いたとき、Sくんは几帳面に音をそろえ、拙いながらも、一つ一つを、とても丁寧に扱っていました。その姿を見て思わず
ピアノの貴公子を目指そうね✨
とお声をかけると、Sくんはお母さんを振り返り、照れ臭そうに笑っていました。
あの日のレッスンを今、懐かしく思い返しています。あれからもう2年余りが過ぎました。週末の学校から帰宅直後すぐのレッスンで、疲れもたまっていると思いますが (スクールバックもとっても重い😆) 気力を振り絞り、よく頑張っています。えらいですね。
手もすっかり大きくなり、オクターブも余裕で届くようになって、ダイナミックな曲にも挑戦できるようになりました。12月に控えた、今年の発表会での晴れの舞台が、今から楽しみでなりません。
最後になりましたが、いただいたご質問にお答えしますね。
好きな和楽器はありますか?
小学校の音楽の授業で和楽器について教わった時から「笙」に興味があります。理由は管楽器の一種でありながら「和音」を奏でることができるからです。
笙の音色は、天から差し込む光にたとえられ「手の中のパイプオルガン」とも言われているそうですよ。雅な響きに気品を感じるのは私だけではないようです。
いつかピアノとコラボしてみたいなぁ….あ、エレクトーンもいいですね😃
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて33年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針